この記事では、ディメンションの地形以外の特質を設定するファイルについて説明しています。ワールドに生成されるディメンションおよびその地形を設定するファイルについては「カスタムワールドプリセット」をご覧ください。
この項目はJava Edition限定の要素です。
この記事では、ワールドプリセットで設定したディメンションに対してその地形以外の特質を設定するファイルであるディメンションタイプとその記述方法について解説する。
概論[]
現在のカスタムワールド生成においてディメンションを定義する方法は、カスタムワールドプリセットを使ってワールドに生成されるディメンションとその詳細を設定することである。この際そのディメンションの地形以外の特質、すなわち敵対Mobのスポーンを抑制する明るさであったり、水の設置の可否などに関するデータをワールドプリセットに供与するファイルが本項で解説するディメンションタイプである。
ただし、カスタムワールドプリセットが導入される以前にはディメンションを追加する方法としてカスタムディメンションが用いられていた。現在はその機能を完全にワールドプリセットを使って代替することができるのだが、バニラのデフォルトのワールドでは現在もこちらが参照されており、デフォルトのワールドにディメンションを加えるだけなら現在も使用することができる。ディメンションタイプは、このカスタムディメンションを使用する際にも必要となる。
用法[]
ディメンションタイプは、データパックのdata/<名前空間名>/dimension_type
にJSONファイルとして保存した上でワールドプリセットまたはディメンションファイルの typeにそのファイル名を入力することで機能する。JSONファイルの構造は以下の通りである。
JSONフォーマット[]
- 最上位のタグ
- ultrawarm:
true
で水の蒸発、スポンジの乾燥、溶岩の粘度低下が起こる。 - natural:
true
でコンパスやベッドが正しく機能し、ネザーポータルからゾンビピグリンがスポーンする。 - coordinate_scale: そのディメンションから離れた際に、座標が何倍されるか。0.00001以上3000万以下の数値で指定する。
- has_skylight: 空由来の光が存在するかどうか。
- has_ceiling:
true
で岩盤の天井が生成される。理論的なものであり、場合によっては天井が生成されないことがある。 - ambient_light: 明るさの仕様。0なら完全に空とブロック由来の明るさに従い、1なら明るさを使用せずワールド全体が明るく表示される[要調査]。
- fixed_time: このフィールドに値を入力すると、ディメンション内の時刻がこの時刻に固定される。固定しないためには、このフィールドを指定してはならない。
- monster_spawn_light_level: モンスターのスポーンが可能な最大明るさに関する値。0以上15で指定する。雷雨時は
max( skyLight - 10, blockLight )
、その他の天候時はmax( internalSkyLight, blockLight )
がこの値を下回るとモンスターがスポーンする。- 整数プロバイダー
- monster_spawn_block_light_limit: モンスターのスポーンが可能なブロック由来の明るさの最大値。0以上15で指定する。
- piglin_safe:
true
でピグリンやホグリンがゾンビ化する。 - bed_works:
false
の場合ベッドを使用すると爆発が起こる。 - respawn_anchor_works:
false
でリスポーンアンカーの使用時に爆破が起きる。 - has_raids: 不吉な予感のプレイヤーにより襲撃が発生するかどうか。
- logical_height: コーラスフルーツやネザーポータルによって移動できる最高高度。このデータパックの適用前に既に上限外で繋がっているネザーポータルは通常通り機能する。 height以内で指定する。
- min_y: ブロックを設置できる最低位置。-2032以上2031以下かつ、16の倍数でなければならない(したがって事実上最大値は2016)。
- height: ブロックの配置可能な範囲の垂直方向の幅。16以上4064かつ16の倍数でなくてはならない。建築可能な最大高度は = min y + height - 1であり、この値が2031以上になるような設定はできない。
- infiniburn:
#
から始まるブロックタグ名。このタグに含まれるブロックの上では火が消えない。 - effects:
"minecraft:overworld"
(雲、太陽、星、月が表示)、"minecraft:the_nether"
(視界を狭める厚い霧が表示)、"minecraft:the_end"
(バイオーム設定の空の色を無視した暗い空)から指定する。このディメンションで使用されるディメンションエフェクトを指定する。省略可能でデフォルトはminecraft:overworld
。
- ultrawarm:
歴史[]
Java Edition | |||||
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1.16 | Pre-release 1 | dimension_type がデータパックに追加された。 | |||
Pre-release 2 | shrunkが coordinate_scaleに置き換わった。 | ||||
1.17 | 20w49a | ディメンションタイプに min_yと heightが追加された。 |
要素 |
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データパック |
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チュートリアル |