Spleef(スプリーフ)とは、Minecraft に存在する競い合いのミニゲームである。このミニゲームは、足場のブロックを崩して相手を場外へ落下させ、最後までフィールドに残ることが目的となっている。
名前の由来は、ゲームにおいてブロックを無造作に破壊する行為を荒らし行為 (Grief) といい、それをもじったことからきている。
概要[]
Spleefは雪(ブロック)、葉、TNTといった簡単に破壊可能なブロックの上で行われ、ブロックの下には落ちたプレイヤーが入るための穴がある。プレイヤーは相手を落とすために、自分が落ちないようにしながら、相手の真下やその周りのブロックを破壊しなくてはならない。そしてフィールド上に残ったプレイヤーが勝ちである。Spleefはチームで戦ったり、また全員で他のプレイヤーを落とし合ったりする遊び方もできる。
ルール[]
Spleefには制限しすぎず、かつ公正なゲームにするための幾つかの基本ルールがあるが、他のアクティビティと同様に、ルールはサーバーによってよりよく変化する。
- ゲーム中はブロックを設置してはいけない。
- 落ちたプレイヤーはブロックを設置、破壊してはならない。
- ゲーム後、敗者はゲーム中破壊されたブロックを再設置する。(任意。 場合によっては代わりにコマンドブロックなども使われる。)
- プレイヤーの立つ位置が全員島に分かれて膠着状態になり、相手の島に行けずゲームが続けられない場合、より大きい島に立つプレイヤーを勝ちとするか、またそのままフィールドをリセットして続行することもできる。後者は自動でフィールドをリセットできる場合にのみ使える。
- そうすることを許可したルールを除き、プレイヤーを攻撃してはならない。
舞台[]
Spleefでは地面を簡単に破壊できる必要があるため、ほとんどの会場は雪や粘土ブロックを使用している。
ブロックを確実に高速で破壊するため、Spleefのプレーヤーはシャベルを装備する必要がある。
会場を囲む壁は通常、プレーヤーがゲームプレイをあきらめないよう、丸石, レンガ, 黒曜石, 岩盤など、採掘しにくい材料で作られている事が多い。会場のプレーヤーを観戦するため、会場の横には観客席がある事が多い。
通常会場の下には、敗者が会場を出るためのトンネルまたは階段がある壁穴がある。高さが高い会場では、会場を建設したプレーヤーは水を使用して敗者が落下ダメージを受けないようにしている。
負けた場合の威圧的な結果として、壁穴を溶岩で満たす建設者が多い。 参加者がアイテムを補完するためのチェストが設置され、負けてもアイテムを紛失しないようにすることが多い。
派生ゲーム[]
spleefは柔軟性があるため、ゲームモードを様々な方向で変更できる。複数レベルの会場を作成し、1つの会場で負けると、次の会場で再開するのが一般的である。派生ゲームに共通するテーマは、炎, 爆発, Mobなどのゲームプレイ要素を組み込むことである。一部のバージョンでは、誰かがプレーヤーの下からブロックを破壊することができるが、プレーヤーがジャンプできないようにするなどの縛りが組み込まれているバージョンもある。上記のルールでのべたように、他のプレーヤーを攻撃することも時々許可されている。
歴史[]
SpleefはClassicのマルチプレーヤークリエイティブモードのリリース直後の2009年6月23日までにサーバーで開始された。ルールと名前は、Greenslimy, Pentaclam, Maulrusによって作成された。[要出典] NotchがTumblrでこの記事についてブログを書いた後、最初に人気を得た。[1] その後すぐに膨大な数のサーバーと派生ゲームが作成された。SpleefはMinecraft Classicで直ぐに人気を博し、Alphaでは徐々に人気を獲得した。AlphaはすぐにBetaになった。今日のMinecraftの最新バージョンではかなりの人気があり、ほぼすべての主要なパブリックサーバーに何らかのSpleef会場が設置されている。
疑わしいが、BlocklandからMinecraftへの移植版として始まったかもしれない。2004年、Blocklandでは、ブロックに槍を投げると消えてしまう「spleef」があった。これをプレイした人がMinecraftで再作成し、他の人もそれを始めた可能性がある。
Tron 2.0は2002年に同様のゲームモードを特徴としており、反対側のチームはTronディスクを使用して溝の両側のプラットフォームを破壊した。
2016年8月30日更新の時点で、ゲームのコンソール版にはTumbleと呼ばれるSpleefの公式バージョンが含まれている。