対象のプレイヤーや他のエンティティの、ステータス効果を管理する。
構文[]
- Java Edition
effect clear [<targets>] [<effect>]
- ステータス効果を除去する。
effect give <targets> <effect> [<seconds>] [<amplifier>] [<hideParticles>]
- ステータス効果を付与する。
effect give <targets> <effect> infinite [<amplifier>] [<hideParticles>]
- 持続時間無限でステータス効果を与える。
- Bedrock Edition
effect <player: target> clear
- ステータス効果を除去する。
effect <player: target> <effect: Effect> [seconds: int] [amplifier: int] [hideParticles: Boolean]
- ステータス効果を付与あるいは除去する。
引数[]
- JE:
<targets>
:エンティティ
BE:player: target
:エンティティ - 対象を指定する。Java Editionでは、省略時はコマンドの実行者が対象となる。
- プレイヤー名、ターゲットセレクターまたはUUID[Java Edition限定]で指定する。
- JE:
<seconds>
:32ビット整数
BE:seconds: int
:32ビット整数 - ステータス効果の持続時間を秒単位で指定する。ただしステータス効果が即時ダメージ(
instant_damage
)、即時回復(instant_health
)、満腹度回復(saturation
)の場合はゲームティック単位で指定する。省略時は30秒(instant_damage
、instant_health
、saturation
の場合は1ゲームティック)となる。 - 32ビットの整数値で指定する。Java Editionでは,値は1以上1000000以下で指定する。
- Java Editionでは、値
infinite
を設定すると永続となり、インベントリには∞
と表示される。 - Bedrock Editionでは、0から2147483647の範囲内である必要があり、1000000より大きい値は1000000を指定したものとみなされる。
- Java Editionでは、値
- JE:
<amplifier>
:32ビット整数
BE:amplifier: int
:32ビット整数 - 追加の効果レベルを指定する。省略時は0となる。効果レベルIに対応する値は0であり、例えばレベルIIを指定したいときは1とする必要があることに注意。
- 32ビットの整数値で指定する。Java Editionでは,値は-2,147,483,648以上2,147,483,647以下で指定する。
- 0から255の値である必要がある。
- JE:
<hideParticles>
:ブール値(論理値)
BE:hideParticles: Boolean
:文字列(引用符無し) - パーティクルや画面右上のアイコン[Java Edition限定]を非表示にするかどうか。省略時は
false
(表示する)となる。 - ブール値(
true
またはfalse
)を指定する。
結果[]
コマンド | トリガー | Java Edition | Bedrock Edition |
---|---|---|---|
任意 | 引数が正しく指定されていない場合 | 構文解析不能 | 失敗 |
<targets> かplayer: target に適合するエンティティが1体も存在しない場合(名前付きのプレイヤーはオンラインである必要がある) | 失敗 | ||
/effect give ... | 選択されたエンティティすべてについて以下の条件を少なくとも1つ満たした場合
| 成功 | |
/effect clear | 実行者がプレイヤーでない時に<targets> が省略された場合 | N/A | |
/effect clear ... | どのエンティティからも何のステータス効果も除去されなかった場合 | ||
/effect ... clear | どのエンティティからも何のステータス効果も除去されなかった場合 | N/A | 失敗 |
任意 | 成功時 | 指定されたステータス効果が付与あるいは除去される。 |
出力[]
コマンド | エディション | 状況 | 成功回数 | /execute store success ... | /execute store result ... |
---|---|---|---|---|---|
任意 | Java Edition | 失敗時 | 0 | 0 | 0 |
成功時 | 1 | 1 | ステータス効果が付与あるいは除去されたエンティティの数 | ||
Bedrock Edition | 失敗時 | 0 | N/A | N/A | |
成功時 | ステータス効果が付与あるいは除去されたエンティティの数 | N/A | N/A |
例[]
- 耐性Vをコマンド実行者に1,000,000秒間付与する:
effect give @s minecraft:resistance 1000000 4 true
[Java Edition限定]あるいはeffect @s resistance 1000000 4 true
[Bedrock Edition限定] - 移動速度上昇IIを最寄りのプレイヤーに60秒間与える:
effect give @p minecraft:speed 60 1
[Java Edition限定]あるいはeffect @p speed 60 1
[Bedrock Edition限定] - 移動速度上昇IIIを最寄りのプレイヤーに60秒間与える:
effect give @p minecraft:speed 60 2
[Java Edition限定]あるいはeffect @p speed 60 2
[Bedrock Edition限定] - 全プレイヤーから採掘速度上昇の効果を打ち消す:
effect clear @a minecraft:haste
[Java Edition限定]あるいはeffect @a haste 0
[Bedrock Edition限定] - 全ゾンビのステータス効果をすべて打ち消す:
effect clear @e[type=zombie]
[Java Edition限定]あるいはeffect @e[type=zombie] clear
[Bedrock Edition限定]
歴史[]
Java Edition | |||||
---|---|---|---|---|---|
1.5 | 13w09b | /effect が追加された。 | |||
1.6.1 | pre | 引数clear が追加された。 | |||
1.8 | 14w06a | 引数hideParticles が追加された。 | |||
1.15 | 19w41a | /effect clear で引数<target> が省略された時は実行者が対象になるようになった。 | |||
1.15.2 | Pre-Release 1 | 上位のステータス効果で下位のステータス効果を上書きすると、下位のものが隠されるようになった。[1] | |||
1.19.3 | 22w42a | 引数<effect> がmob_effect 型ではなくresource 型の値を取るようになった。 | |||
1.19.4 | 23w05a | 引数seconds にinfinite 値を指定できるようになった。 | |||
開発中のJava Edition | |||||
1.20.5 | 24w05b | 引数<amplifier> の最大値が255から127になった。 | |||
24w06a | 引数<amplifier> の最大値が127から255に戻された。 | ||||
Pocket Edition | |||||
1.0.5 | alpha 1.0.5.0 | /effect が追加された。 | |||
alpha 1.0.5.3 | amplifier に負の値を設定できなくなった。 | ||||
Bedrock Edition | |||||
? | <seconds> 引数の最大値が32ビット符号付き整数の最大値(2,147,483,647)になったが、2040109465 以下の時のみステータス効果が付与されるようになった。 | ||||
1.16.200 | beta 1.16.200.52 | 持続時間の上限が1,000,000秒になった。 |