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Minecraft 23w41a
23w41a
Java Edition 23w41a
エディション

Java Edition

種類

スナップショット

リリース日

2023年10月11日

親バージョン

1.20.3

ダウンロード

クライアント (.json)
サーバー

難読化マップ

クライアント
サーバー

プロトコルバージョン

 dec: 1073741980
 hex: 4000009C

データバージョン

3681

Java Edition 23w41aは、2023年10月11日にリリースされたJava Edition 1.20.3に向けた2番目のスナップショットである[1]。このスナップショットでは、/execute if function/return runなど関数周りの機能拡充、飾り壺の機能拡大、バグの修正が行われた。

追加要素[]

コマンドフォーマット[]

/execute (if|unless) function
  • executeのサブコマンド。関数を実行し、その戻り値に従って次のサブコマンドをに進むか否かを決定する。
    • ここで戻り値とは、/execute storeコマンドを使用した際に保存される値のことである。
    • 構文:/execute (if|unless) function <関数> ...
    • 引数:<関数> - 実行する関数・関数タグ
  • 次のサブコマンドに進むための条件は、召喚された関数のうち少なくとも一つが「/returnコマンドで戻り値が与えられており」かつ「その戻り値が0でない」ことである。
    • /returnコマンドで戻り値が与えられたコマンドが一つもない場合は、(if|unless)いずれの条件も通過することができない(一つでも戻り値が与えられていれば、そのすべての戻り値が0であったとしてもunlessは通過できる)。
  • この要素は1.20.2で開発されていたが問題の解決が間に合わないために実装を延期されていたものである。
/return run
  • /returnコマンドの新しい構文。属する関数を終了させるとともにコマンドを1つ実行し、その戻り値を関数の戻り値として与える。
    • 構文:return run <コマンド>
    • 引数:<コマンド> - 実行するコマンド。
  • /returnを伴わない/functionコマンドなど、戻り値をそもそも持たないコマンドを実行した場合はreturnコマンドも戻り値を与えない。
  • 実行したコマンドが失敗した場合は、戻り値は0になる。
  • return run execute as @e ...など「実行文脈」が分岐する場合は、そのうち始めの実行文脈における戻り値を採用する。
    • ここで「実行文脈」とは、/execute as/execute atなどを使用して増やされたコマンドの実行者・実行位置のことである。
    • return run execute as @e[<不可能な条件>] ...など、コマンドが一切実行されないようなコマンドをを<コマンド>に指定した場合は戻り値を与えず、関数の実行が継続する。
  • この要素は1.20.2で開発されていたが問題の解決が間に合わないために実装を延期されていたものである。
ゲームルール
  • 新しいゲームルールmaxCommandForkCountが追加された。
    • 関数内の一コマンドで作成できる「実行文脈」の数を制限できる。
      • 例えばエンティティが5体いるワールドにおいて、execute as @eは文脈を5つ、execute as @e at @eは文脈を5×5=25個生成する。
  • デフォルト値は65536

変更要素[]

ブロック[]

飾り壺
  • 1スタック分のアイテムを壺に向かって使用することで収納できるようになった。
    • ホッパーホッパー付きのトロッコで飾り壺のアイテムの出し入れができるようになった。
    • レッドストーンコンパレーターで飾り壺の中のアイテムの充填率を測定できるようになった。
    • 飾り壺にはGUIはなく、中に収納したアイテムを発見するにはプレイヤーが壺を破壊する必要がある。
      • 素手で壺を割らないように回収した場合も、道具を使って壺を割って回収した場合も中身のアイテムはドロップする。
      • などの飛翔体が当たった場合も割れ、中身をドロップする。
    • 飾り壺にアイテムを入れると壺が揺れ、周波数11の振動を発する。
  • 同じ模様の飾り壺は64個までスタックできるようになった。
  • 素手で破壊した時にバラバラになるかどうかがブロック状態crackedで管理できるようになった。

非Mobエンティティ[]

トロッコボート
  • ターゲットしている際にカスタム名が表示されるようになった。
    • GUIを開いた際にもインベントリの上の名前がカスタム名に変化するようになった。
    • 破壊してもカスタム名が保持されるようになった。
    •  CustomNameVisibletrueに設定するとターゲットしていなくても他のMobと同じように表示されるようになる。
ウィザーの頭蓋骨
  • 青色か否かが dangerousで管理されるようになった。
全般
  •  CustomNameを有し、 CustomNameVisibleをtrueに設定してあればMobと同様に名前が表示されるようになった。

コマンドフォーマット[]

/function
  • /returnを使用しない場合、および実行の際にエラーが生じた場合一切戻り値を返さなくなった。
    • エラーが生じるのは、指定の関数が存在しない場合、指定の関数タグに該当する関数が存在しない場合、マクロ関数への変数代入に失敗した場合である。
  • /execute store ... run functionコマンドで関数を実行した場合に、関数内のコマンドに対し逐一戻り値が保存される仕様が削除された。
    • 複数の関数を含む関数タグを呼び出した場合戻り値は蓄積する。ただし、各関数の実行完了後に逐次戻り値が加算される。
ゲームルールmaxCommandChainLength
  • チャット欄からコマンドを実行した際の総コマンド実行数にも制限が適用されるようになった。
    • 例えば/execute as @e run .../function ...などチャット欄から実行した一個のコマンドにより複数のコマンドが実行されうる場合、その総実行数はmaxCommandChainLengthによって制限される。
  • ある関数の途中で別の関数を実行した場合のmaxCommandChainLengthに対する計上順が本来の実行順に適うように修正された。
  • ゲームルールmaxCommandChainLengthは関数に対しては単にコマンド実行数を計上するのではなく、次のような「操作」を計上するようになった。
    • コマンドの実行。実行文脈が分岐している場合は各文脈ごとのコマンドの実行数をすべて加算する。
    • /executeにおけるサブコマンドの実行
    • 関数の呼び出し

全般[]

データパック
  • バージョンが20に上がった。
パーティクル
  • 飾り壺にアイテムを入れた際に生じるパーティクルdust_plumeが追加された。
Realms
  • スナップショット・プレリリース・リリース候補でも利用できるようになった。
    • Realmsを購入しているプレイヤーは、通常のRealmワールドとは別にスナップショット用のRealmを無料で作成することができる。
    • このスナップショット用Realmワールドは通常のRealmワールドに結び付けられており、通常のRealmsの契約が有効の間利用することができる。
    • スナップショット用のRealmワールドでは招待設定も通常のRealmワールドとは別々に管理されており、別の人を招待することもできる。
    • 通常のRealmワールドをスナップショットで使用することはできない。
  • 実験的要素をRealmワールド新規作成時の画面から有効化できるようになった。
  • Realmsのリストに最後にプレイした際のバージョンが表示されるようになった。

修正[]

26個のバグを修正
1.20以前にリリースされたバージョンから
  • MC-16937 – PvPがオフになっていても、ネザーポータルを通過した矢であればどんな相手でも攻撃できる。
  • MC-50319 – プレイヤーが発射した飛翔体が、ポータルを出た際に発射者の情報を失う。
  • MC-81656 – ウィザーの頭蓋骨が青色であるかどうかを決定するフィールドが、NBTに保存されずまたNBTから読み込みもされない。
  • MC-118403 – エヴォーカーによって召喚されたヴェックスが、エヴォーカーと同じチームに属さない。
  • MC-143266 – 関数内で関数内を実行すると、コマンドを待機列に入れる前にコマンドの実行数上限がリセットされる。
  • MC-143269 – 実行数上限個だけのコマンドが既に待機列に入っていると、関数で呼び出した関数がスキップされる。
  • MC-189227 – 初プレイ時用のチュートリアルに古いテクスチャが使用されている。
  • MC-198113 – 不完全なコマンドがあっても関数が読み込まれる。
  • MC-233276 – Temper値が最大の大人のロバ、ウマ、ラバに餌を与えることができ、かつこの際に手のアニメーションが再生されない
  • MC-234323 – テキストの構文解析によりパフォーマンスの問題が発生している。
  • MC-236341 – 大人のロバ、ウマ、ラバに干し草の俵を与えることができ、この際手のアニメーションと動物の食べるアニメーション・音が再生されない。
  • MC-236501 – 名前をつけたトロッコやボートの上にネームタグが表示されない。
  • MC-249408 – チェスト付きのボートを設置すると名前が失われる。
  • MC-257786 – プレイヤーがRealmグループを抜ける際、Realmの招待を承認・辞退する際に長時間の処理を要する。
  • MC-260576 – 不完全な「execute summon」コマンドが依然として実行できる。
  • MC-261682 – ブロックが手の届く範囲外に行っても、ブラシでそのブロックを払い続けることが出来る。
  • MC-262105 – プレイヤーのカーソルがエンティティの当たり判定に近接すると、ブラシの使用が阻害することがある。
1.20.1から
  • MC-263575 – 怪しげな砂・砂利からアイテムを発掘している際には、ブロックに重力が作用しない。
  • MC-263660 – 「看板が揺すられる」の字幕が看板と吊り看板の両方で使用されており、翻訳上の問題を来している。
1.20.2から
  • MC-264595 – 関数によって読み込まれた別の関数内では、returnコマンドが関数を終了させることが出来ない。
  • MC-264699 – return runコマンドによって実行されたコマンドでは関数が戻り値を返すことが出来ない。
  • MC-264710 – 「/execute if function」「/execute unless function」は、関数内で実行された場合常にそれぞれ失敗・成功する。
  • MC-264880 – プログラマーアートの使用時に、GUIのスライダーで新しいテクスチャが使用されている。
  • MC-265516 – Realmsの画面の一部に表示される「キャンセル」ボタンはその画面の唯一の要素であるのに、キーボードを使って選択を外すことが出来る。
以前の開発版から
  • MC-265647 – ボートに乗った状態での盾の位置が正しくない
  • MC-265656 – カボチャをハサミでくり抜けなくなった。

脚注[]

  1. "Minecraft Snapshot 23w41a" – Minecraft.net、2023年10月11日
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