デバッグ棒(英:Debug Stick)は、ブロックのブロック状態を変更するためのアイテムである。見た目は通常の棒と同じだが、エンチャントがされたように光っている。
入手[]
デバッグ棒は、/give
や/item
などのコマンドを実行することで入手できる。またプレイヤーが十分な権限レベルを持っていれば、クリエイティブインベントリから入手できる。チートをオンにしたワールドでのみ入手できる。
用途[]
デバッグ棒を使用することで、特定のブロックのブロック状態を変更することができる。デバッグ棒で変更したいブロックを叩くことで、変更したいブロック状態を選択することができる。例えば、デバッグ棒でコマンドブロックを叩くと、conditional
のブロック状態と facing
のブロック状態とを選択することができる。また、デバッグ棒を変更したいブロックに使用することで、ブロック状態の有効な値を順番に切り替えることができる。例えば、facing
を選択した状態でデバッグ棒をコマンドブロックに使用すると、コマンドブロックの向き(facing
)を down
、east
、north
、south
、up
、west
のいずれかに順番に切り替えることができる。スニークをしながらデバッグ棒で叩く、もしくはデバッグ棒を使うと、ブロック状態やその値が逆順で切り替わる。
デバッグ棒はサバイバルモードやアドベンチャーモードでは使用することはできず、クリエイティブモードでのみ入手できる。クリエイティブモード以外のゲームモードでは、通常のアイテムのように振る舞うが、ブロックに使用したときは、プレイヤーはデバッグ棒を使用したときのように棒を振る(ただし、何も起きない)。
技術的情報[]
ID[]
名称 | 名前空間ID | 翻訳キー |
---|---|---|
デバッグ棒 | debug_stick | item.minecraft.debug_stick |
アイテムデータ[]
- tag: アイテムの tag タグ
- DebugProperty: デバッグ棒で編集するブロック状態およびその値の組を集めたコンパウンド。
- Block ID: 編集するブロックの状態の名称。例:
"minecraft:oak_fence": "east"
- Block ID: 編集するブロックの状態の名称。例:
- DebugProperty: デバッグ棒で編集するブロック状態およびその値の組を集めたコンパウンド。
歴史[]
Java Edition | |||||
---|---|---|---|---|---|
1.13 | 17w47a | デバッグ棒が追加された。 | |||
1.16 | 20w10a | 炎に当たり判定が追加されたため、炎のブロック状態を編集できるようになった。 | |||
1.19.3 | 22w44a | チートをオンにしている時のみ、クリエイティブインベントリから利用可能になった。 | |||
22w45a | クリエイティブインベントリで、管理者用アイテムタブに移動した。このタブは、チートがオンかつ「管理者用アイテムタブ」設定を有効にしている時のみ表示される。 |
問題点[]
デバッグ棒は公式のサポートを受けていないため、デバッグ棒の使用の結果生じるどのような問題も、問題追跡システムでは「修正されない」とされるだろう。ただし、デバッグ棒そのものに関する問題点は受理される。[1][2]
「デバッグ棒」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
脚注[]
- ↑ https://bugs.mojang.com/browse/MC-122323?focusedCommentId=419481&page=com.atlassian.jira.plugin.system.issuetabpanels:comment-tabpanel#comment-419481
- ↑ "Just be aware that any weird state you create with it you cannot naturally create and any bugs that come from it will be shot down as 'Wont fix' :D
(訳:君達が遭遇した奇妙なバグは自然に再現することができないということに注目してね。そしてそれらのバグを僕たちが修正するつもりは「ない」よ。)" – u/_Grum、2017年11月22日