server.propertiesは、(MinecraftあるいはMinecraft Classicの)マルチプレイサーバーの全ての設定を保存するファイルである。
server.properties を編集する際には、行の順序は任意に変更して構わないが、元と同じ構造にすることが重要である。等号の前の文字列ははキーであり、変更してはいけない。等号の後の文字列はプロパティの値で、編集してよい。#
で始まる行はコメントである。これらの行は変更したり削除してもゲームに影響はない。
server.propertiesに変更を加えた後、それらをサーバーに適用するには、サーバーを再起動しなければならない。もう一つの手段として、サーバーコンソールやゲーム内で/reload
を使用することもできる。
server.propertiesで全てのプロパティが指定されていない場合(新しいバージョンで新しくプロパティが追加された場合や、ファイルが存在しない場合など)、起動時にサーバーはserver.propertiesは新しいプロパティを含むファイルを書き換え、新しいプロパティに初期値を設定する。
server.propertiesは拡張子に関わらず、単にUTF-8のテキストファイルであり、Windows用のメモ帳、Mac用のテキストエディタ、Linux用のnanoやvimなどのテキストエディタで編集できる。
ファイルの場所
このファイルは、(存在しない場合に)サーバーの初回起動時に自動的に生成される。
OS | ファイルの位置 | 備考 |
---|---|---|
Windows | server.jarと同じディレクトリ | |
Linux
Unix Unix/Mac |
作業ディレクトリのパス (pwd) |
ホームディレクトリ(/home/ユーザー名)から起動した場合、サーバーファイルは/home/ユーザー名に生成される。サーバーファイルを生成する際には、以下の点に注意する必要がある。
|
server.properties
これらは新しくインストールされる Minecraft サーバーのデフォルト設定である。
#Minecraft server properties #(last boot timestamp) enable-jmx-monitoring=false rcon.port=25575 level-seed= gamemode=survival enable-command-block=false enable-query=false generator-settings= level-name=world motd=A Minecraft Server query.port=25565 pvp=true generate-structures=true difficulty=easy network-compression-threshold=256 max-tick-time=60000 max-players=20 use-native-transport=true online-mode=true enable-status=true allow-flight=false broadcast-rcon-to-ops=true view-distance=10 max-build-height=256 server-ip= allow-nether=true server-port=25565 enable-rcon=false sync-chunk-writes=true op-permission-level=4 prevent-proxy-connections=false resource-pack= entity-broadcast-range-percentage=100 rcon.password= player-idle-timeout=0 force-gamemode=false rate-limit=0 hardcore=false white-list=false broadcast-console-to-ops=true spawn-npcs=true spawn-animals=true snooper-enabled=true function-permission-level=2 level-type=default spawn-monsters=true enforce-whitelist=false resource-pack-sha1= spawn-protection=16 max-world-size=29999984
20w28aの初期設定
Minecraft のサーバープロパティ
キー | 種類 | デフォルト値 | 解説 |
---|---|---|---|
allow-flight | ブール値 | false | サバイバルモードで、飛行を可能にする Mod を導入しているプレイヤーに飛行を許可する。
allow-flight が有効になると、荒らし(=Griefer、バグを悪用するプレイヤー)の活動がしやすくなるので、荒らしが多くなるだろう。クリエイティブモードでは、このプロパティは効果を持たない。
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allow-nether | ブール値 | true | プレイヤーがネザーに行くことを許可する。 |
broadcast-console-to-ops | ブール値 | true | コンソールコマンドの出力をオンラインのオペレータに送信する。 |
broadcast-rcon-to-ops | ブール値 | true | オンラインのオペレータにrconコンソールのコマンド出力を送信する。 |
difficulty | 文字列 | easy | サーバーの難易度(Mob から受けるダメージや、プレイヤーの空腹度、毒のダメージなどに影響する)を決定する。
難易度が数値で指定されている場合、難易度名に置き換えられる。
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enable-command-block | ブール値 | false | コマンドブロックを有効にする。 |
enable-jmx-monitoring | ブール値 | false | オブジェクト名net.minecraft.server:type=Server およびaverageTickTime 、tickTimes の2つの属性を持つMBeanを公開し、ミリ秒単位のティックを公開する。
Java runtimeでJMXを有効にするには、ここに記載されているように、JVMフラグを起動時に追加する必要がある。 |
enable-rcon | ブール値 | false | サーバーコンソールへのリモートアクセスを有効にする。 |
sync-chunk-writes | ブール値 | true | 同期チャンク書き込みを有効にする。 |
enable-status | ブール値 | true | サーバーをサーバーリスト上でオンラインとして表示する。
falseに設定すると、クライアントからの応答を抑制する。オフラインとして表示されるが、接続を受け付ける。 |
enable-query | ブール値 | false | GameSpy4 のプロトコルサーバーリスナーを有効にする。 サーバーに関する情報を取得するために使用される。 |
entity-broadcast-range-percentage | 整数(0~500) | 100 | エンティティがどの程度近くにいる場合にクライアントに送信するかを制御する。値を高くするほど遠くから描画され、ラグが発生する可能性がある。これはデフォルト値の割合で表される。50に設定すると通常の半分になる。これはクライアントのビデオ設定の機能を真似ている(描画距離のように、クライアントがサーバーの設定下であれば変更することができる)。 |
force-gamemode | ブール値 | false | プレイヤーにデフォルトのゲームモードで参加させる。
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gamemode | 文字列 | survival | ゲームモードを決定する。
難易度が数値で指定されている場合、難易度名に置き換えられる。 |
generate-structures | ブール値 | true | 構造物(村など)を生成するかどうかを決定する。
注意: これが false に設定されている場合でも、ダンジョンは生成される。 |
generator-settings | 文字列 | なし | ワールド生成のカスタマイズに使用される設定。フォーマットに従い、JSONを記述する。全ての: は\: でエスケープする必要がある。
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hardcore | ブール値 | false | true に設定した場合、プレイヤーが死んだ際にスペクテイターモードになる。 |
level-name | 文字列 | world | 「レベル名」の値は、ワールド名とそのフォルダ名として使用される。ここで保存したゲームフォルダをここにコピーし、名前を同じフォルダに変更して代わりに読み込むこともできる。
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level-seed | 文字列 | なし | シングルプレイのように、ワールドのシード値を設定できる。新しくワールドを作るときに利用される。
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level-type | 文字列 | DEFAULT | 生成されるマップのタイプを決定する。
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max-build-height | 整数 | 256 | 建築が許可される最高高度。地形の生成は、制限を越えて生成される場合がある。256が最大値であるが、8の倍数である必要がある。 |
max-players | 整数(0~(2^31 - 1)) | 20 | 同時にサーバー上でプレイできるプレイヤーの最大数。より多くのプレイヤーがサーバー上に存在する場合、より多くのリソースを使用することに注意。また、OPプレーヤーの接続数は最大プレイヤー数には数えられないが、OPは現在、満員のサーバーに参加することはできない。ただし、これはサーバーのディレクトリにある ops.json というファイル中にある、変更したい OP プレイヤーの bypassesPlayerLimit を true(デフォルトは false)に設定することで変更できる。このフィールドの値が非常に大きいと、クライアント側のユーザーリストが壊れてしまう。 |
max-tick-time |
整数(0~(2^63 - 1)) | 60000 | サーバーのウォッチドッグが、サーバーを停止させるまでにかかる単一ティックの最大ミリ秒。サーバーの停止時に A single server tick took 60.00 seconds (should be max 0.05); Considering it to be crashed, server will forcibly shutdown. というメッセージが表示される。この基準が満たされると System.exit(1) が呼び出される。
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max-world-size |
整数(1~29999984) | 29999984 | ワールド境界の最大サイズの半径を設定する。ワールド境界を大きく設定すると、コマンドは正常に実行されるが、実際にはワールド境界は上限を超えて広がらない。max-world-sizeをデフォルト値よりも大きく設定しても何も起こらない。
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motd | 文字列 | A Minecraft Server | クライアントのサーバー一覧の、サーバー名の下に表示されるメッセージ。
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network-compression-threshold |
整数 | 256 | デフォルトでは、n-1バイトの大きさのパケットは正常に送信できるが、nバイト以上のパケットは圧縮されるため、数値が小さいほど圧縮率は高くなるが、少量のバイトを圧縮すると、実際には入ったものよりも大きな結果になる可能性がある。
注意:イーサネットの仕様では、64バイト未満のパケットは64バイトにパディングされる必要があるため、64未満の値を設定しても効果がない場合がある。MTU(通常は1500バイト)を超えることもお勧めしない。 |
online-mode | ブール値 | true | サーバーは、プレイヤーをMinecraftアカウントデータベースに対して接続チェックする。サーバーがインターネットに接続されていない場合にのみ、これをfalseに設定する。これがfalseに設定されている場合、偽のアカウントを持つハッカーが接続できる! minecraft.netがダウンしているかアクセスできない場合、これがtrueに設定されていると、プレーヤーは接続できない。この変数を意図的にオフに設定することをサーバーの「クラッキング」と呼び、現在オンラインモードがオフになっているサーバーを「クラッキング」サーバーと呼び、Minecraftのライセンスのないコピーを持つプレイヤーが参加できるようにする。
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op-permission-level | 整数(1~4) | 4 | /op を使用したときに与えられるデフォルトの権限レベルを設定する。すべてのレベルは、その下位のレベルの権限を有している。
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player-idle-timeout | 整数 | 0 | 無操作のプレイヤーがサーバーからキックされるまでの時間を分で設定する。0にすると無効になる。
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prevent-proxy-connections | ブール値 | false | サーバーから送信されたISP/ASがMojangの認証サーバーと異なる場合、プレイヤーはキックされる。
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pvp | ブール値 | true | サーバーでの PvP を有効にする。PvPが有効な場合にのみ、プレイヤーが自身に向けて撃った矢のダメージを受ける。
注意: プレイヤーによって発生した間接的なダメージ(溶岩や炎、TNT、水や砂、砂利での窒息など)は、PvP が有効でなくとも受ける。 |
query.port | 整数(1~(2^16 - 2)) | 25565 | クエリサーバーのポート番号を設定する。(enable-query を参照) |
rate-limit | 整数 | 0 | プレイヤーがキックされるまでに送信できるパケットの最大量を設定する。0 に設定すると無効になる。 |
rcon.password | 文字列 | なし | RCONのパスワードを設定する。リモートコンソールプロトコルで、他のアプリケーションがインターネット経由でMinecraftサーバーに接続できるようにする。 |
rcon.port | 整数(1~65534) | 25575 | RCONネットワークのポート番号を設定する。 |
resource-pack | 文字列 | なし | リソースパックへの URI を設定する。プレイヤーは使用するかどうかを選択することができる。
設定する際に(1.15.2以前のいくつかのバージョンでは)、 リソースパックのファイルサイズが100MiB(1.15以前:50MiB(≒50.4MB))を超えない必要がある。ダウンロードの成否はクライアント側で記録され、サーバー側には記録されないことに注意。 |
resource-pack-sha1 |
文字列 | なし | リソースパックのSHA-1 digestを小文字の16進数で指定できる。 リソースパックの整合性を検証するために使用されるため、指定することが推奨される。
注意:リソースパックが異なる場合、サーバー起動時にコンソールに「Invalid sha1 for resource-pack-sha1」という黄色いメッセージが表示される。ハッシュ関数の性質上、エラーが発生する可能性は僅かであるため、この結果は何の影響も与えない。 |
server-ip | 文字列 | なし | サーバーを特定のIPにバインドしたい場合に設定する必要がある。server-ipは空欄にすることが推奨される。
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server-port | 整数(1~65534) | 25565 | サーバーがホスト(リスン)するポート番号を設定する。(ルーターやファイアウォールを使用している場合は)NAT を使用したネットワークでポートフォワードをしなければならない。 |
snooper-enabled | ブール値 | true | サーバーが定期的にsnoopデータをhttp://snoop.minecraft.netに送信するかどうかを設定する
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spawn-animals | ブール値 | true | 動物がスポーンできるかどうかを決定する。
ヒント: もし大きなラグが発生しているなら、この設定を false にするとよい。 |
spawn-monsters | ブール値 | true | モンスターがスポーンするかどうかを決定する。
この設定は difficulty が 0(ピースフル)に設定されていた場合には機能しない。また、difficulty が 0 でない場合でも、モンスタースポナーからモンスターはスポーンすることができる。 ヒント: もし大きなラグが発生しているなら、この設定を false にするとよい。 |
spawn-npcs | ブール値 | true | 村人がスポーンするかどうかを決定する。
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spawn-protection | 整数 | 16 | スポーン保護の半径を2x+1として決定する。これを0に設定しても、スポーン保護は無効にならない。0は、スポーンポイントの単一ブロックを保護する。1は、スポーンポイントを中心とした3x3の領域を保護する。2は5x5を保護し、3は7x7を保護する。このオプションは、最初のサーバーの起動時に生成されず、最初のプレーヤーが参加したときに表示される。 サーバーにopsが設定されていない場合、スポーン保護は自動的に無効になる。 |
use-native-transport | ブール値 | true | Linuxサーバーのパフォーマンスの向上:Linuxでのパケット送受信の最適化
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view-distance | 整数(2~32) | 10 | サーバーがクライアントに送信するワールドデータの量を、プレーヤーの各方向のチャンク(直径ではなく半径)で測定して設定する。 サーバー側の表示距離を決定する。
10がデフォルト/推奨である。 大きなラグがある場合は、この値を小さくすることが推奨される。 |
white-list | ブール値 | false |
ホワイトリストを有効にする。 ホワイトリストを有効にした場合、ホワイトリストにないプレイヤーは接続できなくなる。例えば、顔見知りの友達や知らない人から申請により許可されるサーバーなど、プレイベートなサーバーを対象とする。
注意:OPは自動的にホワイトリストに登録されるため、ホワイトリストに追加する必要はない。 |
enforce-whitelist | ブール値 | false | サーバーにホワイトリストを適用する。
このオプションを有効にした場合、ホワイトリストファイルに登録されていないプレイヤーは、サーバーがホワイトリストファイルを再読み込みした後に、サーバーからキックされる。
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Minecraft Classic サーバープロパティ
キー | 種類 | デフォルト値 | 解説 |
---|---|---|---|
verify-names | ブール値 | true | 有効にすると、サーバーがMinecraft.net上でクライアントが同じIPでログインしていることを確認する。サーバーがローカルIP(127.0.0.1)を参照し、Minecraft.netが外部IPを参照するため、サーバーをホストしているのと同じコンピューターでプレイしようとするユーザーに問題が発生した。ホストしているのと同じコンピューターからサーバーでプレイしたくない場合は、これを有効にするとよい
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admin-slot | ブール値 | false | サーバーがいっぱいの場合でも、opsの参加を許可する |
public | ブール値 | サーバーをサーバーリストに表示するかどうか。
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server-name | 文字列 | サーバーの名前。 これはサーバーリストに表示され、誰かがサーバーに参加しているときに表示される
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max-players | 整数(0~256) | サーバーで同時にプレイできるプレーヤーの最大数。 多くのプレーヤーがサーバー上にいる場合、多くのリソースが使用されることに注意。また、管理者接続は最大プレーヤーに対してカウントされない。 | |
max-connections | 整数(1~3) | サーバーが同じIPから受け入れる接続の最大数。
注意:3より大きく設定しようとすると、3に戻る。 | |
motd | 文字列 | MOTDはMessage of the Day(今日のメッセージ)の略だが、毎日変更する必要はない。 ユーザーがサーバーに参加すると、MOTDが表示される。 | |
grow-trees | ブール値 | サーバーで植えられた苗木が木に成長するかどうか。
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