エンティティ(プレイヤー、モブ、アイテムなど)を正方形範囲内のランダムな場所に配置する。
用法[]
対象となったプレイヤーは、範囲内のランダムな位置の最も高い空気以外のブロックの上に(固体かどうかに拘わらず)配置される。この際、溶岩、水、気泡柱、炎の上にはスポーンすることがない。
Java Editionでは、エンティティはコマンドの実行地点が在するディメンション内にエンティティが分散配置される。
一方Bedrock Editionでは、このコマンドを実行してもエンティティのディメンションは変化しない。ただし座標の計算は実行したディメンションで行われる。
このコマンドで使用される分布は均一分布ではなくガウス分布であり、選択されるスポーン位置はやや中心に偏っている。偏りはそれほど極端ではないが、完全に均等な配置が必要な場合は適切でない。ディスペンサーでの射出位置や@rのターゲットセレクターは均等分布である。
構文[]
- Java Edition
spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> <respectTeams> <targets>
spreadplayers <center> <spreadDistance> <maxRange> under <maxHeight> <respectTeams> <targets>
- Spreads players to resulting position under the maximum height.
- Bedrock Edition
spreadplayers <x: value> <z: value> <spreadDistance: float> <maxRange: float> <victim: target>
引数[]
JE: <center>
:2次元座標・ベクトル
BE: x: value
:RelativeFloat and z: value
:RelativeFloat
- 配置範囲の中心地点を指定する。
- 浮動小数点数で構成される2次元座標で指定する。チルダ・キャレット表記法を使用できる。
JE:<spreadDistance>
:単精度浮動小数点数
BE:spreadDistance: float
:float
- 対象同士の最小距離を指定する。
- 単精度浮動小数点数を指定する。Java Editionでは,値は0.0以上で指定する。 Bedrock Editionでは、0.0以上で指定する。
JE:<maxRange>
:単精度浮動小数点数
BE:maxRange: float
:float
- 中心地点から正方形の各辺までの距離。
- 単精度浮動小数点数を指定する。Java Editionでは,値は1.0以上で指定する。 Bedrock Editionでは、
spreadDistance: float
より1.0以上大きくなくてはならない。
- 配置位置の高度上限を設定する。
- 単精度浮動小数点数を指定する。また、値は1.0以上で指定する。
- 同じチームのプレイヤー同士を同じ位置に配置するかどうか。
- ブール値(
true
またはfalse
)を指定する。
JE:<targets>
:エンティティ
BE:victim: target
:エンティティ
- 配置する対象を指定する。
- プレイヤー名、ターゲットセレクターまたはUUID[Java Edition限定]で指定する。
結果[]
コマンド | トリガー | Java Edition | Bedrock Edition |
---|---|---|---|
任意 | 引数が正しく指定されていない | 構文解析不能 | N/A |
spreadDistance: float が0.0未満である | N/A | 失敗 | |
maxRange: float がspreadDistance: float +1未満である | |||
<targets> およびplayer: target に対応するエンティティがワールドに存在しない | 失敗 | ||
対象が多く、指定の範囲内では<spreadDistance> だけの間隔を空けて配置することができない | |||
/spreadplayers ... under ... | <maxHeight> より低い位置に、配置できる場所が十分にない | N/A | |
任意 | 成功時 |
出力[]
コマンド | エディション | 状況 | 成功回数 | /execute store success ... | /execute store result ... |
---|---|---|---|---|---|
任意 | Java Edition | 失敗時 | 0 | 0 | 0 |
/spreadplayers ... true ... | 成功時 | 1 | 1 | 対象のチーム数 | |
/spreadplayers ... false ... | 成功時 | 1 | 1 | 対象のエンティティ数 | |
任意 | Bedrock Edition | 失敗時 | 0 | N/A | N/A |
成功時 | 1 | N/A | N/A |
使用例[]
- (0,0)を中心とする1000x1000ブロックの領域で、チームごとにまとめて各々200ブロック以上の距離を空けて配置する:
spreadplayers 0 0 200 500 true @a
- Red、Blue、Greenの3チームから選ばれたランダムなプレイヤー各1名とAliceとBobを、(0,0)を中心とする200x200ブロックの領域で50ブロック以上の距離を空けて配置する:
spreadplayers 0 0 50 100 false @r[team=Red] @r[team=Blue] @r[team=Green] Alice Bob
関連項目[]
歴史[]
Java Edition | |||||
---|---|---|---|---|---|
1.6.1 | 13w23a | /spreadplayers が追加された。 | |||
1.16 | 20w21a | 引数maxHeight が追加された。 | |||
1.19.4 | 22w03a | 対象がコマンドを実行したディメンションに分散配置されるようになった[1]。 | |||
Pocket Edition | |||||
1.0.5 | alpha 1.0.5.0 | /spreadplayers が追加された。 |