訳註
亀甲括弧内の日本語訳は確定したものではありません。今後変更が行われる場合があります。
Minecraft 1.20.3
エディション | |
---|---|
種類 |
マイナーアップデート |
リリース日 |
2023年12月5日 |
開発版 | |
ダウンロード | |
難読化マップ | |
プロトコルバージョン |
765 |
データバージョン |
3698 |
1.20.3は、2023年12月5日にリリースされたJava Editionのマイナーアップデートである[1]。このマイナーアップデートでは、飾り壺のアイテム収納機能追加、盾の機能改善、コウモリの見た目の更新、/execute if function
や/return run
など関数周りの機能拡充、/tick
の追加、バグの修正などが行われた。
また1.21に関する開発が実験的データパック「1.21のアップデート」内で開始し、Crafter〔自動作業台〕や銅・凝灰岩系の新ブロック、Trial Chambers〔トライアルチャンバー〕が導入された。
追加要素[]
コマンドフォーマット[]
/tick
- ティック処理の流れを操作しゲームのパフォーマンスをデバッグするために使用するコマンド。管理者以上の権限レベルが必要であり、コマンドブロックやデータパックからは実行不可。
- 以下の構文を持つ。
/tick query
- 現在のティック速度とティック時間のパフォーマンスを取得する。
/tick rate <速度>
- ティック速度を
<速度>
ティック/毎秒に変更する。<速度>
は1.0以上10000.0以下でなければならない。値が小さいほどゲームの処理はゆっくりになる。逆に大きすぎるとゲームが要求に対して定常的に遅れるようになるため、クラッシュが発生する。/tick query
かF3 + 2を使用してパフォーマンスを測定し、適切なTPSに設定するのに使用できる。 - 20.0以下に設定するとプレイヤーの移動速度や入力操作も同様にゆっくりと処理される。一方20.0以上では反応速度は本来のものになるが、エンティティの補間に誤作動を生じる恐れがある。
- ティック速度を
/tick freeze
- プレイヤーおよびプレイヤーが騎乗しているエンティティ以外のすべてのゲーム内要素を停止する。停止したワールド内を自由に動き回り、問題をデバッグ・特定するのに役立つ。
/tick step <時間>
- ゲームを停止した状態から、
<時間>
ティックだけ一時的に処理を実行する。<時間>
を省略した場合は1ティックを指定したものとして扱われる。
- ゲームを停止した状態から、
/tick step stop
- 先の一時的処理を強制終了し、再び停止状態に戻す。
/tick unfreeze
- 停止状態を解除する。
/tick sprint <時間>
- 処理速度制限を無視し、
<時間>
ティックの間可能な限りの速度で処理を行う。終了後は期間内の処理状況を取得できる。
- 処理速度制限を無視し、
/tick sprint stop
- 通常の処理速度に強制的に戻す。
/execute (if|unless) function
execute
のサブコマンド。関数を実行し、その戻り値に従って次のサブコマンドに進むか否かを決定する。- 次のサブコマンドに進むための条件は、召喚された関数のうち少なくとも一つが「
/return
コマンドで戻り値が与えられており」かつ「その戻り値が0でない」ことである。/return
コマンドで戻り値が与えられたコマンドが一つもない場合は、if
構文は失敗、unless
構文は通過する。
- この要素は1.20.2で開発されていたが問題の解決が間に合わないために実装を延期されていたものである。
/return run
/return
コマンドの新しい構文。属する関数を終了させるとともにコマンドを1つ実行し、その戻り値・成功回数を関数の戻り値・成功回数として与える。- 構文:
return run <コマンド>
- 引数:
<コマンド>
- 実行するコマンド。
- 構文:
/return
を伴わない/function
コマンドなど、戻り値をそもそも持たないコマンドを実行した場合はreturn
コマンドも戻り値を与えない。- 実行したコマンドが失敗した場合は、戻り値・成功回数は0になる。
return run execute as @e ...
など「実行文脈」が分岐する場合は、そのうち始めの実行文脈における戻り値を採用する。- この要素は1.20.2で開発されていたが問題の解決が間に合わないために実装を延期されていたものである。
- 以下のゲームルールが追加された。
maxCommandForkCount
(コマンドの最大実行文脈数)- 関数内の一コマンドで作成できる「実行文脈」の数を制限できる。
- 例えばエンティティが5体いるワールドにおいて、
execute as @e
は文脈を5つ、execute as @e at @e
は文脈を5×5=25個生成する。
- 例えばエンティティが5体いるワールドにおいて、
- 関数内の一コマンドで作成できる「実行文脈」の数を制限できる。
- デフォルト値は
65536
。 playersNetherPortalDefaultDelay
(非クリエイティブモードでのネザーポータルの待機時間)playersNetherPortalCreativeDelay
(クリエイティブモードでのネザーポータルの待機時間)projectilesCanBreakBlocks
(飛び道具によるブロック破壊の可否)- 飛び道具の着弾によって破壊されうるブロック(飾り壺など)が実際に破壊されるかどうかを設定できる。
全般[]
- アクセシビリティ設定に「スプラッシュテキストの非表示」が追加された。
- 実験的データパック
- Java Edition 1.21に関する内容が含まれる実験的データパック「1.21のアップデート」が追加された。
- ワールドの復元
- 予期せぬシャットダウンによるセーブの失敗などでファイルが欠落しているワールドの為の復元画面が追加された。
- 飾り壺にアイテムを入れた際に生じるパーティクル
dust_plume
が追加された。white_smoke
が追加された。- Crafterがアイテムを吐き出す際に表示される煙に使用される。
- Trial Spawnerに使用される
gust
、gust_dust
およびtrial_spawner_detection
が追加された。
- 以下のエンティティタグが追加された(コロンより後ろは内含要素)。
can_breath_underwater
:#undead
、axolotl
、frog
、guardian
、elder_guardian
、turtle
、glow_squid
、cod
、pufferfish
、salmon
、squid
、tropical_fish
、tadpole
、armor_stand
- このタグに含まれるエンティティは、水中でも呼吸が出来る。
#undead
:#skeletons
、#zombies
、wither
、phantom
#zombies
:zombie_horse
、zombie
、zombie_villager
、zombified_piglin
、zoglin
、drowned
、husk
can_turn_in_boats
:breeze
(実験的要素有効時のみ)- 以下のダメージの種類タグが追加された。
can_break_armor_stands
:player_attack
、player_explosion
- このタグに含まれるダメージの種類は、防具立てを直ちに破壊できる。
変更要素[]
ブロック[]
- 1スタック分のアイテムを壺に向かって使用することで収納できるようになった。
- ホッパー・ホッパー付きのトロッコで飾り壺のアイテムの出し入れができるようになった。
- レッドストーンコンパレーターで飾り壺の中のアイテムの充填率を測定できるようになった。
- 飾り壺にはGUIはなく、中に収納したアイテムを発見するにはプレイヤーが壺を破壊する必要がある。
- 素手で壺を割らないように回収した場合も、道具を使って壺を割って回収した場合も中身のアイテムはドロップする。
- 矢などの飛翔体が当たった場合も割れ、中身をドロップする。
- 飾り壺にアイテムを入れると壺が揺れ、周波数11の振動を発する。
- 同じ模様の飾り壺は64個までスタックできるようになった。
- 素手で破壊した時にバラバラになるかどうかがブロック状態
cracked
で管理できるようになった。 - LootTableと LootTableSeedを用い、ルートテーブルを読み込んで中身を生成できるようになった。
- 破壊途中のサウンド、割れた時のサウンド、歩行時のサウンドが新しくなった。
- 以下の設定項目が追加された。
- 選択優先度
- 前のピースが次に接続するジグソーブロックを選択する際の選択の優先度。値が大きいジグソーブロックほど選択されやすい。
- 設置優先度
- このジグソーブロックが接続することによって生成される構造物ピースの生成処理の優先度。値が大きいジグソーブロックによって生成される構造物ほど先に生成される。同じ値の間の順序はランダム。
- 選択優先度
- 既存のジグソーブロックは、これらの値が0に設定されているものとして処理される。
- レベルの最大値が7から20に上がった。
- 内側から見た際に、内側の面が描画されるようになった。
minecraft:grass
(草)がshort_grass
(背の低い草)に改名された。
アイテム[]
- 真上・真下を向いた際も攻撃を防げるようになった。
- 第三者視点で、プレイヤーが向いている向きに盾が表示されるになった。
minecraft:grass
(草)がshort_grass
(背の低い草)に改名された。
Mob[]
- モデル・アニメーション・テクスチャが一新された。
非Mobエンティティ[]
- ターゲットしている際にカスタム名が表示されるようになった。
- GUIを開いた際にもインベントリの上の名前がカスタム名に変化するようになった。
- 破壊してもカスタム名が保持されるようになった。
- CustomNameVisibleを
true
に設定するとターゲットしていなくても他のMobと同じように表示されるようになる。
- 着弾時にテレポート音を発するようになった。
- 青色か否かが dangerousで管理されるようになった。
- 拾得された時にどのようなアイテムになるかを示す itemが追加された。
- Tridentが itemに改名された。
- 全般
- CustomNameを有し、 CustomNameVisibleをtrueに設定してあればMobと同様に名前が表示されるようになった。
コマンドフォーマット[]
/return
を使用しない場合、および実行の際にエラーが生じた場合一切戻り値を返さなくなった。- エラーが生じるのは、指定の関数が存在しない場合、指定の関数タグに該当する関数が存在しない場合、マクロ関数への変数代入に失敗した場合である。
/execute store ... run function
コマンドで関数を実行した場合に、関数内のコマンドに対し逐一戻り値が保存される仕様が削除された。- 複数の関数を含む関数タグを呼び出した場合戻り値は蓄積する。ただし、各関数の実行完了後に逐次戻り値が加算される。
- ゲームルール
maxCommandChainLength
- チャット欄からコマンドを実行した際の総コマンド実行数にも制限が適用されるようになった。
- 例えば
/execute as @e run ...
や/function ...
などチャット欄から実行した一個のコマンドにより複数のコマンドが実行されうる場合、その総実行数はmaxCommandChainLength
によって制限される。
- 例えば
- ある関数の途中で別の関数を実行した場合の
maxCommandChainLength
に対する計上順が本来の実行順に適うように修正された。 - ゲームルール
maxCommandChainLength
は関数に対しては単にコマンド実行数を計上するのではなく、次のような「操作」を計上するようになった。- コマンドの実行。実行文脈が分岐している場合は各文脈ごとのコマンドの実行数をすべて加算する。
/execute
におけるサブコマンドの実行- 関数の呼び出し
- 表示スロット
sidebar
に割り当てられたとき、スコアを持っていないオブジェクトでもにタイトルが表示されるようになった。 - スコアホルダーの表示名をオブジェクトごとにJSONテキストで設定できるようになった。
- 表示名が設定されていない場合は、従来通りスコアホルダー自身の名前が表示名として使用される。
- スコアがリセットされるかオブジェクトが削除されると、表示名も削除される。
- 新しい表示名に対しても、チームに基づく接頭辞・接尾辞などの装飾は従来通り作用する。チーム色も機能するが、表示名に色が設定されている場合はそちらが優先される。
- 表示名を設定するコマンドの構文は次の通り。
/scoreboard players display name <スコアホルダー> <オブジェクト> <表示名>
- 表示名を設定/scoreboard players display name <スコアホルダー> <オブジェクト>
- 表示名を消去
- また、特定のオブジェクト上の表示名を自動更新するように設定することもできるようになった。
- デフォルトではオフになっている。
- 自動更新の際、そのスコアホルダーの表示名が存在しなかった場合(現在読み込まれているエンティティの中に存在しない為に)は現在の表示名を維持する。
- 設定コマンドは次の通り。
/scoreboard objectives modify <オブジェクト> displayautoupdate [true|false]
- さらに、スコアの表示形式を設定する機能も追加された。
- 表示形式はスコア毎、オブジェクト毎のいずれでも設定できる。スコアに対する表示形式の設定は、オブジェクトに対する設定よりも優先される。
- 表示形式が設定されたスコアは、サイドバー、プレイヤー名の下などどの表示スロットにおいても同様に表示される。
- 設定コマンドは次の通り。
/scoreboard objectives modify <オブジェクト> numberformat <形式>
- オブジェクトに表示形式を設定する/scoreboard objectives modify <オブジェクト> numberformat
- オブジェクトの表示形式を消去する/scoreboard players display numberformat <スコアホルダー> <オブジェクト> <形式>
- スコアホルダーのあるスコアの表示形式を設定する/scoreboard players display numberformat <スコアホルダー> <オブジェクト>
- スコアホルダーのあるスコアの表示形式を消去する
<形式>
には次の3種類の形式で表示形式を指定できる。styled <スタイル>
-{"bold": true}
など、装飾内容のみを記述したJSONテキストを用いてスコアを装飾fixed <JSONテキスト>
- スコアの代わりに固定で指定のテキストを表示するblank
- スコアが非表示になる
全般[]
- バージョン
22
に上がった。- Crafterのブロックモデル・アイテムモデル・ブロック状態の定義ファイルが追加された。
- CrafterのGUIのテクスチャとスプライトが追加された。
white_smoke
パーティクルの定義ファイルが追加された。
uniform
フォントで使用されるUnifontのバージョンが15.0.06から15.1.04に上がった。- テクスチャとして利用できる画像が
.png
のみになった。 - ワールドのリソースパック(
resource.zip
)とRealms、専用サーバーのリソースパックに次の仕様変更が行われた。- ダウンロード画面が削除され、代わりにトースト通知が使用されるようになった。
- リソースパックの適用がチャンクの読み込みと同時に開始するようになった。
- 保存場所が
server-resource-packs
からdownloads
ディレクトリに変更された。- 従来は10個以上は自動削除されていたが、以降は自動削除は行われなくなった。
- ダウンロードしたファイルに関する情報を記録した
log.json
も同ディレクトリに保存されるようになった。
- ダウンロードしたリソースパックには識別のためのUUID/GUIDを持つようになった。
- 専用サーバーにおける値はServer.propertiesの
resource-pack-id
で設定できる。 - 値が設定されていない場合はURLに基づいて生成される。
- パックのハッシュ値が設定されていない場合は、パック適用のたびに再ダウンロードされる。
- 専用サーバーにおける値はServer.propertiesの
- サードパーティ製サーバーソフトウェア用に以下の設定が追加された。
- クライアント側は複数のサーバーリソースパックを受け入れ可能になった。
- サーバーリソースパックを適用解除するパケットが追加された。
- 構成フェーズに入る際にリソースパックが消去されなくなった。
- バージョンが
18
から26
に上がった。
skeleton_horse
がエンティティタグ#skeletons
に追加された。
- プレーンテキスト(装飾・特殊機能のないテキスト)は常にオブジェクト形式(
{"text": "あいう"}
)ではなくJSON文字列として直列化されるようになった。 - ネットワーク上で送信される際には、常にNBTとして直列化されるようになった。
- 新しいフィールド typeが追加された。
- JSONテキストのタイプ(通常のテキスト:
text
、被翻訳テキスト:translatable
、スコアボードの値:score
、NBTの値:nbt
、ターゲットセレクター:selector
、キー設定の値:keybind
)を指定する。 - このフィールドを省略してもタイプの識別は可能だが、記述すると構文解釈とエラー検知の高速化が可能である。
- JSONテキストのタイプ(通常のテキスト:
- hoverEventのタイプ
show_entity
で使用される idにUUIDを入力する際、ハイフン付き16進表記だけでなく四整数リスト形式も使用できるようになった。 - translateにおいて、JSONブール値やJSON数値は文字列に直列化されなくなった。
null
、[]
の表記は使用できなくなった。color
clickEvent
hoverEvent
および hoverEventのタイプshow_entity
で使用されるname
、タイプshow_item
で使用されるtag
における構文エラーは無視されるようになった。- nbtに構文解析高速化のための任意のフィールド sourceが追加された。
entity
、block
およびstorage
を指定できる。
typeが#jigsaw
の場合に、接続する構造物パーツの連鎖数を指定する sizeの最大値が7から20に上がった。ジグソーブロックでも同様。
- typeが
jigsaw
の際に使用できる任意のフィールド pool_aliasesが追加された。 - これを使用すると、この構造物を生成する際に参照する構成要素プールを別のものに置き換えることができる。 pool_aliases内には、プールの置き換え設定を記述する オブジェクトを一つ一つ記述する。このプールの置き換えは、構造物一個丸ごとに共通して作用する。
- 各置き換え設定にはその置き換え形式の種類( type)とそれに対応した追加のフィールドを指定する必要がある。有効な typeとそれに対応する追加フィールドは以下の通り。
direct
:特定のプールを一対一対応で別のプールに置き換える。- alias:置き換えられるプール。
- target:置き換え後のプール。
random
:特定のプールを、複数の候補の中からランダムに選択されたプールで置き換える。- alias:置き換えられるプール。
- targets:置き換え後のプールの候補のリスト。
random_group
:プールの置き換え操作をグループ化する。この中にグループを複数指定した場合は、その中から1つのグループがランダムに選択され適用される。- groups:使用するグループの候補のリスト。各グループは、そのグループに含まれる置き換え設定全てが記述された リストであり、 pool_aliases自体と同じ構造を持つ。
- 「もしプールAがプールA’に置き換えられたなら、プールBも必ずプールB’に置き換える」のように、必ず同時に行われて欲しい置き換えをセットにすることができる。
JSON構造
- 最上位のタグ。
- 構造物の設定の他のタグ。
- pool_aliases:プールの置き換え設定のリスト。
- 各置き換え設定。
- type:置き換え形式の種類。
direct
、random
およびrandom_group
から指定する。direct
の場合、以下の追加フィールドをもつ。
- alias:置き換えられるプール。
- target:置き換え後のプール。
random
の場合、以下の追加フィールドをもつ。
- alias:置き換えられるプール。
- targets:置き換え後のプールの候補のリスト。
- :各候補。
random_group
の場合、以下の追加フィールドをもつ。
- groups:使用するグループの候補のリスト。
- 各グループ。
- :グループ内の各置き換え設定。
- 各グループ。
- type:置き換え形式の種類。
- 各置き換え設定。
- スナップショット・プレリリース・リリース候補でも利用できるようになった。
- Realmsを購入しているプレイヤーは、通常のRealmワールドとは別にスナップショット用のRealmを無料で作成することができる。
- このスナップショット用Realmワールドは通常のRealmワールドに結び付けられており、通常のRealmsの契約が有効の間利用することができる。
- スナップショット用のRealmワールドでは招待設定も通常のRealmワールドとは別々に管理されており、別の人を招待することもできる。
- 通常のRealmワールドをスナップショットで使用することはできない。
- 実験的要素をRealmワールド新規作成時の画面から有効化できるようになった。
- Realmsのリストに最後にプレイした際のバージョンが表示されるようになった。
- ロケット花火がエンティティタグ
impact_projectiles
に追加された。
- データの遠隔収集
- 任意のデータの送信同意に関するチェックボックスが追加され、現在送信されていない項目は非表示になるのではなく、「無効」の但し書きを伴って表示されるようになった。
実験的追加要素[]
以下の要素はワールド新規作成時に「実験的要素」から実験的データパック「1.21のアップデート」を有効化したワールドでのみ利用できる。
ブロック[]
- 銅関連のブロック
- 全て従来の銅系ブロックと同様4段階の酸化段階を持ち、斧で錆を落とし、ハニカムで錆止めができる。
- Chiseled Copper〔模様入りの銅〕
- 酸化レベルが同じ2つの切り込み入りの銅のハーフブロックからクラフトできる。石切台でも可。
- Copper Grate〔銅の格子〕
- Copper Bulb〔銅の電球〕
- 新しい光源ブロック。
- レッドストーン信号を入力する度にオン・オフが切り替わる。
- レッドストーンランプは信号が入力されている間光を発するが、こちらは次に信号が入力されるまでオン・オフの状態を維持する。設置した当初はオフ。
- 酸化されるほど明るさが落ちる。
- 通常で15、「風化した~」で12、「錆びた~」で8、「酸化された~」で4レベルの光を発する。
- 酸化レベルが同じ3つの銅ブロックと、ブレイズロッド1本、レッドストーンダスト1つでクラフトできる。
- レッドストーン信号を伝導しない。
- 信号が入力されている間は、各面の中央にあるレッドストーンダストが赤く輝く。
- レッドストーンコンパレーターは、点灯中はレベル15の信号を出力する。
- Copper Door〔銅のドア〕・Copper Trapdoor〔銅のトラップドア〕
- 木製のドア・トラップドア同様、手でもレッドストーン信号でも開閉できる。
- 酸化レベルが同じ銅ブロックからクラフトできる。
- 凝灰岩系のブロック
- 以下のブロックが追加された。すべて石切台か、既存の石系素材と同様のレシピで作成可能。
- 凝灰岩の階段、ハーフブロック、塀
- Chiseled Tuff〔模様入りの凝灰岩〕
- Tuff Bricks〔凝灰岩レンガ〕とその階段、ハーフブロック、塀
- Chiseled Tuff Bricks〔模様入りの凝灰岩レンガ〕
- Polished Tuff〔磨かれた凝灰岩〕とその階段、ハーフブロック、塀
- Crafter〔自動作業台〕
- レッドストーン回路を用いてアイテム・ブロックのクラフトができるブロック。
- 鉄インゴット5個、作業台1個、レッドストーンダスト2個、ドロッパー1個から1個のCrafterが作成できる。
- GUIには3×3のクラフトマスが表示される。
- レッドストーンコンパレーターを接続すると、「空でない」か「無効化されている」スロットの数に応じて0~9レベルの信号が出力される。
- ホッパーを上面か側面に繋ぐとアイテムを挿入、下面につなぐとアイテムを回収できる。
- ドロッパーを繋ぐとアイテムを入れることができる。
- ホッパーやドロッパーによってアイテムを配置する際のスロットの優先順位は次のように決まっている。
- 空のスロットがあればそこへ配置する(優先順位は左上から横書きの順)。
- 空のスロットがない場合は、配置しようとしているアイテムと同種のアイテムが入っているスロットの内、数が最も少ないスロットに配置する(同率の場合は先の優先順位に従う)。
- 無効化されたスロットはスキップされる。
- 以上の過程でアイテムを配置できるスロットが無かった場合は、接続している別のホッパーなどへ移動される。
- 移動できなかった場合はアイテムがワールドに吐き出される。
- Trial Spawner〔トライアルスポナー〕
- Trial Spawnerは新しいモンスタースポナーの亜種である。
- 接近したプレイヤーを検知して特定の種類のMobを一定数召喚する。
- 検知されたプレイヤーの人数が増えるたびに「試練レベル」が上昇し、それに従ってMobの召喚体数も増える。
- 試練レベルは減少することはなく、クールダウンに入るとリセットされる。
- MobはTrial Spawnerから見える範囲にのみ召喚される。
- 明るさによらすMobを召喚できる。
- Trial Spawnerによって召喚されたMobはデスポーンしない。
- 検知されたプレイヤーの人数が増えるたびに「試練レベル」が上昇し、それに従ってMobの召喚体数も増える。
- すべてのMobを倒し試練に打ち克つと、試練レベルに応じた量の報酬を出す。
- 報酬を出したあとは30分間のクールダウンに入り、その間は新たにMobを召喚しなくなる。
- Trial Spawnerはサバイバルでは作成できず、Trial Chamberの特定の場所にのみ生成される。
- Trial Spawnerは破壊に極めて長い時間を要し、爆発に耐性を持つ。シルクタッチを用いて破壊しても何もドロップしない。
- クリエイティブで設置した場合、初めは召喚するMobの種類が設定されておらず、対応するスポーンエッグを使用することによってMobを設定できる。
- クリエイティブ・スペクテイターモードのプレイヤーは検知されない。
アイテム[]
- Trial Key〔トライアルキー〕
- Trail Spawnerの報酬として得られることがあるアイテム。
- 現在は特に機能を持たない。
- Breezeのスポーンエッグが追加された。
Mob[]
- Breeze〔ブリーズ〕
- Trial ChamberのあるTrial Spawnerからスポーンする敵対Mob。
- 相手の周りを跳び回って移動する。時に非常に長い距離を跳ぶこともある。
- 相手に向かってWind Charge〔ウィンドチャージ〕を撃ってくる。
- Wind Charge〔ウィンドチャージ〕
ゲームプレイ[]
- Breezeが「モンスターハンター」の達成方法、および「モンスター狩りの達人」の達成要件に追加された。
- 新しい銅系ブロックでも「錆止め」「錆止め落とし」を達成できるようになった。
ワールド生成[]
- Trial Chamber〔トライアルチャンバー〕
- オーバーワールド全域の地下、Y=0以下の深層岩の層に生成される新しい構造物。
- 銅ブロック系・凝灰岩系のブロックで出来ており、規模は大小さまざまである。
- その構造は一つ一つ異なり、中央の廊下を中心に様々な部屋や通路・罠が生成される。チェストには大きく「補給物資のチェスト」「報酬のチェスト」がある。
- 「補給物資のチェスト」はさまざまな場所に散在しており、探検に役立つブロックやアイテムが入っている。
- 試練として各所にTrial Spanwerが配置されている。Trial Chamberに設置されているTrial Spawnerには「近接攻撃型」「小型の近接攻撃型」「遠隔攻撃型」とBreeze用の4種類がある。Breeze用以外の三つは召喚するMobの候補が次のように決まっており、同じTrial Chamberの同種のTrial Spawnerからは同じMobがスポーンする。
- 現在、廊下が行き止まりになっていることがある、帯水層、繁茂した洞窟、スカルクヴェインが重なって生成されるなどの不具合がある。
修正[]
- 83個のバグを修正
- 1.20以前にリリースされたバージョンから
- MC-1981 – 各種の矢が、撃った後に拾うと名前などのNBTデータが失われる。
- MC-16937 – PvPがオフになっていても、ネザーポータルを通過した矢であればどんな相手でも攻撃できる。
- MC-47607 – パーティクルの表示が「最小」に設定されていると、バリアブロックのパーティクルが表示されない。
- MC-50319 – プレイヤーが発射した飛翔体が、ポータルを出た際に発射者の情報を失う。
- MC-50647 – スライムのモンスタースポナーがスライムチャンクでしか機能しない。
- MC-78314 – Markerがtrueの防具立てが、水中で泡を発する。
- MC-81656 – ウィザーの頭蓋骨が青色であるかどうかを決定するフィールドが、NBTに保存されずまたNBTから読み込みもされない。
- MC-109101 – プレイヤーが真上を向いている際に、盾がダメージを遮断できない。
- MC-114761 – エリアエフェクトクラウドが、死亡している瞬間のMobにも効果を与えている。
- MC-118403 – エヴォーカーによって召喚されたヴェックスが、エヴォーカーと同じチームに属さない。
- MC-131646 – ドラウンドのモンスタースポナーが、ドラウンドのスポーンするバイオームでしか機能しない。
- MC-136904 –
/execute store score
のサブコマンドがadvancement
であり且つそれが失敗した際に、戻り値0が保存されない。 - MC-142160 – pausedTickDeltaがゲームの一時停止時ではなく通常進行時に更新される。
- MC-143266 – 関数内で関数内を実行すると、コマンドを待機列に入れる前にコマンドの実行数上限がリセットされる。
- MC-143269 – 実行数上限個だけのコマンドが既に待機列に入っていると、関数で呼び出した関数がスキップされる。
- MC-163943 – 読み取り専用のスコアが、値の入替によって書き換えられる。
- MC-164316 – ハッシュ値によるリソースパックの更新が機能しない。
- MC-169969 – スポナーの内面が描画されない。
- MC-172398 – インベントリ上でのプレイヤーについた炎のテクスチャの向きが正しくない。
- MC-177446 – プレイヤーデータ上のNBTタグ"RootVehicle"が更新されない。
- MC-186797 – クラフトの完成品スロットに表示される時計・コンパスを見ることで、クラフトせずとも利用することができる。
- MC-189227 – 初プレイ時用のチュートリアルに古いテクスチャが使用されている。
- MC-189261 – Realmsに関するさまざまなボタンやテキストに大文字・小文字のミスがある(英語版のみ)。
- MC-198113 – 不完全なコマンドがあっても関数が読み込まれる。
- MC-219293 – コーラスフルーツでテレポートした際に、ゲップとテレポートの音が間違った場所で鳴る。
- MC-221558 – パーティクルの表示が「最小」に設定されていると、ライトブロックのパーティクルが表示されない。
- MC-223774 – ロケット花火でコーラスフラワーを破壊できない。
- MC-225364 – アドベンチャーモードでもコーラスフラワーを発射体で破壊することができる。
- MC-225365 – アドベンチャーモードでも鍾乳石を発射体で破壊することができる。
- MC-227255 – ミツバチの巣・養蜂箱が、ストラクチャーブロックでの生成時に正しく反転・回転しない。
- MC-232719 – シングルプレイのワールドメニューでワールドを検索する際に、スクロールバーの位置が一番上に戻らない。
- MC-233276 – Temper値が最大の大人のロバ、ウマ、ラバに餌を与えることができ、かつこの際に手のアニメーションが再生されない
- MC-234323 – テキストの構文解析によりパフォーマンスの問題が発生している。
- MC-234472 – Realms画面の「プレイヤー」メニューの選択ボックスの右側がスクロールバーに遮蔽される。
- MC-234483 – いくつかのRealmsのメニューのワールドのスロットの左側に奇妙なピクセルが見られる。
- MC-234567 – Realmsワールド設定画面でスポーン保護のスライダーを操作した際にサウンド
minecraft:ui.button.click
が再生されない。 - MC-236341 – 大人のロバ、ウマ、ラバに干し草の俵を与えることができ、この際手のアニメーションと動物の食べるアニメーション・音が再生されない。
- MC-236501 – 名前をつけたトロッコやボートの上にネームタグが表示されない。
- MC-236946 – 盾の攻撃ベクトルの正規化が正しくない。
- MC-247421 – コンソールスパム:"
Error starting SoundSystem. Turning off sounds & music
" - MC-249408 – チェスト付きのボートを設置すると名前が失われる。
- MC-251126 – サーバーのリソースパックが、以前ダウンロードしたバージョンにハッシュ値の不適合が検知された場合に再ダウンロードされない。
- MC-253819 – ストラクチャーブロック・ジグソーブロックで読み込んだ際に鐘が正しく反転・回転しない。
- MC-254850 – 管理者がLANワールドのホストをキックすることができる。
- MC-255173 – 座標の大きい場所では、ネザーポータルの転送が不正確になる。
- MC-255244 – /fillコマンドのNBTのリンク・参照
- MC-257786 – プレイヤーがRealmグループを抜ける際、Realmの招待を承認・辞退する際に長時間の処理を要する。
- MC-259321 – モンスタースポナーが、設定されているエンティティと関連した種類のエンティティもMaxNearbyEntitiesに対して計上する。
- MC-260576 – 不完全な「execute summon」コマンドが依然として実行できる。
- MC-262027 –
/execute store
により生成されたresult consumerが関数内のすべてのコマンドに対して呼び出される。 - MC-262105 – プレイヤーのカーソルがエンティティの当たり判定に近接すると、ブラシの使用が阻害することがある。
- MC-263123 – 修繕のエンチャントにおいて、一つの防具の修繕が完了した際に生じる余剰の経験値の計算が誤っている。
- MC-265899 –
gamerule.commandModificationBlockLimit
がセンテンスケースではなくタイトルケースを使用している(英語版のみ)。
- 1.20から
- MC-261303 – 飾り壺に使用されていないブロック状態
cracked
が存在している。 - MC-261682 – ブロックが手の届く範囲外になってもブラシを使用し続けることができる。
- MC-262888 – 新しいスナップショットで、ワールドの読み込み画面の「危険性を理解したうえで読み込む」をクリックすると大きな音が鳴る。
- MC-263263 – Realmsのプレイヤーメニューで、管理者のボタンがスクロールバーに干渉している。
- MC-263272 – Realmsのワールド設定画面で、スポーン保護のスライダーをクリックして値を設定できない。
- MC-263309 – Tabキーを使うと、作成前から自分のRealmを設定できる。
- MC-265927 – 編集欄の長さ制限により、結び付けられていないサロゲート文字が生じる。
- MC-265929 – 編集欄上でCtrl + ← Backspaceで非BMP文字を含む単語を単語単位で消去する際、余計な文字まで消去される。
- 1.20.1から
- MC-263575 – 怪しげな砂・砂利からアイテムを発掘している際には、ブロックに重力が作用しない。
- MC-263660 – 「看板が揺すられる」の字幕が看板と吊り看板の両方で使用されており、翻訳上の問題を来している。
- MC-264748 – GLX._initGlfwがPointerを文字列をして扱っている。
- MC-265353 – アイテム表示エンティティ上の時計・コンパスが正しい時刻・方角を指さない。
- 1.20.2から
- MC-264595 – 関数内に配置されている
/return
が関数を実行できない。 - MC-264699 – コマンドが
/return run
から始まる関数は戻り値を返すことができない。 - MC-264710 – 関数内から実行した場合、
/execute if function
は常に失敗、/execute unless function
は常に成功する。 - MC-264880 – プログラマーアートの使用時に、GUIのスライダーで新しいテクスチャが使用されている。
- MC-264966 – プレイヤーの頭により一部のMinecraftのワールドで「Signature is missing from Property textures」がログに出力される。
- MC-265291 – コマンドブロック上でのコマンドの入力候補が、コンソールコマンド欄の選択を解除した状態でも表示される。
- MC-265426 – F3+Escによる一時停止中に行った入力が、一時停止解除後に実行されることがある。
- MC-265462 – プレイフェーズ中にリソースパックを送信すると、地形読み込み中の画面が長時間表示される。
- MC-265515 – Realmsのメニューに表示される「Realmを所有していないようです」をカーソルで選択することができない。
- MC-265516 – Realmsの画面の一部に表示される「キャンセル」ボタンはその画面の唯一の要素であるのに、キーボードを使って選択を外すことが出来る。
- MC-265517 – 「Realmを追加」画面を開くと、「Realm を購入する!」ボタンが自動的に選択されている。
- MC-265519 – Macにおいて、全画面モード時に画面の特定の個所をクリックするとゲームのウィンドウが最小化される。
- MC-265551 – Realmsの画面に表示される「保留中の招待がありません!」のツールチップが翻訳できなくなっている。
- MC-265589 – コマンドが無効な構文を含む場合に、Brigadierの例外が繰り返し記録される。
- MC-265814 – TNT付きのトロッコが、受けた爆発の種類により爆発したり、爆発せずに消滅したりする。
- MC-266196 – 一行のメッセージを色の設定された空のテキストに変更すると、看板と吊り看板が右クリックで編集不可能になる。
- MC-266256 – 初起動時の画面のアクセシビリティ設定ボタンに独自の文字列が設定されていない。
- MC-266380 – 雨のテクスチャのループが正常でない。
脚注[]
- ↑ 「Minecraft Java Edition 1.20.3」 – Minecraft.net、2023年12月5日