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この記事では、開発が停止されたサーバーソフトウェアについて説明しています。アイテムについては「バケツ」を、その他の非公式サーバーソフトウェアについては「カスタムサーバー」を、公式サーバーソフトウェアについては「サーバー」を、Mojang 提供の有料レンタルサーバーについては「Realms」をご覧ください。
カスタムサーバー
Bukkit logo
作者

Bukkit Team

開発者

Mojang Studios

プラットフォーム

JRE

開発言語

Java

最新バージョン

Bukkit #1807
CraftBukkit #3095

公開日

2011年1月2日(発表)

サイズ

Bukkit - MB 4.7 (Build 1807)
CraftBukkit - 19.5 MB (Build 3095)

ライセンス

GPLv3 / LGPLv3

ソースの利用

不可

互換性のあるバージョン

1.7.9 (1.7.10 in latest dev builds)

ネザーのサポート

あり

リンク

ウェブサイト フォーラム

Bukkitは、マルチプレイ専用のプラグインの作成を容易に実現するため考案、開発された、オープンソースのツール群である。開発当初は hey0 によるModをマルチプレイに対応させることを目的としていた。Bukkit に携わった一部の開発者は hey0 の Mod に関わりを持っていたため、いくつかの共通点が見られる。しかし、hey0 が作成した Mod は、Bukkit Application Programming Interface (API) を使用するように書き換えなければならなかった。Bukkit はもともと、CraftBukkit と Bukkit に分け、Bukkit サーバーの実行ファイルとその API に分割することが構想されていた。双方のコードを共存させるためである。その後、特定のサーバーコマンドを CraftBukkit 内ではなくプラグインとして開発するために ScrapBukkit が作成され、それに応じたツールも同時に開発されている。開発停止となっている今でもMojangが公式 API をリリースするまでの SMP ツールとして十分用いることができる[1]

開発陣の中でも、EvilSephDinnerboneはとても優れた開発者であり、Jeb曰く Bukkit の開発は Mojang とともに取り組んでいたようだ[2]

MineCon 2011では、新パネルのデモンストレーションに加え Bukkit の Q&A セッション[3]が併催された[4]

2012年2月28日には、Bukkit Team が Mojang に吸収された。同時に、Minecraft サーバーソフトウェアの開発が強化され、Modding API 開発に支援することが発表されている[5]。後に、このプロジェクトはMojang がCurseから受けた内容だったことが雇用契約の際に明らかになった[6]

2014年9月3日現在、Bukkit Team 内の1人がDMCAへ削除依頼を要求したため、Bukkit のダウンロードページからコンテンツを入手することは不可能となっている[7][8][9]

また、Bukkit プラグインに互換性を持つSpigotが存在し、Bukkit の派生として引き継がれている。

日本国内においては、ブキットやバキットなどと称されることもある。

ツール[]

Bukkit[]

Bukkit プラグインを作成するための API として開発者に用いられた。

BukkitDev[]

Bukkit プラグイン用にリポジトリ。プラグイン一覧はこちらで維持されていた。

2011年10月11日に、BukkitDev への移行が正式に開始されたと発表された[10]

ChatBukkit[]

Bukkit Dev による公式プラグインだったが、HeroChat や Essentials などのプラグインの登場により打ち切りとなった。

CraftBukkit[]

Minecraft の SMP 向け サーバー Mod。これは、Bukkit プラグイン実行などの Bukkit API の呼び出しに対応するように、Minecraft の公式サーバー実行ファイルを改変したものであった。Bukkit サーバーを実行するには CraftBukkit が必要となる。

HomeBukkit[]

Bukkit Team による公式プラグインだったが、Essentials などのプラグインの登場により廃止された。

ScrapBukkit[]

give、take、teleport、time のサーバーコマンドを利用可能にする Bukkit プラグイン。Bukkit Team がサンプルとして開発したものである。

失踪・ライセンス騒動[]

2011年1月4日に hey0 は、hMod に関する開発を打ち切ることをフォーラムで明らかにした。彼が不在の状態では、当時の主流サーバー Mod である hMod の開発が継続できないからである。
しかし、hMod と Bukkit の両方は非公式な上、彼自身があまり活動を見せなかった結果、誤解が生じ炎上を招いてしまった[11]。彼に対し多くの人が腹を立てる中、一部では彼が Bukkit プロジェクトを密かに進行していると信じるものがいたがその願いは通じず、hMod が打ち切りになってから1週間以上 Bukkit が更新されなかったため状況はさらに悪化した。
そんな中、SMP バージョン1.2の大型アップデートがリリースされ、それまでに存在していたプラグインではこのバージョンでの SMP サーバーの実行が不可能に。MCAdmin への使用に切り替える他ない状態となった[12](MCAdmin とは、Doridian が開発していた hMod と並ぶサーバー Mod である。Doridian はあるユーザーに怒りを持っていたためプラグインにバックドアを仕込み、それが発覚し激しく非難された[13])。
Bukkit Team はライセンスの問題でウェブページ上にダウンロードリンクを設置しなかったことにより悪状況が改善されることはなかったが[14]、Bukkit を GPL、CraftBukkit を LGPL のライセンス下でリリースすることを予定していた。しかしこれは Mojang AB 所有のコードベースに Bukkit プロジェクトは依存しているため、法的にグレーな提案だった。同年1月19日にライセンス問題について議論するべく Bukkit のメンバーが Mojang と直接ミーティングを行ったが、そのことについては十分に触れられないまま終わった[15](2011年6月の時点では、Bukkit と CraftBukkit は GitHub において GPL ライセンスが適用されている)。結果的に、GitHub のリポジトリに存在したプレビュービルドから第三者によって Bukkit がビルドされ、SMP 1.2 でサーバーが実行可能となったため一連の騒動はひとまず収拾がついた。

開発停止騒動[]

2014年8月21日に EvilSeph は、Mojang からの貧しい支援と Minecraft EULA の実施により Bukkit プロジェクトを中止すると発表した[16]。これに対し Mojang の従業員は、Mojang は過去に Bukkit を買収しているためEvilSeph が開発停止する権利はないと述べた[17][18]。間も無くJens Bergenstenは、金額は明かしていないが Mojang が Curse から本プロジェクトを買い取っていたことが確認された[19]。これはそれまで公表されていなかったことで、Mojang に雇用されていない Bukkit のメンバーも件の情報を開示しないことに同意していた。このことから、プロジェクトの所有者に関する論争が巻き起こされた[20][21]
Dinnerbone は後に、Mojang がプロジェクトを所有していることに重点を置き、プロジェクトの創設者としてErik Broesとともに開発を進めることを発表し、正式なプラグインAPIではないことも証明された[22][23]

Mojang AB のこれらの陳述に対し EvilSeph は次のように述べた。

EvilSeph Twitter

Yes, Mojang does own Bukkit. Them acquiring us was a condition to being hired. If Mojang want to continue Bukkit, I'm all for it :)
(訳: ああ、Bukkit は Mojang が持ってる。自分たちが得たのは雇われる条件だったのさ。でも Mojang が Bukkit を継続する気なら、それにすべてを尽くす。)

EvilSeph による Twitter

これからの Bukkit の可能性は未知数だが、Erik Broes によると、現在は Mojang がプロジェクトと GitHub リポジトリを管理しているそうだ[24]

プラグインAPI[]

Bukkit Team は、Mod 開発が可能になる公式の Minecraft アプリケーションを作成していると噂されている。サーバーでも使用でき、入手および配布は容易なものとなるとのことで、いつしかのアップデートでリリースされるとされている。[要出典]

Bukkitプラグイン[]

Bukkit のプラグインは、Java で記述されたサーバー Mod である。前述の BukkitDev リポジトリから入手できる。
初心者向けの開発チュートリアルが豊富にあるが、Java のプログラミング知識が必要となる。

外部リンク[]

脚注[]

  1. https://twitter.com/notch/status/60757958837022720
  2. https://twitter.com/jeb_/status/115709635629023232
  3. http://www.minecraftforum.net/news/335-bukkit-qa-at-minecon-part-2/
  4. https://youtube.com/watch?v=uXhTasEzUmQ
  5. http://www.mojang.com/2012/02/minecraft-team-strengthened/
  6. https://twitter.com/EvilSeph/status/502384952944885760
  7. http://dl.bukkit.org/dmca/notification.txt
  8. https://twitter.com/jeb_/status/507180458266746880
  9. http://forums.bukkit.org/threads/dl-bukkit-org-451-unavailable-for-legal-reasons.309284/
  10. http://forums.bukkit.org/threads/moving-to-bukkitdev-phasing-out-the-plugin-submissions-releases-forums.41022/
  11. "hMod thread - MinecraftForums" - このスレッドでは、hey0 に対する怒りが多く見られる
  12. "Re: MCAdmin still getting updated?" - MinecraftForums - Doridian について(あまり知られていないが、MCAdmin は Bukkit が広く普及する 1.2 まで存在したサーバー Mod である)
  13. "MCAdmin revision 109"
  14. "Where is my bukkit preview?" - EvilSeph
  15. "A meeting with Mojang Specifications" - EvilSeph
  16. "It's time to say..."
  17. https://twitter.com/jeb_/status/502380018216206336
  18. https://twitter.com/jeb_/status/502380571600121856
  19. https://twitter.com/jeb_/status/502380876584726529
  20. "So long and thanks for all the fish"
  21. https://pay.reddit.com/r/admincraft/comments/2e5yhj
  22. https://twitter.com/Dinnerbone/status/502381093731831808
  23. https://twitter.com/Dinnerbone/status/502389963606867968
  24. https://twitter.com/_grum/status/502381523241144320
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