サトウキビ (Sugar Cane) は、重要な原材料の一種である。
用途
サトウキビは砂糖と紙のクラフトに必要な唯一の素材である。砂糖はケーキの材料であり醸造にも使用される。さらに紙は本、地図、エンチャントテーブルをクラフトするのに必要である。
材料 | レシピ » 結果 |
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サトウキビ | |
サトウキビ |
性質
サトウキビは、自然に3ブロックの高さまで成長し、一番上のサトウキビがランダムブロックティックを16回受けると、1ブロック分高くなる(これは平均して約18分毎だが、実際の値は大きく異なることもある)。
サトウキビはサボテンと多くの点で同じ性質をもつ。サトウキビを植えるのに土地を耕す必要はなく、低い部分を取り除くと上の部分もドロップしてアイテム化し、骨粉により即成させることもできない(Bedrock Edition や New Nintendo 3DS Edition を除く)。
サトウキビは溶岩や水の流れを止める。したがって、サトウキビの上部に触れるとどちらの液体ブロックも固体ブロックに触れたのと同様に広がる。サトウキビはまたその上にブロックを設置することができるが、プレイヤーがその上に立つことはできない。サトウキビは水流の中(水に接したブロック)に設置することもでき、水を設置した空間から締め出し、同時にプレイヤーはその中を泳いだり歩いたりして通ることもできる。水中で使用すると、ちょうどハーフブロックのようにサトウキビは水をその空間から締め出し、エアポケットを残す。この性質により、サトウキビはエアロックを作るのに用いられる。地面の上にあるときと同様、サトウキビは水中でも無限に積み上げることができ、従って水底から水面へと伸びるエアポケットを作成できる。矢はサトウキビを通過する。
栽培
サトウキビは直接水に接した草ブロック、土、砂、ポドゾル、粗い土、または赤い砂の上に植えなければならない(水の上や水に斜めに接しているブロックには植えられない)。接している水は透明、不透明のどちらのブロックでも覆うことができ、その状態の水の隣でも植えられ、育てることができる。水流の隣にもサトウキビは植えられる。また、他のサトウキビの上にも植えられる。サトウキビは成長に光を要しない。
サトウキビの生長は少々遅い。個々のサトウキビブロックはその上に新しいサトウキビブロックが生長するまで16段階を経る。ランダムな間隔のブロックティックが訪れると、次の段階へ移る。これはブロック更新検知器 (BUD) で検出できる。サトウキビの一番上にあるブロックのみが、さらにその上に空間がある場合に限り このような過程で生長する。新しいブロックがその上に成長すると、生長のプロセスは再度初めから始まる。サトウキビの生長は他のどのブロックよりも遅い。
苗木、小麦、サボテンのようにサトウキビはチャンクがメモリーに読み込まれている際にのみ生長するので、プレイヤーはその場所からあまり離れて冒険すべきではない。成長したサトウキビは一番下のブロックではなく真ん中を叩くことでも収穫でき、これによって再び植える手間を省ける。
適切に設置されれば、4x4の土地で最大量のサトウキビを育てることができる。農地のそれぞれのユニットは4つの水ブロックと12の砂ブロックがあり、75%の土地がサトウキビに対して使われている。どれだけのユニット数でも効率性は損なわないが、広い土地でも最大効率は80%である(基本パターンを、水ブロックが桂馬の動きのように繰り返し配置する)。さらにハーフブロックやスイレンの葉を各水源に設置することで農場を容易に行き来することができる。
ピストンを用いることでサトウキビ農場を自動化することができる。サトウキビの真ん中の部分へと伸びるようにピストン(またはブロックのついた粘着ピストン)を設置することににより、ピストンが伸びた際にその上のサトウキビもアイテム化する。これにより通常の水路による回収方法でサトウキビを集めたり(植えられている土ブロックの上に落ちてしまうこともあるが)、単にサトウキビの上を走ることでも集めることができる。
水源が取り除かれてもサトウキビは生長する段階までは壊れず、2つのサトウキビのアイテムへと分解する。伝統的な栽培と比べ、水の供給を再び行いサトウキビを繰り返し植える必要があり非効率的である。その代わり、レッドストーンワイヤーを使ってサトウキビを回収することができる (栽培のチュートリアル参照のこと)。
Beta 1.8 以前ではタイガバイオーム(現在の氷原バイオームに相当)に設営されたサトウキビ農場でもサトウキビは生長した。アップデート後のバージョンでは、タイガバイオームに雪が降るようになり、農場の水は固まり凍結するようになった。するとサトウキビは生長を止め、地面にアイテム化して落ちる。これにより、サトウキビ農場ができなくなった(自然に発生するサトウキビもまた、氷の隣では生長しない)。これに対処するには、松明のついたブロックを農場の水ブロックの直ぐ上に設置し、氷への凍結を防ぐ。水は再び凍結することはなく、サトウキビも生長する。松明のついたブロックの下を歩けるように、松明のついたブロックは水ブロックから3ブロック離して設置することもできる。松明が置けない場合でも、グロウストーンを水や氷の下に設置することも出来る。Minecraft 1.2.5 で、松明が不要になることが確認された。単純に水の上にブロックを置き、雪がそこに乗るようにすることでも大丈夫だ。
また海の側で栽培するのも簡単である。32ブロックの長さの土を設置し(砂だと落下してしまうので)、1列あけて同様にする。次にちょっと難しいが、この2列の間の1ブロックしたにも32ブロック設置する。これで農場の両端で同じ作業が出来るようになる。完成すれば、水面上の2列の植える場所の土と、31ブロックの水に満たされた、あるいは覆われた列が出来るだろう。最初は1束のサトウキビがあればよい。それを植え、育てよう。真ん中のものを壊せば、上段と中段が得られ、植えなおす手間も省ける。得られた2束をその隣に植えて、これを繰り返すのだ。全部で32列 ×(上段 + 中段)で1スタックのサトウキビになる。32束を隣の列に植えて拡張するのを忘れないように。真ん中の水の列は灌漑用かつ歩道であり、特にサトウキビが誤って海に落ちるのを防ぐ場所になる。
歴史
Java Edition Alpha | |||||
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1.0.11 | サトウキビの旧称である Reeds(葦)が、Seecret Friday Update 6(v1.0.11 Patch)で追加された。葦は多くのプレイヤーが「Banboo(竹)」や「Papyrus(パピルス)」という通称を用いていた。葦は水流で流されたり、接している水を取り除くことでも即座にアイテム化できたので葦の自動農場が以前のバージョンの Minecraft では作成することができた。 | ||||
Java Edition Beta | |||||
1.2 | Notch は葦をサトウキビに遡って置き換えた。これは、Beta 1.2 で実装されたケーキのレシピの砂糖の供給源が必要となった為である。 | ||||
1.6 | 投射物がサトウキビに当たった時の挙動が変更され、矢はサトウキビに刺さらず、通り抜けるようになった。しかし、雪玉は未だにサトウキビブロックが固体ブロックであるかのように振る舞う。 | ||||
1.8 | サトウキビは水に接していれば砂の上でも生長するようになった。これより前はサトウキビは砂の上に発生するものの、砂の上に植えることができなかった。またこのアップデートにより 砂漠バイオームの泉にもサトウキビがみられるようになった。 | ||||
Java Edition | |||||
1.7.2 | 13w36a | サトウキビの色がバイオームに応じて変わるようになった。 | |||
13w37a | Block183(ブロックとしてのサトウキビ)が /give コマンドで得られなくなった。 | ||||
1.9 | 15w43a | 隣接した薄氷になっても壊れなくなった。 | |||
Pocket Edition Alpha | |||||
0.1.0 | サトウキビが追加された。 | ||||
0.5.0 | サトウキビが砂の上で育つようになった。 | ||||
0.9.0 | サトウキビの色がバイオームに依存するようになった。 | ||||
0.12.1 | build 1 | ネザーリアクターから得られなくなった。 | |||
Pocket Edition | |||||
1.0 | build 1 | バグのためサトウキビの色がバイオームに応じて変わらなかった。 | |||
Legacy Console Edition | |||||
TU1 | CU1 | 1.0 | Patch 1 | サトウキビが追加された。この頃は固体ブロックで成長可能な壁として有用だった。 | |
TU2 | 固体ブロックでなくなった。矢がサトウキビを通過するようになった。 | ||||
TU31 | CU19 | 1.22 | Patch 3 | バイオームに応じて色が変わるようになった。 |
問題点
「サトウキビ」に関する問題点は、バグトラッカーにて管理されている。問題点の報告はそちらで行ってほしい。
ギャラリー
- 2011-10-11 18.48.25.png
木の中に自然発生したサトウキビ。
渓谷の水の隣に自然発生したサトウキビ。
脚注