高度(英:Altitude) は、垂直方向の距離、つまりY軸に沿った距離である。
定義[]
高度とは、「基準面から測ったある地点までの垂直距離、特に海面からの垂直距離」と定義されている。[1]
Minecraftでは、最下層の-64層より上のブロックの数で表されることが一般的である。例えば、海面は62層であり、雲は、192層に出現する。
高度は、最下層を底面とすることでも表すことができ、その場合底面は-64層すなわちY座標-64ということになる。海面はY座標62であり、雲はY座標193に出現する。プレイヤーは、F3を押すことで自分の立っているブロックの上面のy座標を確認することができる。
高度による特徴と影響[]
Y座標 | 特徴あるいは影響 |
---|---|
21024 約 1.8 × 10308 約 180 uncentillion |
無限大以外でMinecraftが扱える最大高度。倍精度浮動小数点数の正の最大有限値であり、Javaでは定数Double.MAX_VALUE として定義されている。[2]
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36,028,797,018,963,968(255) | この高度を超えると、プレイヤーはNBTエディタを使わないと上下に移動できなくなる。 |
4,503,599,627,370,496(252) | 飛行で到達可能な最大高度。倍精度浮動小数点数のulp(ある数値とその次の大きさの数値との差)が0.5に達する地点である。 |
2,147,483,647(231) | Bedrock Editionでは、この高度に到達するとゲームがクラッシュする。 |
30,000,000 | プレイヤーがテレポート可能な最大高度。 |
2,032 | 建築高度限界を最大に設定したカスタムディメンションにおいて、設置可能な最大高度に設置したブロックの上面。 |
320 | オーバーワールドで設置可能な最大高度に設置したブロックの上面。 |
石炭鉱石、鉄鉱石、山岳や吹きさらしの丘でのエメラルド鉱石、オーバーワールドでの砂利の集塊が生成される最大高度。 | |
256 | ワールドタイプがアンプリファイド以外において自然生成される地形の最大高度。 |
荒野での金鉱石、繁茂した洞窟での粘土の集塊が生成される最大高度。 | |
192 〜 196 | 雲の高度。 |
160 | 土の集塊が生成される最大高度。 |
128 | 花崗岩、閃緑岩、安山岩の集塊が生成される最大高度。 |
127 | ネザーにおいて岩盤のみで構成される高度。 |
ネザーで設置可能な最大高度に設置したブロックの底面[BE限定]。 | |
123 〜 126 | ネザーにおいて部分的に岩盤で構成される高度。 |
119 | 古代の残骸の集塊が生成される最大高度。 |
117 | ネザークォーツ鉱石、ネザー金鉱石の集塊が生成される最大高度。 |
112 | 銅鉱石の集塊が生成される最大高度。 |
50 〜 70 | 沼地でスライムがスポーンする高度。 |
64 | ラピスラズリ鉱石の集塊が生成される最大高度。 |
山岳や吹きさらしの丘での虫食いブロックの集塊が生成される最大高度[BE限定]。 | |
63 | 山岳や吹きさらしの丘での虫食いブロックの集塊が生成される最大高度[JE限定]。 |
プレイヤーがファントムのスポーンを誘発できる最小高度。 | |
62 | 海面のブロックの高度。 |
41 | ネザーでの砂利の集塊が生成される最大高度[JE限定]。 |
39 | スライムがスライムチャンクでスポーンする最大高度。 |
36 | ネザーでのマグマブロックの集塊が生成される最大高度。 |
ネザーでの砂利、ブラックストーンの集塊が生成される最大高度[BE限定]。 | |
32 | ソウルサンドの谷でのソウルサンド[BE限定]、荒野以外での金鉱石の集塊が生成される最大高度。 |
31 | ブラックストーン、ソウルサンドの谷でのソウルサンドの集塊が生成される最大高度[JE限定]。 |
27 | ネザーでのマグマブロックの集塊が生成される最小高度[JE限定]。 |
23 | ネザーでのマグマブロックの集塊が生成される最小高度[BE限定]。 |
16 | ダイヤモンド鉱石の集塊が生成される最大高度。 |
15 | レッドストーン鉱石の集塊が生成される最大高度。 |
10 | ネザークォーツ鉱石、ネザー金鉱石の集塊が生成される最小高度。 |
8 | 古代の残骸の集塊が生成される最小高度。 |
1 〜 7 | 部分的に深層岩で構成される高度[JE限定]。 |
5 | ネザーでの砂利、ブラックストーンの集塊が生成される最小高度。 |
1 〜 4 | ネザーにおいて部分的に岩盤で構成される高度。 |
1 | ソウルサンドの谷でのソウルサンドの集塊が生成される最小高度。 |
0 | ネザーにおいて岩盤のみで構成される高度。 |
石の代わりに深層岩で構成される最大高度[JE限定]。 | |
溶岩の帯水層が生成される最大高度。 | |
凝灰岩の集塊が生成される最大高度。 | |
土、花崗岩、閃緑岩、安山岩、石炭鉱石、虫食いブロック[BE限定]の集塊が生成される最小高度。 | |
-7 〜 0 | 部分的に深層岩で構成される高度[BE限定]。 |
-8 | 石の代わりに深層岩で構成される最大高度[BE限定]。 |
-16 | 銅鉱石、エメラルド鉱石の集塊が生成される最小高度。 |
−55 | 空気の代わりに溶岩で構成される最大高度。 |
−63 〜 −59 | オーバーワールドにおいて部分的に岩盤で構成される高度。 |
-63 | 砂利、凝灰岩、鉄鉱石、レッドストーン鉱石、ラピスラズリ鉱石、金鉱石、ダイヤモンド鉱石、虫食いブロック[JE限定]、繁茂した洞窟での粘土の集塊が生成される最小高度。 |
−64 | オーバーワールドにおいて岩盤のみで構成される高度。 |
オーバーワールドで設置可能な最小高度に設置したブロックの底面。 | |
−104 | Bedrock Editionでは、プレイヤーがこれ以上落下しないようにする不可視の境界が存在する。 |
−128 | Java Editionにおいて奈落によるダメージが発生する最大高度。 |
−2,032 | 建築高度限界を最大に設定したカスタムディメンションにおいて、設置可能な最小高度に設置したブロックの底面。 |
−65,536 | カスタムワールドにおいて、設置したブロックが保存されない最大高度。外部プログラムからのみ利用可能である。 |
−16,777,216 | Bedrock Editionでは、これより下では飛行できなくなる。 |
−30,000,000 | プレイヤーがテレポート可能な最小高度。 |
高度と天然資源[]
オーバーワールドにおける各種天然資源は、下記のグラフに示されるように、高度によって見つかる量が異なる。
また、インタラクティブなグラフも存在する。上記グラフは対数グラフになっていることに注意。グラフ上ではY座標の値がわずかに増減しただけのように見えても、実際には出現頻度が大きく変化していることになる。以下は、いくつかの観察結果である:
- 水を見ることで、62層の海であることは明確である。56層~48層まで下がると、水の生成量が大幅に減少した。これは川や海洋バイオームのそれぞれの通常の深さである。また、その下にある粘土の量にも相当するピークがある(その粘土の生成量が少なくても、高高度の湖で生成されることはある)。33層と12層の間では、ほとんどの水が10層にある溶岩溜りに落流している。自然に生成される黒曜石の大半はこれによるものだ。また、渓谷にある溶岩に海の水が流れ落ちている場合も多い。
- 鉱石と砂利は通常、石の量の一定割合として生成され、許容範囲の端部に行くに連れて徐々に減っていく。石炭と鉄が60層~5層の間で平行なトラックをたどるのはこのためである。
- 13層~14層で直線的なピークを持つラピスラズリは例外である。
下記の表に、各資源が発見できる高度及び取得に必要な道具を示す。
資源 | 範囲[3] | 頻出範囲 | 理想高度[4] | 回収に必要な道具 |
---|---|---|---|---|
砂利 | 高度 1~115 | 高度 5~56 | 高度 48 | なし |
土 (草ブロックと菌糸を含む) | 高度 0~126 | 高度 5~80 | 高度 61 | なし |
砂 | 高度 2~112 | 高度 43~63 | 高度 61 | なし |
水 | 高度 1~111 | 高度 48~62 | 高度 62 | バケツ |
石炭鉱石 | 高度 256~0 | 高度 5~66 | 高度 48 | 木製もしくはそれ以上のツルハシ |
銅鉱石 | 高度112~-16 | 石製もしくはそれ以上のツルハシ | ||
銅鉱石(鍾乳洞) | 高度112~-16 | 石製もしくはそれ以上のツルハシ | ||
鉄鉱石 | 高度 256~80 72~-64 | 高度 2~58 | 高度 42 | 石製もしくはそれ以上のツルハシ |
ラピスラズリ鉱石 | 高度 64~-64 | 高度 11~17 | 高度 14 | 石製もしくはそれ以上のツルハシ |
金鉱石 | 高度32~-64 | 高度 4~29 | 高度 28 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ |
金鉱石(荒野) | 高度256~-64 | 高度32~256 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ | |
エメラルド鉱石 | 高度256~-16 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ | ||
レッドストーン鉱石[5] | 高度 16~-64 | 高度 4~13 | 高度 12 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ |
ダイヤモンド鉱石 | 高度 8~-64 | 高度 4~13 | 高度 13 | 鉄製もしくはそれ以上のツルハシ |
溶岩 | 高度 0~85 | 高度 4~10 | 高度 10 | バケツ |
黒曜石 | 高度 2~62 | 高度 10 | 高度 10 | ダイヤモンド製のツルハシ |
岩盤 | 高度 -59~-64 | 高度 -63~-64 | 高度 -64 | クリエイティブモードでのみ破壊可能 |
草、サトウキビ、原木、サボテン、花、キノコ、粘土、黒曜石及び丸石、苔石といった一部の天然資源の出現は高度に依存しないが、環境や周辺のブロックに依存する。
資源 | 出現条件 |
---|---|
草 | 土、明るさ及び草 |
サトウキビ | 土もしくは砂 (Beta 1.8以降)及び水 |
原木 | 土、明るさ及び苗木 |
サボテン | 砂 |
花 | 土及び明るさ |
キノコ | 乾燥地帯、暗さ |
粘土 | 砂 |
黒曜石 | 溶岩源と水 |
丸石 | 溶岩と水またはダンジョン及びジャングルの寺院 |
苔石 | ダンジョン、ジャングルの寺院及びタイガの森 |
ネザー[]
ネザーに生成されるブロック分布を示した同様のグラフ:
資源 | 範囲 | 頻出範囲 | 回収に必要な道具 |
---|---|---|---|
ネザーラック | 高度 1~127 | 高度 4~124 | 木製以上のツルハシ |
ソウルサンド | 高度 1~120 | 高度 58~64 | なし |
グロウストーン | 高度 32~121 | 高度 100~114 | シルクタッチ付きのツルハシ |
ネザーレンガ | 高度 19~86 | 高度 48~66 | 木製以上のツルハシ |
ネザー金鉱石 | 高度7~119 | 高度10~24 | 木製以上のツルハシ |
ネザー水晶鉱石 | 高度 7~117 | 高度 10~116 | 木製以上のツルハシ |
古代の残骸 | 高度6~121 | 高度10~22 | ダイヤモンド製以上のツルハシ |
ネザーリアクター[]
詳細は「ネザーリアクターコア」を参照
ネザー尖塔(Nether Spire)は7x17x17の大きさの部屋になっている。
注釈: アイテムの出現はネザー尖塔の高さ3~7に出現する
資源 | 範囲 | 頻出範囲 | 回収に必要な道具 |
---|---|---|---|
ネザーラック | 高度 1~17 | 高度 1~17 | ツルハシ |
グロウストーンダスト、ネザー水晶、ドア、サトウキビ等 | 高度 3~7 | 高度 3~7 | なし |
歴史[]
Java Edition Classic | |||||
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? | 高度64ブロックまで地形が生成されるようになった。プレイヤーもこの高さまでブロックを配置することができるようになった。 | ||||
Java Edition Alpha | |||||
? | 高度127ブロックまでブロックを配置できるようになった。 | ||||
Java Edition Beta | |||||
1.6 | ベッド、看板、松明などの装飾ブロックを除き、ブロックを高度127以上まで設置することができるようになった。 | ||||
最下層部では黒い霧(エンティティ)が広がり、遠くのブロックが見えなくなるようになった。 | |||||
1.8 | 低高度では、見渡せる距離が狭くなった。 | ||||
低高度で黒い霧(エンティティ)が発生しないようになった。 | |||||
以前、海面は高度63ブロックにあったが、今は高度62ブロックになった。このアップデートの前に作成された地図を持っているプレイヤーは、新しいBeta 1.8の地形に移動するときに、以前に生成された地形のエッジで1ブロック高い「滝」を見つけるだろう。 | |||||
Java Edition | |||||
1.2.1 | 12w07a | 以前は、クリエイティブモードのプレイヤーはこのレベルの上を飛ぶことができたが、ブロックの設置ができなくなった。海面はアップデート後の62の高さだったため、実際の地形の高さは変化しなかったことに注意してほしい。この高さの変化は、Regionファイル形式から新しいAnvilファイルフォーマット形式への切り替えとともに導入された。 | |||
高さの制限が2倍になった(0~127から0~255へと) | |||||
1.7.2 | 13w36a | アンプリファイドのワールドタイプが追加された。ほぼすべてのバイオームを最も高い場所に生成する(限界高度255ブロックまで使用する)。 | |||
1.18 | 最下層が高度-64、最高高度が320に変更された。 |
問題点[]
「高度」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
トリビア[]
- Beta 1.6では最上層(Y座標 127)にプレイヤーがブロックを配置できない。
最下層部では、黒い霧が広がっていて、11ブロック離れたところにある松明が視認できなった。ver1.8で黒い霧は削除された。
- 通常プレイヤーが登れる最高高度は320だが(ドアの欠陥とジャンプ)、TNTキャノンやエリトラを使えば、空の上限を超えて遙か高みへ吹き飛ばすことができる。
- 奈落を高度-64を下回るまで下れば、プレイヤー即座にダメージを受け死に至る。また、これがクリエイティブモードで死ぬ唯一の既知の手段である。
- 通常、ブロックは高度320を超えて設置することはできないが、いくつかの例外がある:
- Notchは、アドベンチャーアップデートをリリースする前にTwitterのフィード[要出典]に、512までの高さ制限やそれに適応した地形生成、通常の山よりもはるかに高い山が生成されている実験の画像が投稿された。当時は高さ制限が127であったが、最終的に1.2.1で256に広げられた。
- プレイヤーが最高高度に達すると、座標には「Infinity」と表示される。
- Xbox Editionでの最高高度は高度551である。
- ネザーリアクターには高さ制限があり、高すぎると「The nether reactor needs to be built lower down」と表示されて起動できない。
- ネザーの高度128の岩盤の上にキノコが生成されることがある。
関連項目[]