沼地(英:Swamp)は、ウィッチと黒ネコがスポーンするウィッチの小屋が生成されるほか、スライムやカエルがスポーンする温帯のバイオームである。メインのバイオームは、地面にはツタや枯れ木、キノコやヒスイランが生え、オークの木が茂っている。
説明[]
沼地は標高の低いバイオームであり、その大部分が海面より低く湖のようになっている。その湖底には粘土の塊が見られる。陸地は比較的平坦になっており、その地表には高い草やオークの木がまばらに生えている。沼地の水は表面は灰緑色、水中に潜ると濁ったような淡い黄色に見える。通常のオーバーワールドのバイオームと違ってバイオーム内でも場所によって気温差があり、そのため草ブロックや草、葉の色も場所によって異なっている。沼地では、枯れ木やキノコに加え、浅瀬には表面にツタの生えたオークの木などの植生を見ることができる。水辺にはサトウキビが生え、水底は海草が繁茂しており、タンポポやポピーに加えて、沼地に独特な要素として草の中のヒスイランや湖面のスイレンの葉がある。Bedrock Editionでは、巨大キノコも生えている。
沼地にはウィッチや黒ネコの棲むウィッチの小屋が生成されることがある。ウィッチの小屋の周辺にはウィッチのみがスポーンする。また砂漠と同様に沼地では地中に稀に化石が生成されることがある。
また、沼地のY=50~Y=70の暗い場所にはスライムがスポーンすることがある。なお沼地におけるスライムのスポーン確率は月の満ち欠けに左右され、月の満ちるほど多く、そして新月ではまったくスポーンしない。
沼地バイオームは通常、ノイズパラメータ「Erosion(浸食)」の値が非常に高い、海面付近の高さの平地に生成され、ここを流れる河川を沼地で置き換える。沼地は氷雪地域以外であればどの気温の地域にも生成される。
種類[]
沼地には2種類のバイオームがある。
沼地[]
種類 |
温帯 |
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出現頻度 |
時々 |
気温 |
0.8(既定、沼地内で異なる) |
構造物 地物 地形の特性 |
|
ブロック | |
草の色 |
|
葉の色 |
|
水の色 | |
水中の色 |
沼地バイオームは標準的な種類の沼地である。Java Editionでは、草地の中に1ブロックの水源が点在する湿地のような地形も一部にみられる。夜間には、月の満ち欠けによっては他の敵対MobとともにY=50~70でスライムがスポーンすることがあり、地上においては唯一沼地でのみスライムを見ることができる。このバイオームではウィッチの小屋や化石も生成される。
Java Editionでは:
Mob | スポーン確率 | スポーン数 |
---|---|---|
地下水生生物カテゴリ | ||
ヒカリイカ | 10⁄10 | 2–4 |
友好カテゴリ | ||
ヒツジ | 12⁄50 | 4 |
ブタ | 10⁄50 | 4 |
ニワトリ | 10⁄50 | 4 |
ウシ | 8⁄50 | 4 |
カエル | 10⁄50 | 2–5 |
敵対カテゴリ | ||
クモ | 100⁄517.25 | 4 |
ゾンビ | 95⁄517.25 | 4 |
村人ゾンビ | 5⁄517.25 | 1 |
スケルトン | 100⁄517.25 | 4 |
クリーパー | 100⁄517.25 | 4 |
スライム[注釈 1] | 100⁄517.25 | 4 |
スライム[注釈 1] | 1⁄517.25 | 1 |
エンダーマン | 10⁄517.25 | 1–4 |
ウィッチ | 5⁄517.25 | 1 |
スパイダージョッキー | 1⁄517.25 | 1 |
チキンジョッキー | 0.25⁄517.25 | 1 |
環境カテゴリ | ||
コウモリ | 10⁄10 | 8 |
Mob | スポーン確率 | スポーン数 |
---|---|---|
友好カテゴリ | ||
ヒツジ | 12⁄50 | 2–3 |
ブタ | 10⁄50 | 1–3 |
ニワトリ | 10⁄50 | 2–4 |
ウシ | 8⁄50 | 2–3 |
カエル | 10⁄50 | 2–5 |
敵対カテゴリ | ||
クモ | 100⁄595 | 1 |
ゾンビ | 95⁄595 | 2–4 |
村人ゾンビ | 5⁄595 | 2–4 |
スケルトン | 80⁄595 | 1–2 |
クリーパー | 100⁄595 | 1 |
スライム[注釈 1] | 100⁄595 | 1 |
スライム[注釈 1] | 100⁄595 | 1 |
エンダーマン | 10⁄595 | 1–2 |
ウィッチ | 5⁄595 | 1 |
環境カテゴリ | ||
コウモリ | 10⁄10 | 2 |
マングローブの沼地[]
種類 |
温帯 |
---|---|
出現頻度 |
時々 |
気温 |
0.8 (規定値。バイオーム内で変化する。) |
構造物 地物 地形の特性 |
|
ブロック |
マングローブの葉 |
草の色 |
|
葉の色 |
|
水の色 |
|
水中の色 |
|
マングローブの沼地(英:Mangrove Swamp)は、ジャングルや砂漠などと隣り合って熱帯に生成される沼地バイオームの亜種である。このバイオームでは、マングローブの木の特徴でもある鬱蒼と茂った葉が沼地を覆っている。地面は主に泥からなっており、一部に草ブロックが点在している。草の色は通常の沼地と同じだが、葉やツタは特徴的な明るい緑色の色調をしており、水も通常の灰色ではなく孔雀石のような深い緑色をしている。このバイオームにスポーンする友好的Mobはカエルのみであり、このバイオームには熱帯種のカエルがスポーンする。
Java Editionでは:
Mob | スポーン確率 | スポーン数 |
---|---|---|
友好カテゴリ | ||
熱帯種のカエル | 10⁄10 | 2–5 |
水中環境カテゴリ | ||
熱帯魚 | 25⁄25 | 8 |
地下水生生物カテゴリ | ||
ヒカリイカ | 10⁄10 | 2–4 |
環境カテゴリ | ||
コウモリ | 10⁄10 | 8 |
敵対カテゴリ | ||
クモ | 100⁄517 | 4 |
ゾンビ | 95⁄517 | 4 |
村人ゾンビ | 5⁄517 | 1 |
スケルトン | 100⁄517 | 4 |
クリーパー | 100⁄517 | 4 |
エンダーマン | 10⁄517 | 1–4 |
ウィッチ | 5⁄517 | 1 |
スライム[注釈 1] | 100⁄517 | 4 |
スライム[注釈 1] | 1⁄517 | 1 |
スパイダージョッキー | 1⁄517 | 1 |
Mob | スポーン確率 | スポーン数 |
---|---|---|
友好カテゴリ | ||
熱帯種のカエル | 10⁄20 | 2–5 |
ヒカリイカ | 10⁄20 | 2–4 |
敵対カテゴリ | ||
クモ | 99⁄495 | 1 |
ゾンビ | 94.25⁄495 | 2–4 |
村人ゾンビ | 5⁄495 | 2–4 |
スケルトン | 80⁄495 | 1–2 |
クリーパー | 100⁄495 | 1 |
スライム | 100⁄495 | 1 |
エンダーマン | 10⁄495 | 1–2 |
ウィッチ | 5⁄495 | 1 |
スパイダージョッキー | 1⁄495 | 1 |
チキンジョッキー | 0.75⁄495 | 1 |
水中環境カテゴリ | ||
熱帯魚 | 25⁄25 | 3–5 |
技術的情報[]
ID[]
名称 | 名前空間ID | 翻訳キー |
---|---|---|
沼地 | swamp | biome.minecraft.swamp |
マングローブの沼地 | mangrove_swamp | biome.minecraft.mangrove_swamp |
名称 | 名前空間ID | 数値ID |
---|---|---|
[表示名なし] | swampland | 6 |
[表示名なし] | mangrove_swamp | 191 |
歴史[]
Java Edition Alpha | |||||
---|---|---|---|---|---|
v1.2.0 | preview | 湿地帯を含む適切なバイオームを追加。 | |||
森林は降雨量が40%以上、気温が50%以上70%未満であることで定義される。 | |||||
Java Edition Beta | |||||
1.8 | Pre-release | 湿地帯のバイオーム生成を刷新。 | |||
湿地帯に雪が生成されなくなった。 | |||||
Java Edition | |||||
1.0.0 | 2011年9月3日 | Notchが濃い灰色の草ブロックの色と枯れ木がある新しい湿地帯バイオームのスクリーンショットを公開。 | |||
1.1 | ? | 湿地帯バイオームの色の移行が滑らかになった。 | |||
1.4.2 | 12w40a | 湿地帯に生成されることがあるウィッチの小屋を追加。 | |||
スライムが湿地帯バイオームに出現するようになった。 | |||||
1.7.2 | 13w36a | 亜種、湿地帯のMとその他のバイオームを追加。草ブロックの色が変化するようになった。 | |||
13w38b | 沼地状の地域と枯れ木が湿地帯バイオームに生成されなくなった。 | ||||
1.8 | 14w26a | 沼地状の地域が湿地帯に再び生成されるようになった。 | |||
1.10 | 16w20a | 湿地帯に生成される化石を追加。 | |||
1.13 | 18w16a | 「湿地帯M」を「変異した湿地帯」に改名。 | |||
18w19a | 英名を「Swampland」から「Swamp」に改名。 | ||||
「変異した湿地帯」を「湿地の丘陵」に改名。 | |||||
pre5 | IDをswampland からswamp に変更。
| ||||
IDをmutated_swampland からswamp_hills に変更。 | |||||
1.14 | 18w43a | 湿地帯では昼間にドラウンドが出現しなくなった。 | |||
2021年6月3日 | Swampの日本語名が「湿地帯」から「沼地」に変更された。 | ||||
Swamp Hillsの日本語名が「湿地の丘陵」から「沼地の丘陵」に変更された。 | |||||
1.18 | Experimental Snapshot 1 | 沼地の丘陵が生成されなくなった。 | |||
沼地が正常に生成されていなかった。 | |||||
experimental snapshot 2 | 沼地が正常に生成されるようになった。 | ||||
experimental snapshot 3 | 沼地が冷帯や乾燥帯と重なりにくくなった。 | ||||
源泉が生成されなくなった。 | |||||
experimental snapshot 4 | 海岸線から陸に向かって生成されにくくなった。 | ||||
experimental snapshot 5 | 僅かに内陸寄りに生成されるようになった。 | ||||
オークの木が、以前より深い水域にも生成されるようになった。 | |||||
experimental snapshot 6 | 乾燥帯にも生成されるようになり、全体的に分断されにくくなった。 | ||||
21w40a | 沼地の丘陵が削除された。 | ||||
2021年10月16日 | The Wild UpdateがMinecraft Live 2021で発表され、以前に告知されていたBiome Voteの内容のゲーム映像が放送された。この映像では、泥やFirefly、オタマジャクシやカエルなどの新しい要素が映し出された。 | ||||
1.19 | 22w11a | 沼地にカエルがスポーンするようになった。 | |||
22w14a | マングローブの沼地が追加された。 | ||||
22w15a | マングローブの沼地で、地表から石の層までの範囲に泥生成されるようになった。 | ||||
マングローブの高木が普通種よりも生成されやすくなった。これにより、マングローブの沼地を発見しやすくなった。 | |||||
マングローブの沼地に熱帯魚がスポーンするようになった。 | |||||
苔のカーペットがマングローブの根の上に生成されるようになった。 | |||||
マングローブの沼地で水中に潜っているときの色が、そこの水ブロックの色に合うように変更された。 | |||||
Pre-release 1 | マングローブの沼地に生成されるマングローブの木の生成数が減少した。 | ||||
1.20 | 23w17a | 新しく追加された音楽である「A Familiar Room」が、沼地とマングローブの沼地で再生されるようになった。 | |||
Pocket Edition Alpha | |||||
0.9.0 | build 1 | 湿地帯と湿地の丘陵とその他のバイオームを追加。 | |||
0.10.0 | build 1 | 湿地帯の水が濃い灰色に色づけされるようになった。 | |||
巨大キノコが湿地帯に生成されるようになった。 | |||||
0.14.0 | build 1 | 湿地帯に生成されるウィッチの小屋を追加。 | |||
Pocket Edition | |||||
1.1.3 | alpha 1.1.3.0 | 湿地帯で見られる化石を追加。 | |||
Bedrock Edition | |||||
1.4.0 | beta 1.2.13.8 | 湿地帯で出現するドラウンドを追加。 | |||
1.10.0 | beta 1.10.0.3 | 湿地帯では昼間にドラウンドが出現しなくなった。 | |||
Bedrock Edition | |||||
1.4.0 | beta 1.2.13.8 | ドラウンドが沼地にスポーンするようになった。 | |||
1.10.0 | beta 1.10.0.3 | ドラウンドが日中に沼地でスポーンしなくなった。 | |||
Wild Update (experimental) | beta 1.18.10.24 | 沼地にカエルがスポーンするようになった。 | |||
1.19.0 | beta 1.19.0.20 | マングローブの沼地が追加された。 | |||
beta 1.19.0.24 | マングローブの沼地バイオームのサイズと配置がJava Editionに合うように変更された。 | ||||
マングローブの沼地で、地表から石の層までの範囲に泥が生成されるようになった。 | |||||
マングローブの高木が普通種よりも生成されやすくなった。これにより、マングローブの沼地を発見しやすくなった。 | |||||
マングローブの沼地に熱帯魚がスポーンするようになった。 | |||||
苔のカーペットがマングローブの根の上に生成されるようになった。 | |||||
マングローブの沼地の水の色が、沼地に合うように変更された。 | |||||
Legacy Console Edition | |||||
TU5 | CU1 | 1.00 | Patch 1 | 湿地帯を追加。 | |
TU9 | 湿地帯内の色の移行が滑らかになった。 | ||||
TU19 | CU7 | 1.12 | 湿地帯にのみ生成されるウィッチの小屋を追加。 | ||
TU31 | CU19 | 1.22 | Patch 3 | 湿地帯Mの亜種を追加。 | |
湿地帯バイオームの沼地状の地域の生成を変更。 | |||||
TU43 | CU33 | 1.36 | Patch 13 | 湿地帯に生成される化石を追加。 |
ギャラリー[]
Bedrock Editionでの沼地。巨大キノコが見られる。
Bedrock Editionでの別の沼地。
沼地のスライムとウィッチの小屋。
沼地の温度変化の例で、草ブロックの異なる緑の色合いに繋がる。