パワードレール(英:Powered Rail)は、トロッコの速度を増加させたり減少させるために用いられるレールの一種である。
入手[]
パワードレールはクラフトによって作られ、配置されたパワードレールは道具なしでアイテム化できる。
ブロック | パワードレール | |
---|---|---|
硬さ | 0.7 | |
回収道具 | ||
採掘時間[注釈 1] | ||
デフォルト | 1.05 | |
木 | 0.55 | |
石 | 0.3 | |
鉄 | 0.2 | |
ダイヤモンド | 0.15 | |
ネザライト | 0.15 | |
金 | 0.1 |
パワードレールは次の状況でアイテム化する。
- 下のブロックが取り除かれる
- ピストンがレールを垂直に持ち上げたとき、またはピストンがレールを押した先に下にブロックが無いとき。
パワードレールは水や溶岩でアイテム化や焼失はしない。[Java Edition限定]
クラフトから[]
材料 | クラフトのレシピ |
---|---|
金インゴット + 棒 + レッドストーンダスト |
自然生成から[]
アイテム | 構造物 | チェストの種類 | 数 | 確率 |
---|---|---|---|---|
Java Edition | ||||
パワードレール | 廃坑 | チェスト | 1–4 | 27.1% |
Bedrock Edition | ||||
パワードレール | 廃坑 | チェスト | 1–4 | 27.1% |
用途[]
パワードレールの用途は2つある。1つはレールとしての利用。もう1つはレッドストーン回路への利用である。
設置可能な場所[]
パワードレールは設置したい場所を右クリックすることで設置できる。パワードレールは、石や土など、不透過ブロックであり、立方体型のブロックの上面に設置できる。これは、コマンドブロックやディスペンサー、ドロッパー、音符ブロック、レッドストーンランプなどの機械部品も含まれる。この他、ホッパーの上面や上付きのハーフブロックおよび階段の上面にも設置できる。
一方、ブロックの側面や底面には設置できない。無理に設置しようとすれば、隣のブロックの上面に設置されてしまう。例えば、フェンスの側面にパワードレールを取り付けようとすると、隣の地面に設置されてしまう。
設置すると、隣接するレール類(レール、アクティベーターレール、ディテクターレール、パワードレール)と繋がる。もし、向かい合っていない方向に、2つ以上のレール類が隣り合っていれば、パワードレールは東西方向に繋がる。隣接するレール類がなければ、南北方向に設置される。ただし、この場合でも後から東あるいは西向きにレール類を設置すれば既に南北方向に繋がっていても東西方向に向きが変わる。1ブロック上にレール類があれば、そちらにも繋がり、傾斜を作る。このレール類が複数あった場合、傾斜の向きに優先順位が発生し、西、東、南、北となる。
レールとしての利用[]
パワードレールは他のレール類と同じように、トロッコの道になる。通常のレールと違い、レッドストーン動力の有無によって、トロッコの速度が上がったり下がったりする。横から入った場合、トロッコの向きがパワードレールと同じになる。
レッドストーン回路への利用[]
パワードレールはレッドストーン動力によってトロッコの移動速度を変化させる。
- 作動
パワードレールは隣接する動力部品や動力源化したブロック、オン状態のレッドストーンコンパレーターおよびレッドストーンリピーター、レッドストーンダストによって動力が伝えられる。ここで、動力部品とは、レッドストーントーチ、レッドストーンブロック、日照センサーなどのレッドストーン動力を発するブロックのことである。また、レッドストーンダストで動力を与える場合、パワードレールに真っすぐ繋げなければならず、ただ隣接しているだけでは伝わらない。動力を受け取ると、17ブロックまで繋がっているパワードレールを作動させる。
- 振る舞い
オン状態のパワードレールは、その上を通過したトロッコを加速させ、不透過ブロックの横に停まっているトロッコをそのブロックの反対方向に発車させる。一方、オフ状態のときは、逆に通過したトロッコを減速させ、下り坂であっても1ブロック以内にそのトロッコは停止する。
パワードレールは南北もしくは東西方向で、最大で毎秒8ブロックまでトロッコを加速させることができる。
技術的情報[]
パワードレールのIDは minecraft:golden_rail
である。加えて、向きやオンオフの状態を表すで「データ値」を持っている。更に、次期アップデートでデータ値で置き換えられるであろう「ブロック状態」も持つ。
データ値[]
ビット | 値 |
---|---|
0x1 0x2 0x4 |
0~5までの値を格納する3ビットフィールド:
|
0x8 | レールが起動状態である場合に設定 |
ブロック状態[]
名前 | デフォルト値 | 取り得る値 | 説明 |
---|---|---|---|
powered | false | false true | レールが起動状態であればtrueとなる。 |
shape | north_south | east_west north_south | レールの向きを指定する。 |
ascending_east ascending_north ascending_south ascending_west | レールが坂道になっている場合の向きを指定する。 例えば、 ascending_west なら東から西に向かって上昇することを表す。 | ||
waterlogged | false | true false | 水中にあるかどうか。水をこのブロックに設置したり水中にこのブロックを設置したときなどに true になる。
この際、水源として振る舞う。 |
名前 | デフォルト値 | 取り得る値 | 説明 |
---|---|---|---|
rail_data_bit | false | false true | レールが起動状態であればtrueとなる。 |
rail_direction | 0 | 0 1 2 3 4 5 |
まっすぐのレールの向いている方向。 |
6 7 8 9 | 傾いたレールの向いている方向。 |
歴史[]
Java Edition Beta | |||||
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1.5 | パワードレールが追加された。 | ||||
1.6 | パワードレールバグを修正することで、パワードレールの有効性が向上しました。 | ||||
Java Edition | |||||
1.9 | 15w44a | 廃坑のチェスト付きトロッコから見つかるようになった。 | |||
1.11 | 16w32b | レールの当たり判定が1ブロック分から半ブロック分に変更された。 | |||
1.13 | 17w47a | IDが golden_rail から powered_rail に変更された。 | |||
Pocket Edition Alpha | |||||
0.8.0 | build 2 | パワードレールが追加された。ただし当時は レッドストーン の概念がなかったため常時オンとなっていた。 | |||
0.13.0 | build 1 | レッドストーン の概念が追加されたことにより、オン(加速状態)にするためにレッドストーン動力が必要となった | |||
Legacy Console Edition | |||||
TU1 | CU1 | 1.0 | Patch 1 | パワードレールが追加された。 |
問題点[]
「パワードレール」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
トリビア[]
- パワードレールは、もともと「ゴールデンレール」という提案であった。[要出典]
- Pocket Editionでは、パワードレールは常にレッドストーン信号を供給され、レールの中央にあるパワードレールは茶色ではなく赤で、おそらくパワードレールを作成するために使用されたレッドストーンから来ているとおもわれる。