Minecraft のほとんどのゲームモードにおけるゲームプレイは、主にランダムに生成されたワールドで、様々な種類のブロックを追加・破壊することから成る。
これらのブロックを用い、プレイヤーは周囲の世界を操作し、構造物を建築し破壊することができる。Minecraft におけるゲームプレイは非常に開放的でガイドが存在しないので、プレイヤーは自分自身で目標を定め、それに沿ってゲームを遊ぶことができる。このよい例が、Minecraft におけるスポーツ、Spleefである。
ゲームモード[]
Minecraft の5種あるゲームモードは、サバイバル、クリエイティブ (Xbox 360 Editionではクリエイト)、アドベンチャー、スペクテイター[Java Edition限定][BEで追加予定]、そしてハードコア[Java Edition限定]である。
level.datファイルでは、サバイバルモードはgametype=0
、クリエイティブはgametype=1
、アドベンチャーはgametype=2
、スペクテイターはgametype=3
となっている。ハードコアはサバイバルに加えhardcore=1
(サバイバルとクリエイティブはhardcore=0
) となる。この知識を用いて、ワールドのlevel.datファイルを書き換えてゲームモードを変更すると言うハックに利用できる。コマンド/gamemode
によりゲームモードを変更することができる。例えば/gamemode creative
とすることでクリエイティブモードにする。
Java Editionでは、サーバーに対するオペレータ権限またはチートが有効になっているプレーヤーは、F3とF4を押してGUIを開くことができる。F4を押すと、/gamemode
で使用可能な4つのゲームモードを順に切り替えることができる。
Bedrock Editionでは、ゲームモードを変更するには、ゲームを終了してワールドの管理に移動し、クリエイティブまたはサバイバルのいずれかをタップし、チートが有効になっている場合はゲームに戻る。コマンドを使用してハードコアを設定することはできない。
サバイバル[]
このモードでは、プレイヤーは全ての素材を集めて、アイテムや道具をクラフトし、経験値を集める必要がある。体力、満腹度、防御力ゲージ、インベントリがあり、そして水中、窒息中[BE限定]、溶岩の中[BE限定]では酸素ゲージもある。もしハート(体力)がなくなったら、プレイヤーは死亡し、スポーン地点に戻る。死亡すると、プレイヤーは煙を出し、すべての経験値とアイテムを失い、死亡メッセージが表示される。最大リーチは5ブロックである。
クリエイティブ[]
プレイヤーは利用可能なほぼ全てのブロックやアイテムを無限に利用でき、破壊も一瞬で行える。プレイヤーは奈落に落ちない限り[Java Edition限定]傷つかず、体力、防御力、満腹度がなく、飛行能力を持つ。サバイバルモードには存在しないアイテム、例えばスポーンエッグも利用できる。プレイヤーはクリエイティブGUIからコマンドブロックを見つけることはできず、/give
や/setblock
コマンドでコマンドブロックを生成する必要がある。最大リーチは6ブロックである。
アドベンチャー[]
プレイヤーはレバー、ボタンなどのオブジェクトを操作することができ、Mobに攻撃することができる。しかし、CanDestroyデータタグのついた道具でしかブロックを破壊することができず、またCanPlaceOnデータタグのついたブロックしか配置することができないため、このモードはアドベンチャーマップに適している。最大リーチは5ブロックである。
ハードコア[]
このモードは、基本的にはサバイバルモードと同じように遊ぶことが出来るが、難易度は「ハード」固定であり、プレイヤーが死ぬと、そのワールドを諦める(タイトル画面に戻る)か、プレイヤーを恒久的にスペクテイターモードにするかの選択しかできない。
技術的には、ハードコアはゲームモードでは無くゲームモードの修飾子である(そのため、ハードコアを/gamemode
コマンドで有効・無効にすることはできない)。しかし、チートなしでは、「ハードコア・サバイバル」のみが存在する。「ハードコア・クリエイティブ」を得るには、ゲームワールドを外部ツールにより書き換えるか、LANに開放して、チートをオンにする必要がある。見た目上「ハードコア・クリエイティブ」と「非ハードコア・クリエイティブ」に違いはないが、これはクリエイティブモードでの「死」は奈落への落下と/kill
コマンド以外にないためである。そのため、通常「ハードコア」は「ハードコア・サバイバル」を指す。マルチプレイでは、死んだプレイヤーはスペクテイターモードになり、他の全てのプレイヤーはサバイバルモードのままである。ハードコアモードのシングルプレイワールドは、ワールド選択画面のゲームモード欄に「ハードコアモード!」と赤色で示される。
スペクテイター []
このゲームモードは1.8で実装された。スペクテイターモードでは、プレイヤーはブロックを通り抜けたり、他のエンティティを左クリックしてそのエンティティの視点を見たりすることができ、他のスペクテイターを除くすべてのプレイヤーやMobからは見えなくなる。プレイヤーはブロック、エンティティ、それらのインベントリを操作できない。3人称モードでは、身体のない半透明の頭が浮かんでいるように見える。プレイヤーは、クリエイティブモードでの飛行とは異なり、マウスホイールを使用して飛行速度を調整できる。
ゲームモードの特性一覧[]
以下はそれぞれのゲームモードで対応している特徴を簡単にまとめたものである。
※「LANに公開」などの裏技の使用は考えないとする。
特徴 | サバイバル | クリエイティブ | アドベンチャー | ハードコア | スペクテイター |
---|---|---|---|---|---|
プレミアムアカウントなしでのプレイ(デモモード) | 制限付き[脚注 1] | 不可能 | 不可能 | 不可能 | 不可能 |
マルチプレイ | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
クラフト | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 |
精錬 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 |
醸造 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 |
エンチャント | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 |
インベントリ | 存在する | 存在する | 存在する | 存在する | 限定的[脚注 2] |
体力 | 存在する | 非表示[脚注 3] | 存在する | 存在する | 非表示[脚注 3] |
死亡後のリスポーン | 可能 | 可能 | 可能 | スペクテイターモードのみ | 可能 |
ブロック設置/破壊 | 可能 | 可能 | 制限付き[脚注 4] | 可能 | 不可能 |
Mob | 存在する | 存在する | 存在する | 存在する | 限定的[脚注 5] |
無限のブロック | 限定的[脚注 6] | 可能 | 不可能 | 限定的[脚注 6] | 不可能 |
昼夜サイクル | 存在する | 存在する | 存在する | 存在する | 存在する |
チート | デフォルトでは不可能だが、変更可能 | デフォルトでは可能だが、変更可能 | デフォルトでは不可能だが、変更可能 | 不可能 | デフォルトでは可能だが、変更可能 |
難易度 | 変更可 | 変更可 | 変更可 | 固定(ハード) | 変更可 |
満腹度 | 存在する[脚注 7] | 存在しない | 存在する[脚注 7] | 存在する | 存在しない |
Bedrock Editionでの使用 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可能 | 試験的[脚注 8] |
ブロックの通り抜け | 不可能 | 不可能 | 不可能 | 不可能 | 可能 |
- ↑ デモモードではサバイバルモードのみをプレミアムアカウントなしでプレイできるが、これにはいくつかの制限がある。
- ↑ スペクテイターモードでもインベントリ自体は存在する。ただし、それらのアイテムを掴んで別の枠へ移動することはできない。
- ↑ a b クリエイティブモードやスペクテイターモードでも、体力という概念は存在するがGUIには表示されない。奈落に落ちればそれを確認できるだろう。
- ↑ アドベンチャーモードでは、ブロックは
CanDestroy
NBTタグを持つアイテム/道具でのみ破壊でき、プレイヤーの拳で破壊することはできない。 同様に、ブロックの設置にはCanPlaceOn
NBTタグが必要がある。 - ↑ ワールドにスペクテイターモードのプレイヤーしかいない時は、新たにMobがスポーンすることはない。ただし、既存のMobは消えることなく残る。[要検証]
- ↑ a b サバイバルでは、木、丸石、水などの特定の再生可能資源を無限に入手できる方法がある。加えて、広大なワールド領域により労力を払えば何でも十分に賄えるだろう。
- ↑ a b 満腹度システムが実装されているが、難易度がハードモードに設定されている場合のみプレーヤーを殺しピースフル上のプレーヤーには影響を与えない。
- ↑ 現時点では、「試験的な機能」で有効にした場合にのみ利用できる。ベータ版のため自己責任で。