エンティティを出現させる。
構文[]
- Java Edition
summon <entity> [<pos>] [<nbt>]
- Bedrock Edition
summon <entityType: EntityType> [spawnPos: x y z] [yRot: value] [xRot: value] [spawnEvent: string] [nameTag: string]
summon <entityType: EntityType> <nameTag: string> [spawnPos: x y z]
summon <entityType: EntityType> [spawnPos: x y z] facing <lookAtEntity: target> [spawnEvent: string] [nameTag: string]
summon <entityType: EntityType> [spawnPos: x y z] facing <lookAtPosition: x y z> [spawnEvent: string] [nameTag: string]
引数[]
JE:<entity>
:名前空間付ID
BE:entityType: EntityType
:文字列(引用符無し)
- 出現させたいエンティティを指定する。
- 名前空間IDで指定する。
JE:<pos>
:3次元座標・ベクトル
BE:spawnPos: x y z
:座標(浮動小数点数)
- エンティティの出現場所を指定する。省略した場合、コマンド実行者の場所にエンティティが出現する。
- 浮動小数点数で構成される3次元座標でなければならない。チルダ・キャレット表記法を使用できる。
JE: <nbt>
:Compound型のNBT
BE: yRot: value
:RelativeFloat 及び xRot: value
:RelativeFloat
- 出現させるエンティティの回転を指定する。
- ヨー角(y方向を軸とした回転角)およびピッチ角(水平方向を軸とした回転角。仰角・俯角のこと)を、倍精度浮動小数点数[JE限定]、または単精度浮動小数点数[BE限定]を用いて度単位で指定する。
- 水平方向の回転角(ヨー角)は、-180.0が真北、-90.0が真東、0.0が真南、90.0が真西であり、179.9は真北からほんの少し西側となる。
- 垂直方向の回転角(ピッチ角)は、-90.0が真上、90.0が、真下となる。
BE: lookAtEntity: target
:CommandSelector<Actor>
- 出現させるエンティティが向くエンティティを指定する。
- プレイヤー名またはターゲットセレクターで指定する。
BE: lookAtPosition: x y z
:CommandPositionFloat
- 出現させるエンティティが向く座標を指定する。
- 浮動小数点数で構成される3次元座標でなければならない。チルダ・キャレット表記法を使用できる。
BE: spawnEvent: string
:basic_string
- エンティティのスポーン時のイベントを指定する。スポーンイベント(ビヘイビアーパックに含まれるエンティティのイベント名)でなければならない。
- 文字列を指定する。また、文字列はスペースを含まない単一の単語か引用符で囲んで指定する。
BE: nameTag: string
:basic_string
- エンティティの名前を指定する。
- 文字列を指定する。また、文字列はスペースを含まない単一の単語か引用符で囲んで指定する。
結果[]
- 引数が正しくない場合、このコマンドは失敗する。
- 成功すると、指定した場所に指定したエンティティが出現する。
コマンド | トリガー | Java Edition | Bedrock Edition |
---|---|---|---|
任意 | 引数が正しく指定されていない | 構文解析不能 | 構文解析不能 |
指定された座標が読み込まれていない | 失敗 | 失敗 | |
難易度がピースフルの状態で敵Mobを召喚しようとする。 | 成功 | ||
重複したUUIDを持つエンティティを召喚しようとする。 | 失敗 | N/A | |
指定した座標の位置のx座標またはz座標が-30000000から30000000を超える値、またはy座標が-20000000から20000000の範囲を超える値を指定した。 | 成功 | ||
成功時 |
出力[]
コマンド | エディション | 状況 | 成功回数 | /execute store success ... | /execute store result ... |
---|---|---|---|---|---|
任意 | Java Edition | 失敗時 | 0 | 0 | 0 |
成功時 | 1 | 1 | 1 | ||
Bedrock Edition | 失敗時 | 0 | N/A | N/A | |
成功時 | 1 | N/A | N/A |
使用例[]
- 10ブロック西に雷を落とす。
/summon lightning_bolt ~-10 ~ ~
- Java Edition:
- その場に "Powered Creeper" という名前の帯電クリーパーを出現させる。
summon creeper ~ ~ ~ {powered:1b,CustomName:'"Powered Creeper"'}
- 注: CustomNameはJSON形式で記述する。
- その場に "Powered Creeper" という名前の帯電クリーパーを出現させる。
- スパイダージョッキーを出現させる。
summon spider ~ ~ ~ {Passengers:[{id:"minecraft:skeleton",HandItems:[{id:"minecraft:bow",Count:1b}]}]}
- スパイダージョッキーを出現させる。
- Bedrock Edition:
- その場に "Powered Creeper" という名前の帯電クリーパーを出現させる。
summon creeper ~ ~ ~ minecraft:become_charged "Powered Creeper"
- その場に "Powered Creeper" という名前の帯電クリーパーを出現させる。
- 黄色の「Dolphin」の名が付いたイルカを出現させる。
summon dolphin "§6Dolphin" ~ ~ ~
- 黄色の「Dolphin」の名が付いたイルカを出現させる。
- 備考
/summon
では、一度に複数のエンティティをスポーンさせることはできない。
歴史[]
Java Edition | |||||
---|---|---|---|---|---|
1.7.2 | 13w36a | /summon が追加された。 | |||
1.8 | 14w30a | /summon で雷を出現させられるようになった。 | |||
1.16 | 20w06a | /summon で、x座標またはz座標が-30000000から30000000を超える値、またはy座標が-20000000から20000000の範囲を超える値を指定した際にエンティティを召喚できないようになった。 | |||
20w11a | /summon で火の玉を出現させられるようになった。 | ||||
1.19.3 | 22w42a | <entity> に entity_summon ではなく resource 引数 を入れるようになった。 | |||
Pocket Edition Alpha | |||||
0.16.0 | build 1 | /summon が追加された。 | |||
Bedrock Edition | |||||
1.19.40 | beta 1.19.40.21 | /summon に回転を指定する2つの新しい引数が追加された。 | |||
beta 1.19.40.23 | バグが修正される間、/summon の回転が一時的に削除された。 | ||||
1.19.70 | beta 1.19.70.23 | 回転が再追加された。 | |||
1.19.80 | beta 1.19.80.20 | facing 引数が追加された。 |