Mod(日:モッド)は、Minecraft のゲーム内容を改変するものである。Modは「Modification(改造)」の略語である。
用途[]
多くの Mod は、ゲームへのコンテンツの追加や、ゲームプレイの変更、クリエイティブ操作の変更などの拡張や変更を与えるものが主である。
一部の Mod には大きな拡張性を持っているものもあり、他にも、軽量化やグラフィックの強化、ゲームプレイの最適化をするものなどが存在する。
2017年現在、 Minecraft 用の Mod として、Minecraft Forge (またはFML) を使用した ForgeMod と呼ばれる種類と、 Bukkit API を使用した Bukkitプラグインと呼ばれる種類が存在する。
前者が主に大幅な要素追加やテクスチャ追加、GUI追加を行う Mod で、多くはクライアントとサーバー側両方に入れる必要がある場合が多い。後者が主に既存のGUIや機能を利用し新規機能を追加する Mod で、多くはサーバー側にのみ導入を行えばよい。
(以前はRituami氏作成の Mod Loaderと呼ばれるものが主流であったが、正式対応を1.6.2で打ち切られ、1.6.4で完全に Forge に内包されたので現在では過去バージョンでのMod作成でのみ使われる)
Pocket Edition では、iOS は脱獄、Android はBlockLauncherまたはMCPE Masterを用いることで Mod を利用できる。また、Console Edition では Mod を利用できない。
Modの種類[]
クライアントベース[]
クライアント Mod は、ゲームファイル自体を改変する。利用には、カスタムクライアントではなく minecraft.jar の改変を必要とする。
サーバーソフトウェアは、基本的にクライアント側のカスタムコンテンツを無視するため、サーバー側にその Mod が導入されていない限りSMPではほとんどは機能しないだろう。ただし、Loader/API タイプのクライアント Mod(ModLoader、AudioMod など)やクライアント側のみに効果を与える Mod(Optifine、Rei's Minimap、TooManyItemsなど)は、サーバー側での導入がなくとも利用できる場合がほとんどである。
サーバーベース[]
サーバー Mod は、公式のサーバーソフトウェアを改変する。使用できるコマンド(ban や kick など)を権限として割り振ったり、コマンドの出力と送信を監視するなど、サーバーの管理を容易にするものが一般的である。
サーバー Mod | ||||
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名称 | 説明 | バージョン | リンク | 最新リリース |
Voidity |
優れた安定性を持つ多機能なオールインワンサーバー Mod。
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1.7.2 R1.4 | ホームページ | |
CanaryMod |
Canary Classic の後継 Mod。
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1.8.0-1.2.0(開発版) 1.7.10-1.1.2(安定版) |
ホームページ | |
Bukkit |
独自サーバーソフトウェアとして人気を持つ Mod API。開発中止。
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1.7.9-R0.2 | ホームページ フォーラム |
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Spigot |
Bukkit をベースとしたサーバーソフトウェア。
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1.12.2 | ホームページ フォーラム |
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Thermos |
ForgeMod と Bukkit プラグインを同じサーバーに組み合わせることができる
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Build #58 | 最新ビルド(2017/03/17現在) | |
Sponge |
Forge に実装された(pout/Flow’s APIs に基づいた)新しい API を組み込んだサーバーソフトウェア。Glowstone、Cauldron、Spout などの Minecraft のモデリングコミュニティからのサポートを受けている |
1.12.2(実験版) 1.11.2(安定版) |
ホームページ ダウンロード |
Modパック[]
Mod パックとは、すべて動作するように構成された Mod の集合体である。多くは、工業、クエスト、魔術のようなテーマでまとめられる。これには専用のランチャーやインストーラーがあり、導入や起動が容易にできるようになっている。Feed The Beastで紹介されている中では、Infinityや、少し古いものではTekkit、Hexxitが人気を誇る。また、Crafting Deadといった小型な Mod パックもあり、そのほとんどはTechnic Packの Minecraft Technic Launcher を使用する。
Mod パックの入手は専用ランチャーからが主で、導入から起動まで簡単に行える。数ある中で人気が高いのがFeed the Beast、Technic、ATlauncher、Curse.com clientの4つのランチャーである。一部では、サーバー用の Mod パックもダウンロードできる。
バグ[]
Mod を導入していると、ゲームが正常に動作しなくなり停止することがある。その問題について報告したい場合には、まず導入しているすべての Mod を外し、その問題がまだ発生するかを確認する。問題が発生し続ける場合はそれをバグトラッカーに報告できる。そうでなければ、最低限の Mod 構成で問題を再現した後、導入している Mod を作者に報告するといい。
Minecraft がクラッシュすると、改変されたゲームはクラッシュレポートにフラグが付けられる。
クラッシュレポートには、下部付近の行に以下のテキストが表示される。
Is Modded: Probably not. Jar signature remains and client brand is untouched Is Modded: Very likely; Jar signature invalidated Is Modded: Definitely: client brand changed to (present loader, such as "fml,forge" or modloader) Is Modded: Unknown (can't tell)
一部を省略したクラッシュレポートの例は以下の通りである。
クラッシュレポート |
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エラー: 文字列の長さが上限の 1,000 文字を超えています。 |
Mod を確認するコードは非常にシンプルだが、それが必ずしも正しいとは限らない。Mod が導入されているには関わらず「Probably not」(Mod 未導入)と出力されることがあるからだ。しかし、mineraft.jar が改変されていない場合は「Very likely」(Mod 導入の可能性)のメッセージが「yes」として表示される。また、Minecraft Forge API が導入された Bukkit サーバーでは、クラッシュなどの同様の状況下において「Definitely」(Mod 導入済)と表示される。
「Probably not」が表示されるのは、クライアント/サーバーの .jar ファイル内をチェックし、META-INF フォルダが存在していると確認された場合だ。このフォルダが存在せずにバニラのように動作している場合は「Very likely」、クライアントが完全にバニラでないと判断された場合は、以下のように追加のクライアント名が表示されるため「Definitely」となる。
Is Modded: Definitely: Client brand changed to 'fml,forge'
上記のバグなどの問題から、Modは新しい世界で遊ぶことを推奨する。
関連項目[]
- プラグインAPI - Modder がより簡単にゲームにコンテンツを追加することができる開発中の機能。
- Mod/チート
- Mod/Modの導入 - Mod の導入方法についてのガイド。
- Mod/Forge Modの導入 - Forge を使用して Mod を導入する方法についてのガイド。
- Mod/Modの作成 - Mod の作成方法についてのガイド。
- ツールとエディター/Modding - Mod の導入と作成するためのツールの紹介。
外部リンク[]
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