レッドストーン・アップデート(英:Redstone Update)は、バージョン1.5として公開されたメジャーアップデートの公式名称である。主要な変更点には幾つもの新たなレッドストーン関連ブロック、例えばレッドストーンコンパレーター(レッドストーン信号レベルの比較器)、ホッパー(チェストなどのコンテナーのアイテムを出し入れする)、ドロッパー(アイテムを「使用」しないディスペンサーで、パイプとしても用いることが出来る)、日照センサー(日光に反応して信号を出力する)、トラップチェスト(開けたことを検出できるチェスト)、重量感圧板(アイテムの個数を検出できる感圧板)、レッドストーンブロックなどがある。他にも新たな装飾ブロック、ネザークォーツから作られるクォーツブロックが追加された。またスコアボードシステムの追加、新しいテクスチャーパックのフォーマットへの移行、そして光源処理エンジンの最適化も行われた。
レッドストーン・アップデートは、MINECON 2012での講演「Future Updates with the Minecraft PC Team(Minecraft PCチームと将来の変更)」および「The Future of Mod API talks(Mod APIの将来についてのトーク)」[1]にてアナウンスされた。
開発はアナウンスのすぐ後に開始された。それ以降、13w01aから13w10bの16の開発版スナップショットがリリースされた。この際幾つかのスナップショットはバージョン番号を変更せずに直後にバグを修正して再公開している。
Mojangの当初の計画では、レッドストーン・アップデートのリリース候補版を2013年2月28日に、正式な更新の配布を3月第1週としていた[2]。しかし、安定版公開の前に更なるバグの修正を試みたため遅れることとなった[3][4]。そして3月7日のリリース候補版を経て、レッドストーン・アップデートは3月13日(水)に更新が配布となった。
主な内容[]
- 主な追加要素
- Realms
- スコアボード システム
- 3つの新しい コマンド:
/testfor
,/effect
,/scoreboard
- 3つの新しいトロッコの亜種:ホッパー付きトロッコ、TNT付きトロッコ、スポナー付きトロッコ
- 14つの新しいブロック(トロッコを除く):ネザークォーツ鉱石、アクティベーターレール、レッドストーンブロック、日照センサー、ドロッパー、ホッパー、レッドストーンコンパレーター、トラップチェスト、重量感圧板、クォーツブロック、クォーツの4つの亜種
- 2つの新しいアイテム:ネザーレンガとネザークォーツ
- 重ね置きした砂岩のハーフブロックのブロックID
- 主な変更要素
- 明るさの改善
- 効率効果でエンチャントされた道具はその道具を目的とするブロックしか採掘速度をあげなくなった
- 新しいインベントリの管理機能
- 死亡メッセージが具体的になった
- ビーコンの効果の範囲を増加
- 醸造台、チェスト、ディテクターレール、ディスペンサー、ジュークボックスに接続されたレッドストーンコンパレーターがレッドストーン信号を出力するようになった
- ネザーレンガをクラフトできるようになった
- スケルトンの射撃の仕組みを変更
- 湿地帯でのスライムのスポーン確率が月の満ち欠けによって変化するようになった