Minecraft Wiki
この記事には、Java Editionのアップデートに含まれる要素に関する内容が含まれています。 
この要素はJava Edition 1.20.3の開発版では登場していますが、この要素を含む正式なアップデートは行われていません。
この記事では、Bedrock Editionで計画されている要素に関する内容が含まれています。 
この要素は開発中のバージョンでは登場していませんが、Bedrock Edition 1.21.0での追加が計画されています。
この記事では、Trial Chambers〔トライアルチャンバー〕に見られるスポナーについて説明しています。他の構造物で見られるスポナーについては「モンスタースポナー」をご覧ください。
Trial Spawner
再生

不可

スタック

可(64)

回収道具

なし

爆発耐性

50

硬度

50

発光

する(8)

透過

一部

可燃性

なし

溶岩からの引火

しない

Trial Spawner〔トライアルスポナー〕は、Trial Chambers〔トライアルチャンバー〕に生成されるスポナーの亜種である。

入手[]

破壊について[]

Trial Spawnerは極めて固く、爆発に耐性を持つうえ破壊にはかなりの時間を要する。シルクタッチを用いたとしても、破壊時には何もドロップしない。

/giveなどのコマンドでのみ入手できる。

ブロック Trial Spawner
硬さ 50
採掘時間
デフォルト 75

自然生成から[]

Trial Chambersの一部の部屋に生成される。

用途[]

Trial Spawnerは接近したプレイヤーの人数に応じた数のMobを召喚する。召喚されたすべてのMobを倒すと人数分の報酬が与えられ、30分のクールダウンに入る。

起動[]

Trial Spawnerは半径14ブロック以内に近づいたプレイヤーを検知することができる。プレイヤーを一人でも検知すると、火花のようなパーティクルを打ち上げて試練を開始する。

一度試練が開始すると、召喚されるMobを全て倒すまでは作動し続ける。また同様に、一度検知されたプレイヤーも試練が終了するまでは、遠くに離れたり死んだとしても試練参加人数にカウントされ続ける。

ただし難易度がピースフルの場合は、召喚するMobの種類に関わらず起動することができない。

Mobの召喚[]

Trial Chambers〔トライアルチャンバー〕でスポーンするMobの種類については「Trial Chambers § Mob」をご覧ください。

Trial Spawnerが起動すると、設定されたMobをその周囲4ブロック以内に召喚し始める。

一度に出現していられるMobの体数上限は試練参加人数 + 2体、Breezeのみ試練参加人数 × 0.5 + 1体(小数点切り捨て)までであり、召喚されたMobを倒さない限りはそれ以上は召喚されない。

一回の試練で召喚されるMobの数は試練参加人数 × 2 + 4体、Breezeは試練参加人数 + 1体であり、すべてのMobを倒すと試練が完了する。

Mobが召喚されるには、動物は草ブロックの上、ガーディアンは水中など足元のブロックの条件は満たさなければならないが、明るさの条件は無視して召喚できる。

また、Trial Spawnerによって召喚されたMobは自然にはデスポーンしない。

試練の達成[]

Trial Spawnerによって召喚されたMobを全て倒すと試練が終了し、上面が開いて報酬が与えられる。

Mobが倒されたとみなされるのは、そのMobが何らかの理由で死ぬか、別の種類のエンティティに変化した場合である。

なお、クリーパー帯電クリーパーなどの変化はその個体のNBTデータが変化しただけで種族が変わったわけではないので倒されたとはみなされない。

スライムマグマキューブなど倒したMobから新しいMobが生まれる場合も、Trial Spawnerによって召喚された最初の個体のみを倒せばよい。

Trial Spawnerのカスタマイズ[]

Mobが設定されていないTrial Spawnerにスポーンエッグ使用すると、召喚するMobを設定することができる。

プレイヤーによって設置されたTrial Spawnerは報酬のデータを持っていない‌[1.20.5で廃止予定](Trial Chambersで使用される2つが候補に入っている‌[JE 1.20.5で追加予定])ので、/dataなどで報酬の決定に使用するルートテーブルを設定する必要がある。

報酬のアイテム[]

Trial Chambersに自然生成されるTrial Spawner(すべてのデフォルトのTrial Spawner‌[JE 1.20.5で追加予定])では、以下のアイテムが報酬として設定されている。

将来のJava Editionバージョン[開発中]では、それぞれのTrial Spawnerの試練報酬には、以下の分布で1個のアイテムスタックが格納される。

アイテム スタック数 [注釈 1] 比重 [注釈 2] 確率 [注釈 3] 平均出現
アイテム数
[注釈 4]
平均探索
チェスト数
[注釈 5]
Trial Key 1132650.0%0.5002.0
グロウベリー 2–1032611.5%0.6928.7
エメラルド 1–632611.5%0.4048.7
ベイクドポテト 1–332611.5%0.2318.7
金のニンジン 1–31263.8%0.07726.0
エンダーパール 11263.8%0.03826.0
再生のポーション 11263.8%0.03826.0
力のポーション 11263.8%0.03826.0
  1. チェスト内のアイテムのスタックの大きさ(スタックできない場合はアイテムの個数)
  2. チェスト内の他のアイテムと比較した場合のこのアイテムの比重
  3. 1つのチェスト内にこのアイテムが生成される確率
  4. 多数のチェストを平均したときの1つのチェストあたりのアイテム数の期待値
  5. このアイテムを発見するのに必要なチェストの探索数の期待値

サウンド[]

汎用[]

Java Edition:

サウンド字幕分類説明名前空間ID字幕キー音量ピッチ減衰
距離
ブロックが破壊されるブロックブロックの破壊時に鳴るblock.trial_spawner.breaksubtitles.block.generic.break0.90.816
ブロックが設置されるブロックブロックの設置時に鳴るblock.trial_spawner.placesubtitles.block.generic.place1.00.816
ブロックが採掘されるブロックブロックの破壊途中に鳴るblock.trial_spawner.hitsubtitles.block.generic.hit0.250.516
なし[sound 1]エンティティによる落下ダメージを伴う落下時に鳴るblock.trial_spawner.fallなし[sound 1]0.50.7516
足音エンティティによるブロックの上を歩行時に鳴るblock.trial_spawner.stepsubtitles.block.generic.footsteps0.151.016
  1. a b MC-177082

特有[]

サウンド字幕分類説明名前空間ID字幕キー音量ピッチ減衰
距離
〔トライアルスポナーが燃える〕ブロック発動中にランダムに鳴るblock.trial_spawner.ambientsubtitles.block.trial_spawner.ambient0.75-1.00.5-1.516
〔トライアルスポナーが発動する〕ブロックプレイヤーを検出し起動したときに鳴るblock.trial_spawner.detect_playersubtitles.block.trial_spawner.detect_player1.0変動[sound 1]16
〔Trial SpawnerがMobを召喚する〕ブロックMobを召喚時に鳴るblock.trial_spawner.spawn_mobsubtitles.block.trial_spawner.spawn_mob1.00.8-1.216
〔トライアルスポナーが開く〕ブロック蓋が開いた時に鳴るblock.trial_spawner.open_shuttersubtitles.block.trial_spawner.open_shutter1.01.016
〔トライアルスポナーが閉じる〕ブロック蓋が閉じた時に鳴るblock.trial_spawner.close_shuttersubtitles.block.trial_spawner.close_shutter1.01.016
〔トライアルスポナーがアイテムを出す〕ブロック報酬アイテム排出時に鳴るblock.trial_spawner.eject_itemsubtitles.block.trial_spawner.eject_item1.00.8-1.216
  1. 0.8-1.2か0.76-1.14

技術的情報[]

ID[]

Java Edition:

名称名前空間ID形態翻訳キー
Trial Spawnertrial_spawnerブロック・アイテムblock.minecraft.trial_spawner
名称名前空間ID
Block entitytrial_spawner

Bedrock Edition:

名称名前空間ID数値ID 形態翻訳キー
Trial Spawnertrial_spawner-315ブロック・アイテムtile.trial_spawner.name
名称セーブゲームID
Block entityTrialSpawner

ブロック状態[]

ブロック状態」も参照
名前 デフォルト値 取り得る値 説明
trial_spawner_stateinactive active作動中
cooldownクールダウン中
ejecting_reward報酬をドロップ中
inactive召喚Mobが未設定
waiting_for_playersMob設定済み、プレイヤー待機中
waiting_for_reward_ejection撃破完了~報酬ドロップの間

ブロックデータ[]

Java Edition:

  • ブロックエンティティデータ
    • すべてのブロックエンティティに共通するタグ
    •  required_player_range: プレイヤーを検出できる範囲の半径。1以上128以下で指定し、省略した場合は14。
    •  spawn_range: Mobがスポーンできる範囲の半径。1以上128以下で指定し、省略した場合は4。
    •  total_mobs: シングルプレイ時に試練達成までに召喚されるMobの数。省略した場合は6。
    •  total_mobs_added_per_player: 試練達成までに召喚されるMobの数の、二人目以降の参加プレイヤー一人当たりの加算数。省略した場合は2。
    •  simultaneous_mobs: シングルプレイ時に同時に存在できるMobの数。省略した場合は2。
    •  simultaneous_mobs_added_per_player: シングルプレイ時に同時に存在できるMobの数の、二人目以降の参加プレイヤー一人当たりの加算数。省略した場合は1。
    •  ticks_between_spawn: スポーン試行を行う周期(ティック)。デフォルトは40(2秒)。
    •  target_cooldown_length: クールダウンの長さ(ティック)。デフォルトは36000(30分)で、報酬排出にかかる時間もここに含まれる。
    •  spawn_potentials: 召喚するエンティティの候補のリスト。スポーン試行が行われた直後に、次のスポーン試行でスポーンさせるMobがこのリストから選択される。デフォルトでは空のリスト。
      • : 各候補のデータ。
        •  weight: 選択の確率を決定する比重。この候補が選択される確率は、この候補の比重/全候補の比重の総和である。1以上でなければならない。
        •  data この候補のデータ。
          •  entity: エンティティのデータ。
            • すべてのエンティティに共通するタグ
          •  custom_spawn_rules: スポーン条件を上書きするためのフィールド。省略可能。
            •  block_light_limit: ブロック由来の明るさの条件。単一の値でも、下限値 min_inclusiveと上限値 max_inclusiveを含む Compound型でもよい。
            •  sky_light_limit: 空由来の明るさの条件。単一の値でも、下限値 min_inclusiveと上限値 max_inclusiveを含む Compound型でもよい。
    •  loot_tables_to_eject: 報酬のアイテムを生成するのに使用されるルートテーブルの候補のリスト。デフォルトは空のリスト(spawners/trial_chambers/comsumablesおよび(同左)/keyで比重はどちらも1‌[JE 1.20.5で追加予定])。
      • : 各候補のデータ。
        •  weight: 選択の確率を決定する比重。この候補が選択される確率は、この候補の比重/全候補の比重の総和である。1以上でなければならない。
        •  data: ルートテーブルの名前空間ID
    •  registered_players: 現在試練に参加中のプレイヤーのUUIDのリスト。このリストの長さが報酬の量とMobの数の決定に使用される。
      • : 各UUID。
    •  current_mobs: この試練中に召喚され、まだ生きているMobのUUIDのリスト。
      • : 各UUDI。
    •  cooldown_ends_at: クールダウンが終わるゲーム内時刻(ティック)。現在クールダウン中でない場合は0。
    •  next_mob_spawns_at:次のスポーン試行を行うゲーム内時刻(ティック)。現在作動中でない場合は0。
    •  total_mobs_spawned: この試練内で今までに召喚したMobの数。現在作動中でない場合は0。
    •  spawn_data: 次のスポーン試行で召喚されるMobのデータ。前の試行が終わった後に spawn_potentialsを参照して決定される。また、中で回っているMobも決定している。
      •  entity: エンティティのデータ。
        • すべてのエンティティに共通するタグ
      •  custom_spawn_rules: スポーン条件を上書きするためのフィールド。省略可能。
        •  block_light_limit: ブロック由来の明るさの条件。単一の値でも、下限値 min_inclusiveと上限値 max_inclusiveを含む Compound型でもよい。
        •  sky_light_limit: 空由来の明るさの条件。単一の値でも、下限値 min_inclusiveと上限値 max_inclusiveを含む Compound型でもよい。
    •  ejecting_loot_table: 報酬のアイテムを決定するために使用しようとしているルートテーブルのUUID。すべてのMobが倒された時に loot_tables_to_ejectを参照して決定される。報酬待機段階でない場合は設定されていない。

歴史[]

2023年10月15日Minecraft Live 2023 でTrial Spawnerが発表された。
開発中のJava Edition
1.21
(実験的)
23w45a Trial Spawnerが追加された。
23w51a loot_tables_to_ejectのデフォルト値が、空のリストからTrial Chambersで使用されているもの(spawners/trial_chambers/comsumablesおよび(同左)/keyで比重はどちらも1‌)に変更された。
開発中のBedrock Edition
Update 1.21
(実験)
Trial Spawnerが追加された。

問題点[]

「Trial Spawner」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。

ギャラリー[]

脚注[]