訳註
亀甲括弧内の日本語訳は確定したものではありません。今後変更が行われる場合があります。
Minecraft 23w43a
エディション | |
---|---|
種類 |
スナップショット |
リリース日 |
2023年10月25日 |
親バージョン | |
ダウンロード | |
難読化マップ | |
プロトコルバージョン |
dec: 1073741983 |
データバージョン |
3686 |
Java Edition 23w43aは、2023年10月25日にリリースされたJava Edition 1.20.3に向けた4番目のスナップショットである[1]。このスナップショットでは、技術的変更とバグの修正が行われた。
追加要素[]
コマンドフォーマット[]
/tick
- ティック処理の流れを操作しゲームのパフォーマンスをデバッグするために使用するコマンド。管理者以上の権限レベルが必要であり、コマンドブロックやデータパックからは実行不可。
- 以下の構文を持つ。
/tick query
- 現在のティック速度とティック時間のパフォーマンスを取得する。
/tick rate <速度>
- ティック速度を
<速度>
ティック/毎秒に変更する。<速度>
は1.0以上10000.0以下でなければならない。値が小さいほどゲームの処理はゆっくりになる。逆に大きすぎるとゲームが要求に対して定常的に遅れるようになるため、クラッシュが発生する。/tick query
かF3 + 2を使用してパフォーマンスを測定し、適切なTPSに設定するのに使用できる。 - 20.0以下に設定するとプレイヤーの移動速度や入力操作も同様にゆっくりと処理される。一方20.0以上では反応速度は本来のものになるが、エンティティの補間に誤作動を生じる恐れがある。
- ティック速度を
/tick freeze
- プレイヤーおよびプレイヤーが騎乗しているエンティティ以外のすべてのゲーム内要素を停止する。停止したワールド内を自由に動き回り、問題をデバッグ・特定するのに役立つ。
/tick step <時間>
- ゲームを停止した状態から、
<時間>
ティックだけ一時的に処理を実行する。
- ゲームを停止した状態から、
/tick step stop
- 先の一時的処理を強制終了し、再び停止状態に戻す。
/tick unfreeze
- 停止状態を解除する。
/tick sprint <時間>
- 処理速度制限を無視し、
<時間>
ティックの間可能な限りの速度で処理を行う。終了後は期間内の処理状況を取得できる。
- 処理速度制限を無視し、
/tick sprint stop
- 通常の処理速度に強制的に戻す。
変更要素[]
ブロック[]
- 以下の設定項目が追加された。
- Selection Priority〔選択優先度〕
- 前のピースが次に接続するジグソーブロックを選択する際の選択の優先度。値が大きいジグソーブロックほど選択されやすい。
- Placement Priority〔設置優先度〕
- このジグソーブロックが接続することによって生成される構造物ピースの生成処理の優先度。値が大きいジグソーブロックによって生成される構造物ほど先に生成される。同じ値の間の順序はランダム。
- Selection Priority〔選択優先度〕
- 既存のジグソーブロックは、これらの値が0に設定されているものとして処理される。
Mob[]
- モデル・アニメーション・テクスチャが一新された。
非Mobエンティティ[]
- 着弾時にテレポート音を発するようになった。
- 拾得された時にどのようなアイテムになるかを示す itemが追加された。
- Tridentが itemに改名された。
全般[]
- バージョンが
22
に上がった。
- バージョンが
20
に上がった。
- データの遠隔収集
- 任意のデータの送信同意に関するチェックボックスが追加され、現在送信されていない項目は非表示になるのではなく、「無効」の但し書きを伴って表示されるようになった。
実験的追加要素[]
ブロック[]
- 銅関連のブロック
- 全て従来の銅系ブロックと同様4段階の酸化段階を持ち、斧で錆を落とし、ハニカムで錆止めができる。
- Chiseled Copper〔模様入りの銅〕
- 酸化レベルが同じ2つの切り込み入りの銅のハーフブロックからクラフトできる。石切台でも可。
- Copper Grate〔銅の格子〕
- Copper Bulb〔銅の電球〕
- 新しい光源ブロック。
- レッドストーン信号を入力する度にオン・オフが切り替わる。
- レッドストーンランプは信号が入力されている間光を発するが、こちらは次に信号が入力されるまでオン・オフの状態を維持する。設置した当初はオフ。
- 酸化されるほど明るさが落ちる。
- 通常で15、「風化した~」で12、「錆びた~」で8、「酸化された~」で4レベルの光を発する。
- 酸化レベルが同じ3つの銅ブロックと、ブレイズロッド1本、レッドストーンダスト1つでクラフトできる。
- レッドストーン信号を伝導しない。
- 信号が入力されている間は、各面の中央にあるレッドストーンダストが赤く輝く。
- レッドストーンコンパレーターは、点灯中はレベル15の信号を出力する。
- Copper Door〔銅のドア〕・Copper Trapdoor〔銅のトラップドア〕
- 木製のドア・トラップドア同様、手でもレッドストーン信号でも開閉できる。
- 酸化レベルが同じ銅ブロックからクラフトできる。
- 凝灰岩系のブロック
- 以下のブロックが追加された。すべて石切台か、既存の石系素材と同様のレシピで作成可能。
- 凝灰岩の階段、ハーフブロック、塀
- Chiseled Tuff〔模様入りの凝灰岩〕
- Tuff Bricks〔凝灰岩レンガ〕とその階段、ハーフブロック、塀
- Chiseled Tuff Bricks〔模様入りの凝灰岩レンガ〕
- Polished Tuff〔磨かれた凝灰岩〕とその階段、ハーフブロック、塀
実験的変更要素[]
ブロック[]
- Crafter〔自動作業台〕
- テクスチャが更新された。
- ホットキーでスロットを無効化できなくなった。ホットキーを押した場合は他のGUIと同様アイテムが配置される。
修正[]
- 18個のバグを修正
- 1.20以前にリリースされたバージョンから
- MC-1981 – 各種の矢が、撃った後に拾うと名前などのNBTデータが失われる。
- MC-257786 – プレイヤーがRealmのグループを離脱したり、またはRealmの招待を受理・辞退したりする際に長時間の処理を要する。
- 1.20から
- MC-263263 – Realmsのプレイヤーメニューで、管理者のボタンがスクロールバーに干渉している。
- MC-263272 – Realmsのワールド設定画面で、スポーン保護のスライダーをクリックして値を設定できない。
- MC-263309 – Tabキーを使うと、作成前から自分のRealmを設定できる。
- 以前の開発版から
- MC-265872 – 翻訳文字列
recover_world.no_fallback
で、"available"が"availible"と誤って綴られている(英語のみ)。 - MC-265874 – 右クリックとキー入力でもCrafter〔自動作業台〕のスロットを有効化・無効化できる。
- MC-265880 – Crafterの字幕の時制に一部誤りがある(英語のみ)。
- MC-265884 – 翻訳文字列
recover_world.message
で、"occurred"が"occured"と誤って綴られている(英語のみ)。 - MC-265885 – 翻訳文字列
selectWorld.incompatible.description
の"cannnot"の語内に余分なスペースがある(英語のみ)。 - MC-265886 – ビルトインのデータパック
update_1_21
に、バニラのパックと被っているファイルがある。 - MC-265891 – Crafterの出力スロットににアイテムを配置するとアイテムが消滅する。
- MC-265896 – Crafterがクラフト実行時に、表面に追加の線が出現する。
- MC-265899 – ゲームルールの翻訳文字列
gamerule.commandModificationBlockLimit
がセンテンスケースではなくタイトルケースで書かれている(英語のみ)。 - MC-265901 – Crafterでのクラフト時に、レッドストーンコンパレーターが信号を更新しないことがある。
- MC-265938 – Realmsの「最後のバックアップからの変更」画面の要素がカーソルで選択できない。
- MC-265939 – Realmsの招待画面の「保留中の招待がありません!」のテキストが音声読み上げされず、また選択することもできない。
- MC-265961 – Crafterの側面に統一的でないピクセルがある。
脚注[]
- ↑ "Minecraft Snapshot 23w43a" – Minecraft.net、2023年10月25日