体力値 |
大: 16 × 8 |
---|---|
振る舞い |
敵対的 |
攻撃力 |
イージー: |
大きさ |
大: |
スポーン条件 |
§ スポーンを参照 |
スライム(英:Slime)は、沼地や地下深くの特定のチャンクの中でチャンクでスポーンする、跳ねる敵対Mobのことである。
スポーン[]
スライムは、オーバーワールドのy=40未満では明るさレベルに関わらず特定の「スライムチャンク」と呼ばれる場所でスポーンする。また、沼地のy=50~69では明るさレベル7以下でスポーンすることがある。
大きさが1、2、4(NBTのSize
タグの値が0、1、3)の個体のみが自然にスポーンする。/summon
コマンドを使うと、大きさが1〜128(NBTのSize
タグの値が0〜127)の個体をスポーンさせられる。
スライムがスポーンするには、おおよそ3×2.1×3の空間を要する。この範囲内に固体や液体が存在してはならない。スライムのスポーン試行の際、大型のスライムの空間要件をチェックした後で、スポーンするスライムの大きさが決められる。よって、大型のスライムの高さが2ブロックをわずかに上回るために、2ブロックの高さの空間にはいかなる大きさのスライムもスポーンできない。また、大型のスライムの幅が2ブロックをわずかに上回ることと、Mobのスポーンがブロックの中心の座標でなされることにより、3×2.1x3の範囲内にあるいかなるブロックがあっても、それがガラス板のような薄いものであっても、どの大きさのスライムもスポーンできなくなる。
スライムの大きさは地域難易度に左右される。低難易度では各サイズ33%、高難易度では小16%、中33%、大50%となる。
ブロック | 可能かどうか |
---|---|
ビーコン | 不可 |
焚き火 | 不可 |
コンジット | 不可 |
エンドゲートウェイ | 不可 |
エンドポータル | 不可 |
グロウストーン | 不可 |
炎 | 不可 |
溶岩 | 不可 |
溶岩入りの大釜 | 不可 |
ジャック・オ・ランタン | 可 |
ランタン | 不可 |
レッドストーンランプ | 可 |
リスポーンアンカー | 可 |
シーランタン | 不可 |
シーピクルス | 不可 |
シュルームライト | 不可 |
エンドロッド | 不可 |
洞窟のツタ | 可 |
松明 | 可 |
溶鉱炉 | 可 |
かまど | 可 |
燻製器 | 可 |
ろうそく | 不可 |
輝く黒曜石 | 可 |
ネザーポータル | 不可 |
魂の焚き火 | 不可 |
魂の炎 | 不可 |
魂のランタン | 不可 |
魂の松明 | 可 |
エンダーチェスト | 不可 |
ヒカリゴケ | 可 |
レッドストーントーチ | 可 |
アメジストの塊 | 不可 |
アメジストの芽 | 可 |
マグマブロック | 不可 |
醸造台 | 不可 |
茶色のキノコ | 可 |
ドラゴンの卵 | 不可 |
エンドポータルフレーム | 不可 |
スカルクセンサー | 不可 |
ライトブロック | 不可 |
沼地[]
沼地およびマングローブの沼地では、明るさが7以下であれば、y=50~69にスライムがスポーンすることがある。スライムのスポーン確率は月の満ち欠けに影響し、満月が最大であり、新月では全くスポーンしない。
より正確には、ゲームは2つの要素を確認する。
- 明るさが乱数(0から7まで)以下の場合
- 月の明るさの割合が乱数(0から1まで)よりも大きい場合
これらの条件を満たし、高度が許容範囲内であれば、スライムがスポーンする確率は50%になる。
「スライムチャンク」[]
明るさレベルにかかわらず、y=40以下のキノコ島以外のすべてのバイオームでスポーンする。(スポーン確率は低い)すべてのチャンクの1⁄10の場所が「スライムチャンク」とされており、ここではスライムが比較的大量にスポーンする。
Java Edition[]
Java Editionでは、これらの「スライムチャンク」は、チャンクの座標をシード値と組み合わせることで、擬似的にランダムに決定される。
import java.util.Random;
public class checkSlimechunk{
public static void main(String args[])
{
// the seed from /seed as a 64bit long literal
long seed = 12345L;
int xPosition = 123;
int zPosition = 456;
Random rnd = new Random(
seed +
(int) (xPosition * xPosition * 0x4c1906) +
(int) (xPosition * 0x5ac0db) +
(int) (zPosition * zPosition) * 0x4307a7L +
(int) (zPosition * 0x5f24f) ^ 0x3ad8025fL
);
System.out.println(rnd.nextInt(10) == 0);
}
}
つまり、チャンクの座標を使って、シード値の生成を助けるために、0から9までの間の乱数が生成される。その数値が0の場合、チャンクはスライムをスポーンさせる。ワールド座標をチャンク座標に変換するには、16で割って四捨五入する。なお、{xPosition
およびzPosition
は32ビットの整数(int)であることに注意が必要。
Bedrock Edition[]
Bedrock Editionでは、スライムチャンクアルゴリズムがJava Editionと異なる。このアルゴリズムはワールドシード値に依存しないので、スライムが自然にスポーンできるチャンクはどのワールドでも同じ座標に存在する。[1]
ドロップ[]
スライムのサイズが1の時に、0~2個のスライムボールを落とす。これはドロップ増加のレベルごとに1個ずつ増やすことができ、最大5個のスライムボールを落とすことができる。
サイズに応じた経験値をドロップする。1, 2, 4のいずれかになる。
振る舞い[]
スライムは10~30ティック(1⁄2}~1 1⁄2秒)ごとに跳ねて移動し、水の中を泳いだり、はしごや足場を登ったりすることができる。他のMobとは異なり、スライムはプレイヤーが近くにいないときも動き続ける。正確な振る舞いは以下の通りである。
スライムは16ブロック(球形)の距離内のプレイヤー(または、アイアンゴーレム)を探す。
- ターゲットが見つからない場合、スライムは10~30ティック(1⁄2~1 1⁄2秒)待つ。その後、左右57.26°(1ラジアン)までランダムに方向を変え、前方にジャンプし、これを繰り返す。
- ターゲットが見つかった場合、ジャンプ前の遅延時間は1⁄3(3~10ティック)まで延長され、スライムの方向はジャンプ前に直接ターゲットに向かうように設定される。
スライムの最大体力は大きさの2乗と等しく、寸法は大きさあたり0.51ブロックである。スライムが攻撃したとき、サイズ1(最小)のスライムを除き、そのサイズに等しいダメージを与える。そのため、小スライムは睡眠を妨げることができない。
スライムのジャンプ距離もサイズに依存する。スライムはその長さよりも少し離れた距離までジャンプすることができる。着地時にはその大きさのスライムのパーティクル1⁄8がいくつか出現する。
小スライム以外が殺されると、元のサイズを2で割った(端数切り捨て)サイズに相当する2~4個のスライムが新たにスポーンする。
ゾンビやクモのようなモブの攻撃速度は1秒に1攻撃であるが、スライムの攻撃速度は1秒に2攻撃と倍である。複数のスライムや大きなスライムによって壁に追い込まれた場合、盾のような攻撃を避ける術を持たず防具も十分でなければ、死を免れることは難しい。他のモブは攻撃対象にしかダメージを与えないが、スライムは、ぶつかったすべてのプレイヤーとアイアンゴーレムにダメージを与える[JE限定]。
水中にいるスライムは可能であれば水面まで泳ごうとする。しかし、水面まで上がれない場合、溺れて小さなスライムに分裂する。
サウンド[]
サウンド | 字幕 | 分類 | 説明 | 名前空間ID | 字幕キー | 音量 | ピッチ | 減衰 距離 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スライムが攻撃をする | ? | ? | entity.slime.attack | subtitles.entity.slime.attack | ? | ? | 16 | |
スライムが死ぬ | ? | ? | entity.slime.death | subtitles.entity.slime.death | ? | ? | 16 | |
スライムが死ぬ | ? | ? | entity.slime.death_small | subtitles.entity.slime.death | ? | ? | 16 | |
スライムがダメージを受ける | ? | ? | entity.slime.hurt | subtitles.entity.slime.hurt | ? | ? | 16 | |
スライムがダメージを受ける | ? | ? | entity.slime.hurt_small | subtitles.entity.slime.hurt | ? | ? | 16 | |
スライムが跳ねる | ? | ? | entity.slime.jump | subtitles.entity.slime.squish | ? | ? | 16 | |
なし | なし[sound 1] | ? | ? | entity.slime.jump_small | なし[sound 2] | ? | ? | ? |
スライムが跳ねる | ? | ? | entity.slime.squish | subtitles.entity.slime.squish | ? | ? | 16 | |
なし | なし[sound 1] | ? | ? | entity.slime.squish_small | なし[sound 2] | ? | ? | ? |
技術的情報[]
ID[]
名称 | 名前空間ID | 翻訳キー |
---|---|---|
スライム | slime | entity.minecraft.slime |
名称 | 名前空間ID | 数値ID | 翻訳キー |
---|---|---|---|
スライム | slime | 37 | entity.slime.name |
エンティティデータ[]
スライムには、様々なプロパティを含むエンティティデータが関連付けられている。
- エンティティデータ
- すべてのMobに共通するタグ
- Size: スライムのサイズ。0が最小で、1高くごとに大きくなる。自然にスポーンするのは 0, 1, 3 である。
- wasOnGround: 1もしくは0 (true / false) - true はスライムが地面に触れている状態を表す。
進捗[]
アイコン | 進捗 | ゲーム内での説明 | 前提条件 | 実際の条件(異なる場合) | 名前空間ID |
---|---|---|---|---|---|
冒険 | 冒険、探索、戦闘 | — | 任意のエンティティを倒すか、エンティティによって倒される。 | adventure/root
| |
モンスターハンター | 敵対的なモンスターを倒す | 冒険 | 以下の34種(35種[JE 1.21で追加予定])のMobのうちどれかを倒す。
Mob一覧
| adventure/kill_a_mob
| |
「それ」は侵食する | スカルクカタリストの近くでMobを倒す | モンスターハンター | 以下の70種(72種[JE 1.21で追加予定])のMobのうちどれかスカルクカタリストの近くで倒す。
Mob一覧
| adventure/kill_mob_near_sculk_catalyst
| |
モンスター狩りの達人 | すべての種類の敵対的なモンスターを倒す | モンスターハンター | 以下の34種のMobを全て倒す。
Mob一覧
| adventure/kill_all_mobs
|
歴史[]
Java Edition Alpha | |||||
---|---|---|---|---|---|
v1.0.11 | スライムが追加された。 | ||||
スライムはゲームに追加された5番目の敵対的なMobである。 | |||||
スライムには小、中、大の3つのサイズがあるが、現在のスライムと比較した場合の正確なサイズは不明である。 | |||||
このバージョンでは近接攻撃で殺された場合、分割したり、スライムボールを落とさない。 | |||||
v1.0.12 | 大スライムはピースフルでスポーンしなくなった。 | ||||
スライムからサウンドがなるようになった。 | |||||
スライムのターゲットと攻撃が修正された。 | |||||
v1.0.13 | スライムのテクスチャが変更された。 | ||||
v1.0.14 | スライムが多く出現するようになったため、スライムのスポーン率が減少した。 | ||||
新制限の誤算により、スライムが変な場所でしかスポーンしなくなったため、自然スライムのスポーンは無効化された。 | |||||
v1.0.17 | スライムがマルチプレイでスポーンするようになった。 | ||||
v1.2.0 | スライムのスポーンが完全に無効化された。 | ||||
Java Edition Beta | |||||
1.2_01 | スライムがゲームに戻ってきた。 | ||||
小スライムが0-2個スライムボールを落とすようになった[2]。 | |||||
スライムがレアになった。 | |||||
1.3 | スライムが一般的になってきた。 | ||||
1.4 | マルチプレイのバグが修正され、スライムの分裂が倒したプレイヤーにしか見えず、ダメージを受けないようになった[3]。このスライムはクライアント側のものであるため、プレイヤーはサーバーを終了して再びログインすることによってのみ、それらを削除することができる。 | ||||
1.5 | スライムはピースフルの難易度でスポーンしなくなり、報復のみ行うようになった。 | ||||
Java Edition | |||||
1.0.0 | Beta 1.9 Prerelease 5 | スライムはy座標0-16ではなく、0-39でスポーンするようになり、より一般的になった。 | |||
1.1 | 11w49a | スライムのスポーンエッグを追加し、プレイヤーがスライムをスポーンさせることができるようになった。 | |||
1.3.1 | 12w15a | スーパーフラットワールドのスライムスポーン率が減少した。 | |||
12w25a | スーパーフラットワールドのスライムスポーン率がさらに低下した。 | ||||
1.4.2 | 12w38a | マグマキューブと同じサウンドが追加され、よりリアルなサウンドになった。 | |||
12w40a | 湿地帯の明るさが減少し、見つけやすくなった。スライムは泳ぐことができないので、深い水に飛び込んでしまい、最終的には溺れる可能性が高い。 | ||||
1.5 | 13w10a | 湿地帯でのスライムのスポーン率は現在の月の位置に依存する。 | |||
1.7.2 | ? | 大スライムがコマンドブロックでスポーンさせることができるようになった。 | |||
1.8 | 14w06b | 新AIへのアップデートにより、スライムが泳げるようになった。 | |||
ランダムに毎回方向を変えて、壁やコーナーで立ち往生する可能性が減少した。 | |||||
32ブロックの範囲内にプレイヤーがいない場合、時間の経過とともにランダムにデスポーンするようになった。 | |||||
ジャンプの仕組みが変更された。ジャンプできる距離はサイズに対応しており、自分の長さとほぼ同じ距離をジャンプする。また、スライムは攻撃中に体全体をプレイヤーの方に向けてジャンプする。 | |||||
1.11 | 16w32a | スライムのエンティティIDが Slime から slime に変更された。 | |||
1.14 | 18w43a | テクスチャが変更された。 | |||
1.16 | 20w06a | 小スライムが動く際にサウンドが鳴るようになった[4]。 | |||
1.17 | 21w10a | スライムの最大サイズが256から128に減少した。 | |||
Pre-release 1 | スライムがプレイヤーに反応しなくなった。[5] | ||||
Pre-release 2 | バグが修正され、スライムが再びプレイヤーと関わるようになった。[5] | ||||
Pocket Edition Alpha | |||||
0.9.0 | build 1 | スライムとスライムのスポーンエッグが追加された。 | |||
build 2 | サウンドが追加された。 | ||||
スライムが自然にスポーンするようになった。 | |||||
0.10.0 | build 1 | 跳ねるアニメーションが追加された。 | |||
0.12.1 | build 1 | ジャンプ時にパーティクルを発生させるようになった。 | |||
スライムがスライムボールをドロップするようになった。[要検証] | |||||
0.13.0 | build 3 | スポーンが改善された。 | |||
Bedrock Edition | |||||
? | フラットワールドでは普通にスポーンする。 | ||||
1.10.0 | beta 1.10.0.3 | テクスチャが変更された。 | |||
Legacy Console Edition | |||||
TU1 | CU1 | 1.0 | Patch 1 | 1.0.1 | スライムが追加された。 |
TU14 | 1.04 | スーパーフラットワールドのスライムスポーン率が減少した。 | |||
1.90 | テクスチャが変更された。 | ||||
New Nintendo 3DS Edition | |||||
0.1.0 | スライムが追加された。 |
問題点[]
「スライム」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
トリビア[]
- Java Editionでは、コマンドを使用してスライムの大きさを調整できる。大きさは1から256まであり、大きさが256のスライムはマインクラフト内で最も大きいMobで、エンダードラゴンよりも大きい。
- 小サイズのスライムがいても寝ることができる。
- スライムのジャンプはプレイヤーを追跡するとき少し速くなる。
- 大サイズのスライム1個とその分裂して出来るスライム群から得られる最小の経験値は12点である。大から4、それが中2個に分裂してそれぞれ2点、それぞれ小2個に分裂してそれぞれ1点である。最大となるのは、大が分裂して中4個になり、中が分裂して小4個になる場合で、都合28点である。
- スライムはつたやはしごを登ることができない。
- 名前をつけられた大サイズのスライムが倒されると、その名前のより小さいサイズのスライムがスポーンする。
- プレイヤーがスライムの中を歩くと、スライムの中のスライムブロックを見ることが出来る。
ギャラリー[]
関連項目[]
- マグマキューブ – ネザーでスポーンするスライムに似ているMob
- MCE:トロピカルスライム - Minecraft Earthで発見された亜種
脚注[]
- ↑ The Bedrock Edition slime chunk algorithm was reverse engineered by @protolambda and @jocopa3 and can be found on GitHub:[1]
- ↑ http://getsatisfaction.com/mojang/topics/will_slimes_ever_return_to_minecraft
- ↑ http://www.youtube.com/watch?v=wyNvBkn4E3U
- ↑ MC-97958
- ↑ a b MCPE-116741