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このチュートリアルでは、レッドストーン回路を組む際の一般的な助言を示します。

計画[]

レッドストーン回路を組み立てる際、最初に決める事はそれが何をするのか、また一般にどのように動作するのかです。

  • 動作のきっかけとなる場所と状況は?
    • きっかけとなるのはプレイヤー、Mobの動作、あるいは他の事か?
  • 何の機械部品を動かすのか?
  • 効率的な最初の設計は何か?
    • 多くの場合、回路の改善は構築の後の方の段階で行われますが、アイデアに取り組む際に初めの方でやっておくと後々役に立ちます。非効率的あるいは欠陥のある設計が顕在化してしまうと、開発の妨げになりえます。
  • 構造のためにどういった信号の送り方をすればいいか?
    • 複数の信号を送る要素が必要か?

大きさ[]

レッドストーン回路は、適切な大きさで組み立てるのが重要です。

単一の装置で大量の空間を取りすぎないほうが良いでしょう。大きな建造物は多くの場所を取り不便です。逆に、十分な機能のレッドストーン回路を狭い空間に詰め込もうとするも避けるべきです。複雑な回路を動かすには大抵多くの空間が必要です。例えば、数値演算と画面表示を一度に行うレッドストーン計算機をたった1チャンクに収めるのは不可能です。

最良の結果を得るためには、動作する範囲でできるだけ装置を小さくし、小さすぎて問題があるようならば、より大きめに作ります。また、製作に要する時間、空間、材料をあまり少なく見積もらないようにしましょう。むしろ多めに見積もって準備しておけば、次回のための予備が得られます。

クリエイティブモード[]

サバイバルのワールドで複雑な回路を組む計画があるなら、そこに資源や労力を注ぎ込む前に、まずクリエイティブモードで設計できます。実験用のクリエイティブモードのワールドを用意しておくと便利です。通常はチートを有効にしたスーパーフラットが使われます。ゲームルールを好きなように変更することもできます。例えば、常に日中のまま保ったり、Mobのスポーンを抑えたりすることができます。クリエイティブモードではブロックを無尽蔵に使えたり、即座にブロックを破壊できたり、飛び回って構造物を周囲から見たりできるので、建築に役立ちます。Alt + F3キーでスペクテイターモードに移行すれば、回路をすり抜けて内部を確認することもできます。

レッドストーン装置が完成し動作することを確認したらそれを見渡し、それが「今」どのように動作しているか理解しておきましょう。改善点が見つかるかもしれません。しかし最終的にはサバイバルのワールドに戻り、資材を集め、クリエイティブモードでの設計を写し取るだけです。サバイバルでどれだけ資材が必要になるか正確に把握しておけるように、クリエイティブモードで使用した資材を数えることもできます。

資材集め[]

大型のレッドストーン装置を作るなら、再生可能資源の生産施設を作る必要があるかもしれません。生産しておくと良い資材は例えば次のようなものです。

建造[]

回路を構築するときに使うブロックは、目立つようにしておくと便利です。そうすることで、新しい部屋を掘って作る際に、そこに既に設置してある回路を損傷してしまう危険を知ることができます。石レンガ雪ブロック羊毛コンクリートを使うのが一般的です。異なった色の羊毛やコンクリートを配置するのも、回路同士の境目を示すには良い手段です。

溶岩の近くに回路を設置する際は細心の注意を払うべきです。レッドストーン回路素子の多くは、液体には洗い流されてアイテム化します。加えてそれが溶岩であれば、そのアイテムは消滅してしまいます。

TNTを使用した回路を構築する際は、構築中の回路によって意図せず通電してしまいTNTが起爆する場合が多いため注意すべきです。例えば通電されたブロックにレッドストーントーチを配置するような場合、トーチがOFFになるには1ティックを要し、設置直後は瞬間的に通電状態になっているため、接続されたTNTに意図せず信号が流れてしまうかもしれません。TNTを回路が完了してから配置するようにすることでこの種の事故は防げるでしょう。これはそういった行動でうっかり起動しかねない他の回路要素(ディスペンサーなど)にも言えることです。レッドストーンランプピストンを一時的に設置することで、その場所に動力があるか素早く調べることができます。

配線の色分け[]

これは単純ながら非常に有効な方法で、特に多くの異なる回路を組み合わせたレッドストーン装置を作る際に役に立ちます。回路の別々の部分には別々の色の羊毛コンクリートテラコッタ等を使うのが最良です。もしレッドストーン全てを同じブロックに設置してしまうと、そのうちどの配線が何の働きをするか忘れてしまうかもしれません。加えてレッドストーン装置を他の人に披露したいのであれば、これは重要な方法です。そうすれば、それを見た人が自身のMinecraftワールドでその設計を真似ることができます。

羊毛やコンクリート、テラコッタを使いたくないのであれば、互いに異なる色の他のブロック、例えば石の亜種や板材関連のブロックを使うこともできます。ただし石炭ブロックと黒色のコンクリートのような似た色のブロック同士で回路を色分けするのはやめましょう。

問題の解決[]

もし設計した回路が上手く作動しない場合は、回路を調べて問題を探してみましょう。さまざまな入力を試し、信号が思ったように伝わってなかったり、思わぬ伝達が発生したりしている場所を見つけましょう。

  • 配線のどの部分が思ったように動いていないか。予期せぬ出力動作は通常、配線のどこかに実際の問題があることを示しています。
  • 信号の同期が正常に取れているか。
  • 回路の一部が不必要に活性化していないか。うっかり繋がってしまった配線により片方の回路の信号がもう片方に流れ込んだり、リピーターの出力が入力に戻ってきているかもしれません。
  • 配線の近くで動作したピストンで配線が壊れていないか。
  • 信号強度が極端に低い通電ブロックから回路を引いていないか。場合によってはレッドストーンリピーターなどで信号強度を増幅する必要があるかもしれません。
  • 信号を透過ブロックに通そうとしてはいないか。非透過ブロックに置き換えるか、回路を迂回させましょう。
  • 回路が短絡してはいないか。レッドストーントーチは焼ききれていないか。回路の短絡を修正し、トーチを設置し直しましょう。
  • ピストンやディスペンサー、ドロッパーなどが間接配線で不必要に起動していないか。
  • 現行のバージョンで動作しない、古いバージョンのMinecraftでのチュートリアルを参考にしていないか。

改善[]

回路がうまく作動したら、更なる改善が(回路を壊さずに)可能か考えてみましょう。

  • より高速に動かせるか。
    • 遅延やパルス長を短くできるか。
    • 部品の数や信号伝達の距離を減らせるか。
  • より小さくできるか。
    • より少ないブロックで作れないか。
    • 同じことをするのにより効率的な方法があるか。
    • レッドストーン配線を短くできるか。
    • 無駄な部品がないか。
  • より堅牢にできるか。
    • 短いパルスでも正常に作動するか。
    • 短時間でスイッチをON/OFFしても正常に動作するか。
    • もし上記2つのいずれかで問題があるなら、そのような入力を弾けるようにできないか。
    • チャンクの読み込みが止まっても回路が壊れないか。特に常時稼働しているクロック回路を使う場合は気をつけましょう。
  • アップデートなどで実装された新しいパーツで既存設備をより軽量に置き換えられないか。
  • より静かな回路に出来るかどうか。
    • ピストン、ディスペンサー、ドロッパー、ドア、トラップドア、フェンスゲート、音符ブロックといった音の鳴るブロックを減らせば、他のプレイヤーに装置を気づかれにくくできます。
  • ラグを減らせるか。多数のレッドストーン部品で構築された回路は明るさ、サウンド、パーティクル、ブロック状態更新などに伴うラグの原因となります。
    • レッドストーンダストは状態が変化すれば大量にブロックの更新を生み出します。信号強度が変わればそれだけ多くの更新が引き起こされます。レッドストーンの配線を短くすればラグを大幅に減らせます。レッドストーンダストの代わりにレールをオブザーバーで検知する方法を使っても良いでしょう。レールはレッドストーンダストに比べてブロック更新の発生が少ないからです。
    • ホッパーやホッパー付きトロッコなどは毎ティック同時に多数のことをやろうとします(アイテム搬入・搬出、真上にアイテムエンティティがあるかの確認)。作動させる必要のないホッパーに通電して機能停止させたり、上にコンテナブロック(コンポスターなど)を置くなどしてエンティティ動作を停止させれば負荷を軽減できるかもしれません。
    • レッドストーントーチやレッドストーンランプは、状態によって明るさレベルが変化します。光の変化は周囲の何百ものブロックに明るさの更新を引き起こします。周辺を非透過ブロックで固めたり、松明やグロウストーンなどであらかじめ照らしておくことで明るさの更新を減らせます。
    • パーティクルを発生させる部品(特に花火で顕著)が多い場合、一度に描画できるパーティクルの数を越えてしまい一部のパーティクルが欠損する場合があります。
    • ピストンによってブロックを動かした場合、その周辺も含めたブロック更新が発生します。多数のブロックをピストンで動かそうとするような回路は負荷の原因となりやすいです。

関連項目[]