Minecraft 23w03a
エディション | |
---|---|
種類 |
スナップショット |
リリース日 |
2023年1月18日 |
親バージョン | |
ダウンロード | |
難読化マップ | |
プロトコルバージョン |
dec: 1073741939 |
データバージョン |
3320 |
23w03aは、2023年1月18日にリリースされたJava Edition 1.19.4に向けた最初のスナップショットである[1]。このスナップショットでは、バグの修正が行われた。
追加要素[]
コマンドフォーマット[]
commandModificationBlockLimit
〔コマンドによるブロックの最大変更数〕が追加された。
/ride
- プレイヤーを含む特定のエンティティを他のエンティティに騎乗させたり、あるいは騎乗を解除させることができる新コマンド。
- 可能な構文一覧とその説明は以下の通り。
ride <target> mount <vehicle>
- 一体のエンティティ(<target>)を別のエンティティ(<vehicle>)に乗せることができる。
- この構文は以下の場合において失敗する。
vehicle
がプレイヤーである場合。target
が既に別のエンティティに騎乗している場合。target
とvehicle
が同じエンティティである場合。vehicle
がtarget
に騎乗している(エンティティが3段以上騎乗している場合は、vehicle
がtarget
よりも上に乗っている場合不可)。
ride <target> dismount
- エンティティ(
target
)を現在騎乗しているエンティティから降ろすことができる。騎乗されているエンティティを指定する必要はない。 target
がどのエンティティにも騎乗していない場合に失敗する。
- エンティティ(
- 可能な構文一覧とその説明は以下の通り。
全般[]
- ゲームの初起動時に表示される、アクセシビリティの初期設定画面が追加された。
- 方向キーのナビゲーションがここでも表示されるようになった。
- メニュー画面の選択切り替えが、方向キーで出来るようになった。
- ボタンを選択した状態でスペースキーを押すと、そのボタンを押すことができる。またスライダーを選択した状態でスペースキーおよびエンターキーを押すと、スライダー調節モードに移行して矢印キーでスライダーを動かすことができる。もう一度押すと解除する。
- アクセシビリティ設定に「Notification Display Time〔通知表示時間〕」が追加された。
- レシピ解禁や実績達成の通知、字幕やホットバー切り替え時のアイテム名などの表示時間を設定できる。
- プロトコル
- パケットの纏まりを、クライアント側の1ティック内で一気に処理されるように強制するためのネットワークプロトコル要素が追加された。
- クライエント側のゲームプロトコルに、区切りパケットが追加された。
- 2つの区切りパケットに挟まれた部分は、同ティック内で処理される。
- セキュリティ上の問題から、この要素はサーバー方向の送信ではサポートされていない。
- 以下のバイオームタグが追加された(コロン以下は包含する要素)。
#increased_fire_burnout
:bamboo_jungle
、mushroom_fields
、mangrove_swamp
、snowy_slopes
、frozen_peaks
、jagged_peaks
、swamp
およびjungle
- これらのバイオームでは炎が早く燃え尽きる。
#snow_golem_melts
:badlands
、basalt_deltas
、crimson_forest
、desert
、eroded_badlands
、nether_wastes
、savanna
、savanna_plateau
、soul_sand_valley
、warped_forest
、windswept_savanna
およびwooded_badlands
- これらのバイオームではスノウゴーレムが気温によるダメージを受ける。
#spawns_snow_foxes
:snowy_plains
、ice_spikes
、frozen_ocean
、snowy_taiga
、frozen_river
、snowy_beach
、frozen_peaks
、jagged_peaks
、snowy_slopes
およびgrove
.- これらのバイオームでは雪色のキツネがスポーンする。
#spawns_white_rabbits
:snowy_plains
、ice_spikes
、frozen_ocean
、snowy_taiga
、frozen_river
、snowy_beach
、frozen_peaks
、jagged_peaks
、snowy_slopes
およびgrove
- これらのバイオームでは雪色のウサギがスポーンする。
変更要素[]
ブロック[]
- バイオームタグ
increased_fire_burnout
が設定されたバイオームで、より早く燃え尽きるようになった。
Mob[]
- スポーンするキツネ(通常・雪)の種類が、バイオームタグ
spawns_snow_foxes
によって決定されるようになった。
- スポーンするウサギ(通常・雪)の種類が、バイオームタグ
spawns_snow_foxes
によって決定されるようになった。
- スノウゴーレムの気温によるダメージが生じるか否かが、気温ではなくバイオームタグ
spawns_snow_foxes
によって決定されるようになった。
- 手が空の時に、個別の攻撃モーションを使用するようになった。
非Mobエンティティ[]
- 破壊・設置時に、カスタムされた名前を維持するようになった。
コマンドフォーマット[]
translate
(被翻訳テキスト)のコンパウンドに新しいフィールドfallback
が追加された。- このフィールドは文字列で設定され、翻訳ファイルに対応する翻訳キーが存在しない際にその文字列で置き換える機能を持つ。
fallback
が存在しない場合、従来の仕様(翻訳キーをそのまま文字列として表示する)が適用される。
translate
内に無関係の要素を入力すると、無視されずにエラーとして見なされるようになった。
- 複製元、複製先に別のディメンションを指定できるようになった。
clone [from <sourceDimension>] <begin> <end> [to <targetDimension>] <destination> ...
のように記述する。sourceDimension
:複製元のディメンションtargetDimension
:複製先のディメンション
/data
- 新しい参照方式として
string
が追加された。これを用いることで、値を文字列として読み込むことができる。以下のような構文で用いる。... (insert <index>|prepend|append|set|merge) string (block <sourcePos>|entity <source>|storage <source>) [<sourcePath>] [<start>] [<end>]
start
:文字列として読み込む部分の最初の文字の文字数end
:文字列として読み込む部分の最後の文字の文字数
(if|unless)
モードにおいて、新しい条件が使用できるようになった。execute if|unless loaded <pos>
:指定した座標がブロックとエンティティの双方について完全に読み込まれているかどうかを参照する。execute if|unless dimension <dimension>
実行地点が指定されたディメンション内であるかを参照する。pos
:参照するブロックの座標dimension
:ディメンションのID
- 新しい下位コマンド
on
が追加された。これを用いることで、現在対象となっているエンティティとの関係に応じてエンティティを選択できる。- 構文:
execute on <relation>
(<relation>は以下から選択する)attacker
:そのエンティティを直近5秒以内に攻撃したエンティティcontroller
:そのエンティティ捜査しているエンティティ(ボートに乗っている1人目のプレイヤーなど)leasher
:そのエンティティをリードで誘導しているエンティティ(フェンスにつながれている場合はリードの結び目が対象となる)owner
:そのエンティティの主人であるエンティティ(飼いならすことのできるエンティティのみに適用可能)passengers
:そのエンティティに直接騎乗しているエンティティ(そのエンティティにさらに騎乗しているエンティティ以下は対象にならない)target
:そのエンティティが現在攻撃対象としているエンティティvehicle
:そのエンティティが現在騎乗しているエンティティ
- relationがそのエンティティに適合しない(飼いならすことのできないエンティティにownerを使用するなど)か、該当するエンティティがいない場合については、要素無しとして処理される。
- 構文:
title times
に対する持続時間をティック以外にも単位t
、s
、d
を接尾辞として使用することで通常の時間で指定できるようになった。
- 変更した天候の持続時間が、特に指定のない場合にゲーム本来の天気サイクルに従うようになった。
- パラメータ
duration
が、単位t
、s
、d
を接尾辞として使用することができるようになった。- 何も接尾しないとティックで指定したものとして扱われるようになったため、従来通りに機能させるには
s
を設備する必要がある。
- 何も接尾しないとティックで指定したものとして扱われるようになったため、従来通りに機能させるには
全般[]
- バージョンが
11
に上がった。
- すべてのメニュー画面が、上述のようにキーボードで操作可能になった。
- 自動ジャンプのデフォルトがオフになった。
- プロトコル
- ログインパケットを受け取った際に、クライアント側がチャットの保護状態をリセットするようになった。
#animals_spawnable_on
がブロックタグ#goats_spawnable_on
に追加された。- バイオームタグ
only_allows_snow_and_gold_rabbits
がspawns_gold_rabbits
に改名された。
- UI
- レシピ本のUI上にある検索アイコンがわずかに移動された。
実験的追加要素[]
全般[]
- 以下のアイテムタグが追加された(コロン以下は包含する要素)。
#noteblock_top_instruments
:zombie_head
、skeleton_skull
、creeper_head
、dragon_head
、wither_skeleton_skull
、piglin_head
およびplayer_head
実験的変更要素[]
ブロック[]
- スニーク状態でなくても音符ブロックの上に設置できるようになった。
修正[]
- 34個のバグを修正
- 1.19以前にリリースされたバージョンから
- MC-26678 – 被ダメージ時の画面の揺れが、ダメージを受けた方向を示さなくなった。
- MC-30403 – エンティティに騎乗してダッシュした状態でそのエンティティから降りても、ダッシュが解除されない。
- MC-121048 – エンティティの死亡時に、コンバットトラッカー(先頭に関する情報を収集する機構)がとどめの一撃のみを記録している。
- MC-122595 – コマンド
/weather
を用いて持続時間0で天候を設定した場合、指定された時間より長くその天候が持続する。 - MC-136534 – すべてのコマンドブロックが、ローカル座標を指定された際に自身の向きが南であるとして処理を行う。
- MC-149144 – Tab ↹を押しながら他のボタンをクリックすることで、複数のボタンを選択することができてしまう。
- MC-155433 – 複数種のアイテム(エンティティ)が重なった状態において、ホッパー付きのトロッコがアイテムを回収することができない。
- MC-165595 – ガーディアンのビームが、特定のlevel.dat内の
Time
において描画されない。 - MC-181832 – コマンド
/spreadplayers
が、指定したディメンション内においてエンティティを散開することができない。 - MC-191942 – マルチプレイメニューのボタンが均等に配置されていない。
- MC-222518 – スケルトンホースおよびゾンビホース、ロバ、ラバの鞍やチェストが古いバージョンのテクスチャに倣っているなどの問題がある。
- MC-224960 – コマンド
/spectate
異ディメンション間で作用しない。 - MC-230678 – 海洋バイオームにおいて、雨が降っているのに大釜を粉雪で満たすことができる場合がある。
- MC-233893 – 凍った海洋バイオームの温暖部(降雪・凍結の発生しない部分)において、エンティティについた火が雨に打たれても消えない。
- MC-235260 – 座標(0, 0, 0)において、ホッパーのアイテム交換が遅くなる。
- MC-247836 – 激流のエンチャントが、凍った海洋バイオームの雨の降っている領域で作用しない。
- MC-257082 – エンティティに乗った状態およびエリトラを使用している状態でダッシュの操作を行うと、実際にはダッシュが発生しないにもかかわらず速度効果による視野の広がりが発生する。
- 1.19から
- MC-252773 – NBTタグ
instrument
がない、および他のNBTタグを付与されたヤギの角笛がを吹き鳴らすことができない。
- 1.19.2から
- MC-255545 – マグマキューブの影が、その大きさに従って変化しない。
- MC-255811 – 氷雪バイオームにおいて、実際には雨が降っている領域においても
Level#isRainingAt(BlockPos)
の値が必ずfalseで帰ってくる。 - MC-256292 – ワールド生成に伴うスポーン以降の周期的なスポーンにおいて、ヤギが草ブロックの上にスポーンすることができない。
- MC-257755 – いずれのrealmのメンバーにも加入していない状態において、realmメニューの要素がTab ↹キーを用いて選択することができない。
- 1.19.3から
- MC-256555 – Camel〔ラクダ〕が、スポーン時の一瞬のみ座った状態で描画される。
- MC-256576 – 他のプレイヤーが既に乗っている鞍無しのCamelに2人目として騎乗すると、ラクダを操作できてしまう。
- MC-256838 – Camelの見ている方向が、実際の描画と異なる場合がある。
- MC-257346 – アイテムを手に持っていない状態のヴェックスの動作が不適切である。
- MC-257418 – Camelが、ダメージを受けた瞬間のみ座った状態で描画される。
- MC-257875 – アドベンチャーモードでファイヤーチャージを使ってクリーパーを起爆した際に、ファイヤーチャージが消費されない。
- MC-258163 –
ClientboundSectionBlocksUpdatePacket
のシリアル化が、2^19のブロック状態を処理した後に異常を来す。 - MC-258173 – 眠っている状態でエンドポータルに入ると、そのベッドが恒久的に塞がれた状態になる。
- MC-258246 – 「データの遠隔収集」ボタンにのみ、他の設定項目ボタンと異なり末尾に「...」がない。
- MC-258295 – 職場が近接している際に、村人のAIが誤作動する。
- MC-258430 – Camelの
LastPoseTime
の値が大きいと、プレイヤーの騎乗時にその視点位置が本来の位置を大きく外れてしまう。 - MC-258953 – メモリ不足を告示する画面のタイトルが、翻訳キーのまま表示されている。
脚注[]
- ↑ "Minecraft Snapshot 23w03a" – Minecraft.net、2023年1月18日