この項目はJava Edition限定の要素です。
乱数を抽出したり、乱数列を再設定することができる。
構文[]
random value|roll <range> [<sequenceId>]
- 乱数を抽出する。
random reset *|<sequenceId> [<seed>] [<includeWorldSeed>] [<includeSequenceId>]
- 乱数列を再設定する。
引数[]
<value|roll>
- 乱数を抽出した際に、抽選結果を他のプレイヤーにも知らせるかどうか。
value
なら抽選結果は自分にのみ表示され、roll
ならすべてのプレイヤーに抽選結果が公開される。
<range>
:範囲(整数)
- 生成する乱数の範囲を指定する。範囲の大きさは2以上2147483646以下でなければならず、上限値・下限値を指定しない場合は、それぞれ2147483647、-2147483648を指定したものとして見做される。
- 値域内の整数で指定する(例:
0
―ちょうど0、..0
―0以下、0..
―0以上、0..1
―0以上1以下)。
<sequenceId>
:名前空間付ID
- 使用・再設定する乱数列の名前空間IDを指定する。
random value|roll ...
構文では省略可能である。またrandom reset...
構文では代わりに*
を指定でき、この場合は全ての乱数列が再設定される。また存在しない乱数列を指定した場合は、その乱数列がその場で作成されコマンドが実行される。 - 名前空間IDで指定する。
<seed>
:64ビット整数
- 乱数列の再設定に使用するシード値。
- 64ビットの整数値を指定する。
<includeWorldSeed>
:ブール値(論理値)
- 乱数列にシード値を与える際に、ワールドのシード値を組み込むどうか。
false
に設定すると、乱数列の再設定がワールドに因らず同様に行われる。指定しない場合はfalse
を指定したものとして見做される。 - ブール値(
true
またはfalse
)を指定する。
<includeSequenceId>
:ブール値(論理値)
- 乱数列にシード値を与える際に、乱数列のIDを組み込むどうか。
false
に設定すると、乱数列の再設定の結果が乱数列のIDに因らず同様に行われる。指定しない場合はfalse
を指定したものとして見做される。 - ブール値(
true
またはfalse
)を指定する。
- 備考:通常のゲームで使用されているデフォルトの乱数列は、このコマンドにおいて
seed
を0、includeWorldSeed
をtrue、includeSequenceId
をtrueにした場合と同様に設定されている。
結果[]
コマンド | トリガー | Java Edition |
---|---|---|
任意 | 引数が正しく指定されていない | 構文解析不能 |
random (value|roll) ... | <range> の範囲が2未満、または2147483646より大きい | 失敗 |
任意 | 成功時 |
出力[]
コマンド | エディション | 状況 | 成功回数 | /execute store success ... | /execute store result ... |
---|---|---|---|---|---|
任意 | Java Edition | 失敗時 | 0 | 0 | 0 |
/random (value|roll) ... | 成功時 | 1 | 1 | 抽出された乱数値 | |
/random reset ... | 成功時 | 1 | 1 | 再設定された乱数列の数 |
歴史[]
Java Edition | |||||
---|---|---|---|---|---|
1.20.2 | 23w31a | /random が追加された。 |