訳註
亀甲括弧内の日本語訳は確定したものではありません。今後変更が行われる場合があります。
1.21
エディション | |
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公式名称 |
Tricky Trials(トリッキートライアル) |
リリース日 |
2024年6月14日[1] |
プロトコルバージョン | |
データバージョン | |
1.21の他の エディション |
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1.21は、日本時間2024年6月14日にリリースされた[1] Java Editionのメジャーアップデートである。このアップデートは「戦闘の冒険と修理」に重点を置いている。
銅系・凝灰岩系の新しいブロックや自動クラフトを可能にするCrafter〔自動作業台〕、新しい構造物であるTrial Chamber〔トライアルチャンバー〕などが追加された。なおライブで公開された内容は本アップデートの全容の一部であり、正式リリースに向けさらなる情報が発表された。
このアップデートは2022年10月16日にMinecraft Live 2023で発表され、1.20.3の開発と並行して開発が行われていた。
追加要素[]
ブロック[]
- Copper Bulb〔銅の電球〕
- 新しい照明ブロック。
- 銅ブロック同様複数の酸化段階があり、酸化されるほど明るさが落ちる。斧で錆を落とすことができ、ハニカムで錆止めができる。
- 信号が入力されている間は、各面の中央にあるレッドストーンダストが赤く輝く。
- レッドストーンコンパレーターは、点灯中はレベル15の信号を出力する。
- Copper Door〔銅のドア〕
- Copper Trapdoor〔銅のトラップドア〕
- Copper Grate〔銅の格子〕
- 複数の酸化段階を持つ。斧で錆を落とすことができ、ハニカムで錆止めができる。
- 石切台でもクラフトできる。
- 光を透過する。
- 中にいても窒息しない。
- レッドストーン信号を伝導しない。
- この上には敵対Mobは自然スポーンしない。
- 水没でき、内部の水を流出させず保持できる。
- Chiseled Copper〔模様入りの銅〕
- 凝灰岩系の装飾ブロック
- 以下の種類が追加された。すべて既存の石材系ブロックと同様の方法でクラフトでき、石切台でもクラフトできる。
- Tuff Stairs/Slab/Wall〔凝灰岩の階段・ハーフブロック・塀〕
- Chiseled Tuff〔模様入りの凝灰岩〕
- Polished Tuff〔磨かれた凝灰岩〕
- Tuff Bricks〔凝灰岩レンガ〕
- Tuff Brick Stairs/Slab/Wall〔凝灰岩レンガの階段・ハーフブロック・塀〕
- Chiseled Tuff Bricks〔模様入りの凝灰岩レンガ〕
- Crafter〔自動作業台〕
- レッドストーン信号を受け取る度にアイテムを1回ずつクラフトし、クラフトしたアイテムを側面からドロッパーのように吐き出す。
- GUIには3×3のクラフトマスが表示される。
- レッドストーンコンパレーターを接続すると、「空でない」か「無効化されている」スロットの数に応じて0~9レベルの信号が出力される。
- ホッパーを上面か側面に繋ぐとアイテムを挿入、下面につなぐとアイテムを回収できる。
- ドロッパーを繋ぐとアイテムを入れることができる。
- ホッパーやドロッパーによってアイテムを配置する際のスロットの優先順位は次のように決まっている。
- 空のスロットがあればそこへ配置する(優先順位は左上から横書きの順)。
- 空のスロットがない場合は、配置しようとしているアイテムと同種のアイテムが入っているスロットの内、数が最も少ないスロットに配置する(同率の場合は先の優先順位に従う)。
- 無効化されたスロットはスキップされる。
- 以上の過程でアイテムを配置できるスロットが無かった場合は、接続している別のホッパーなどへ移動される。
- 移動できなかった場合はアイテムがワールドに吐き出される。
- Trial Spawner〔トライアルスポナー〕
- Trial Spawnerは新しいモンスタースポナーの亜種である。
- 接近したプレイヤーを検知して特定の種類のMobを一定数召喚する。
- 検知されたプレイヤーの人数が増えるたびに「試練レベル」が上昇し、それに従ってMobの召喚体数も増える。
- 試練レベルは減少することはなく、クールダウンに入るとリセットされる。
- MobはTrial Spawnerから見える範囲にのみ召喚される。
- 明るさによらすMobを召喚できる。
- Trial Spawnerによって召喚されたMobはデスポーンしない。
- 検知されたプレイヤーの人数が増えるたびに「試練レベル」が上昇し、それに従ってMobの召喚体数も増える。
- すべてのMobを倒し試練に打ち克つと、試練レベルに応じた量の報酬を出す。
- 報酬を出したあとは30分間のクールダウンに入り、その間は新たにMobを召喚しなくなる。
- Trial Spawnerはサバイバルでは作成できず、Trial Chamberの特定の場所にのみ生成される。
- Trial Spawnerは破壊に極めて長い時間を要し、爆発に耐性を持つ。シルクタッチを用いて破壊しても何もドロップしない。
- クリエイティブで設置した場合、初めは召喚するMobの種類が設定されておらず、対応するスポーンエッグを使用することによってMobを設定できる。
- クリエイティブ・スペクテイターモードのプレイヤーは検知されない。
- Vault〔宝物庫〕
- Vaultは、Trial Key を使用することによってアイテムを入手できる新しいブロックである。
- 同じプレイヤーがTrial Keyを複数回使用しても開けることはできないが、異なるプレイヤーが使用すれば何度でも開けることができる。
- Trial Chamberにて自然生成される。
- シルクタッチのツールで壊しても入手できず、クリエイティブインベントリ及び/giveコマンドでのみ入手できる。
アイテム[]
- Trial Key〔トライアルキー〕
- Trail Spawnerの報酬として得られることがあるアイテム。
- Vaultを開けて戦利品を入手することができる。
- Breezeのスポーンエッグが追加された。
- Armadilloのスポーンエッグが追加された。
- Boggedのスポーンエッグが追加された。
Mob[]
- Breeze〔ブリーズ〕
- Trial ChamberのあるTrial Spawnerからスポーンする敵対モブ。
- 相手の周りを跳び回って移動する。時に非常に長い距離を跳ぶこともある。
- 相手に向かってWind Chargeを撃ってくる。
- Armadillo〔アルマジロ〕
- サバンナや荒野でスポーンする友好的モブ。
- 走っているプレイヤーや敵対モブ、及び攻撃されたときに丸まる習性がある。
- ブラシを使用することでアルマジロの甲羅をドロップする。
- Bogged〔ボグド〕
- 沼地とマングローブの沼地でスポーンするスケルトンの亜種。
- 普通の矢ではなく毒の矢を放ってくるが、体力が少し少ない。
- ハサミを使用すると茶色いキノコと赤いキノコをドロップする。
- Trial ChamberのTrial Spawnerにもスポーンする。
非Mobエンティティ[]
- Wind Charge〔ウィンドチャージ〕
ワールド生成[]
- Trial Chambers〔トライアルチャンバー〕
- オーバーワールド全域の地下、Y=0以下の深層岩の層に生成される新しい構造物。
- 銅ブロック系・凝灰岩系のブロックで出来ており、規模は大小さまざまである。
- その構造は一つ一つ異なり、中央の廊下を中心に様々な部屋や通路・罠が生成される。チェストには大きく「補給物資のチェスト」「報酬のチェスト」がある。
- 「補給物資のチェスト」はさまざまな場所に散在しており、探検に役立つブロックやアイテムが入っている。
- Vaultが各所に設置されている。
- 試練として各所にTrial Spanwerが配置されている。Trial Chamberに設置されているTrial Spawnerには「近接攻撃型」「小型の近接攻撃型」「遠隔攻撃型」とBreeze用の4種類がある。Breeze用以外の三つは召喚するMobの候補が次のように決まっており、同じTrial Chamberの同種のTrial Spawnerからは同じMobがスポーンする。
- 現在、廊下が行き止まりになっていることがある、帯水層、繁茂した洞窟、スカルクヴェインが重なって生成されるなどの不具合がある。
全般[]
gust
、gust_dust
およびtrial_spawner_detection
が追加された。
- ↑ a b ソフィー・オースティンによる「Minecraft Live 2023「総まとめ」」 Minecraft.net、2023年10月15日