オーバーワールド。Extreme Hillsバイオームが見える。
オーバーワールド(通常世界。The Overworld)はMinecraftにおける始まりの次元である。ゲーム中のすべての次元と同じく、オーバーワールドは水平方向に無限に広がる平面になっている (Xbox 360 Editionでは862×862ブロックに制限される。Pocket Editionでは地形生成は256×256ブロックに制限される-Ver.0.9.0以降は制限無し)。しかし中央から3千万ブロック離れると、全てのブロックは「偽のブロック」と化し、その上に立つことも弄ることもできなくなる。これはしばしばワールドの果てと呼ばれる。
オーバーワールドはゲーム内構造物が存在でき、雲の高さから岩盤(Bedrock)までを含み水平面のすべての方向に完全な3次元空間が拡張される。異なった標高、一般的なチャンクの形状、複雑な山や洞窟のシステムが作り出されるよう複数のノイズマップを作成する、秘密のプロセスによって生成される。
ゲーム内の多くのMobは、オーバーワールドに現れる。オオカミ(Wolf)、コウモリ(Bat)、ブタ(Pig)、ヒツジ(Sheep)、ウシ(Cow)、ムーシュールーム(Mooshroom)、ニワトリ(Chicken)、イカ(Squid)、ゾンビ(Zombie)、ヤマネコ(Ocelot)、スケルトン(Skeleton)、クモ(Spider)、村人、スパイダージョッキー(Spider Jockey)、ウィッチ(Witch)、エンダーマン(Enderman)、クリーパー(Creeper)、スライム(Slime)といったものは通常通り出現する。とても稀だが、ブタは雷に撃たれると、ゾンビピッグマン(Zombie Pigman)へと変化する。ゾンビピッグマンはネザーポータルのそばでも出現する。同様にクリーパーが雷に打たれると、帯電クリーパーへと変化するが、これもとても稀な出来事である。
ネザー(The Nether)のMob、ゾンビピッグマン、マグマキューブ(Magma Cube)、ウィザースケルトン(Wither Skeleton)、ブレイズ(Blaze)、ガスト(Ghast)など、はネザーポータル(Nether Portal)を通り抜け、オーバーワールドへ到来するかも知れない。逆にオーバーワールドのMobもネザーポータル経由でネザーへと至ることが可能である。エンダードラゴン(Ender Dragon)は、召喚(summon)するコマンドを使用しない限りオーバーワールドには存在しない。 (The End)
シード値(Seed)
Minecraft のワールドはあるランダムな値を初期値、即ちシード値として取る手続きによって生成され、オーバーワールドとネザーの地形全てがこの値によって作られていた。
同じシード値を用いると常に全く同じワールドが生成されることから、面白いワールドをプレイヤー間で共有することが出来るようになった。出現(Spawn)地点は 完全には 同じではないため、方向ではなく座標を基準にやり取りをするのが良いだろう。入力されたシードは整数に変換されるため,例えば'Glacier'という言葉は1772835215という値に対応し、どちらをシード値として入力しても全く同じワールドが生成される。
シード値の取捨選択では、多くの場合、プレイヤーのスポーン地点近くに有用な資源、要塞、ダンジョンなど特定の有用な構造物が生成されるといった基準に基づいている。それ以外の重要な構造物、廃坑(おそらくスイカの種やクモの巣の為)、村(おそらく余剰の小麦やジャガイモ、ニンジンの為) を探すためのシード値を好むプレイヤーも居る。要塞には中央からの最低距離が設定されているので、シード値選択の際には相対的に近いものが選ばれているだろう。
シード値はまた有用なバイオームが出現地点そばにあるものが選ばれる。特にキノコ島 (Mushroom Island) バイオームは、その地下ですらモンスターの居ない聖域になる。それ以外にもジャングル (Jungle) (原木やヤマネコ)、砂漠 (Desert) (砂や開けた地平線)、タイガ (Taiga) (オオカミや雪)、湿原 (Swamp) (地表のスライム)、そして山岳 (Extreme Hills) (エメラルド鉱石) は有用なバイオームである。
現在プレイ中のワールドのシード値を確認するには、コマンド /seed を入力する必要がある。
サイズ
Classic版とIndev版では,マップは"small" (128×128×64)、"normal" (256×256×64)、"huge" (512×512×64) の大きさで生成された。
Infdev版、Alpha版、Beta版では、それまでと比べれば無限の大きさといえるようになった。ワールドはチャンク(Chunk)と呼ばれる部分で構成され、プレイヤーが遠くを探索すればチャンクが自動的に生成され、理論的には無限に繋がっていく。実際には、技術的な理由(32bit整数の上限値[1])のため、ファーランド (ワールドの端に生成される奇妙な空間) を含めた、マップサイズは地球の表面積の約8倍、4,096,000,000 km2に制限される[2][3]。水平方向のサイズは広大だが、垂直方向には256ブロックの高さまでに制限される[4]。
マップ制限
Minecraft ワールドの端。3000万ブロックを超えた部分は「偽チャンク」になる
前述の通り、ワールドの大きさは Xbox 360 Edition では862×862ブロック、Pocket Edition では256×256ブロックに制限されている。以下はコンピューター版での話になる。
ワールドの大きさは、実際到達可能な領域に制限が加えられているため有限なる。/tpコマンドでテレポート可能なのはX/Z座標が±30,000,000未満の領域に制限され、この領域はブロックの設置・破壊、Mobの出現などが可能となる。これを越えた部分へとサバイバルやアドベンチャーモードで足を踏み入れると、奈落へと落下してしまう、実体のない「偽チャンク」が生成される。クリエイティブで飛ぶことで更に奥へと行くことが可能だ。しかし中央から±32,000,000ブロックを越えた瞬間、"Illegal Position" というメッセージが表示され、プレイが強制終了する。
ブロックが設置・破壊できる、実プレイで使用可能な領域は、空気をブロックとして数え、岩盤層から建築限界まですべて計上すると 2.30400 × 1017 ブロックとなる (バージョン1.5.2時点)。ワールド中央から大きく離れると様々なバグが発生する。このバグについてはファーランドを参照してほしい。
ワールドの限界、X/Z座標が±30,000,000を越えた部分には、実態は存在しない偽のチャンクになる。ここに立つことは不可能で、エンティティはすり抜けて奈落へと落下する。一見すると地形が存在するものの、樹木他の構造物は生成されず、Mobも出現しなくなる。土、草地、菌糸、砂、石、岩盤、水、溶岩のみが生成される。洞窟も生成されるものの、鉱石は存在しない。
生成
生成されるブロック
Dのマークがついたものは、ワールドにおいてそのブロックを完全に定義するのに更なる情報が必要な項目である。Iのマークがついたものは、インベントリ内のアイテムとしては別のIDを持つ項目である。Bのマークが付いたものは、インベントリに入るアイテムを完全に定義するのに追加の情報が必要な項目である。Tのマークが付いたものは、追加情報を書き込むための追加属性(Tile Entity)を保持する項目である。IDが赤のアイテムはゲーム中に正規の手段でプレイヤーのインベントリに入手することはできず、(インベントリエディタのような)"hacking"や、コマンド/giveを用いることによってのみ入手できる。クリエイティブモードのみで有効なアイテムは青で表記され、サバイバルモードではシルクタッチでのみ回収可能なブロックは緑で表記される。
自然発生するブロック
ワールドのシード値から生成されるものが含まれる。
| アイコン | 10進数 | 16進数 | ブロック |
|---|---|---|---|
| 00 | 00 | 空気(Air) | |
| ファイル:Stone.PNG | 01 | 01 | 石(Stone) |
| 02 | 02 | 草ブロック(Grass Block) | |
| 03 | 03 | 土(Dirt) | |
| 04 | 04 | 丸石(Cobblestone) | |
| 07 | 07 | 岩盤(Bedrock) | |
| 09 | 09 | 水源(Water,Stationary) D | |
| 11 | 0B | 溶岩源(Lava,Stationary) D | |
| ファイル:Sand.PNG | 12 | 0C | 砂(Sand) |
| 13 | 0D | 砂利(Gravel) | |
| 14 | 0E | 金鉱石(Gold Ore) | |
| 15 | 0F | 鉄鉱石(Iron Ore) | |
| ファイル:Coal (Ore).png | 16 | 10 | 石炭鉱石(Coal Ore) |
| 17 | 11 | 原木(Wood) D B | |
| 18 | 12 | 葉(Leaves) D B | |
| 21 | 15 | ラピスラズリ鉱石(Lapis Lazuli Ore) | |
| 24 | 18 | 砂岩(Sandstone) | |
| 31 | 1F | 草(Tall Grass) D B | |
| 32 | 20 | 枯れ木(Dead Bush) | |
| 37 | 25 | タンポポ(Dandelion) |
| アイコン | 10進数 | 16進数 | ブロック |
|---|---|---|---|
| 38 | 26 | バラ(Rose) | |
| 39 | 27 | 茶キノコ(Brown Mushroom) | |
| 40 | 28 | 赤キノコ(Red Mushroom) | |
| ファイル:Moss Stone.png | 48 | 30 | 苔石(Moss Stone) |
| ファイル:Monster Spawner.png | 52 | 34 | モンスタースポナー T |
| 56 | 38 | ダイヤモンド鉱石(Diamond Ore) | |
| 73 | 49 | レッドストーン鉱石(Redstone Ore) | |
| 78 | 4E | 雪(Snow) | |
| 79 | 4F | 氷(Ice) | |
| 81 | 51 | サボテン(Cactus) D | |
| ファイル:Clay (Block).png | 82 | 52 | 粘土ブロック(Clay (block)) |
| 83 | 53 | サトウキビ(Sugar Cane) D I | |
| 86 | 56 | カボチャ(Pumpkin) D | |
| ファイル:BrownMushroomCap.png | 99 | 63 | 巨大茶キノコ(Huge Brown Mushroom) D |
| ファイル:RedMushroomCap.png | 100 | 64 | 巨大赤キノコ(Huge Red Mushroom) D |
| ファイル:Vine.png | 106 | 6A | つる(Vines) D |
| 110 | 6E | 菌糸(Mycelium) | |
| 111 | 6F | スイレンの葉(Lily Pad) |
自然生成されるブロック
自然生成とは、プレイヤーが関わらず自然に新しいブロックを配置するようなイベントの組み合わせを示す。これらのうちいくつかはワールド生成の一部としても生成されるかもしれない。
| アイコン | 10進数 | 16進数 | ブロック |
|---|---|---|---|
| 00 | 00 | 空気 | |
| 02 | 02 | 草 | |
| 03 | 03 | 土 | |
| 04 | 04 | 丸石 | |
| 08 | 08 | 流水(Water, Flowing) D | |
| 10 | 0A | 溶岩流(Lava, Flowing) D | |
| 39 | 27 | 茶キノコ | |
| 40 | 28 | 赤キノコ |
| アイコン | 10進数 | 16進数 | ブロック |
|---|---|---|---|
| 49 | 31 | 黒曜石(Obsidian) | |
| 51 | 33 | 炎(Fire) D | |
| 78 | 4E | 雪 | |
| 79 | 4F | 氷 | |
| 81 | 51 | サボテン D | |
| 83 | 53 | サトウキビ D I | |
| ファイル:Vine.png | 106 | 6A | つる D |
| 110 | 6E | 菌糸 |
構造物
自然生成されるものと同様だが、オプション「構造物を生成する」を有効にしたときのみ生成されるブロック。
| アイコン | 10進数 | 16進数 | ブロック |
|---|---|---|---|
| 04 | 04 | 丸石 | |
| ファイル:Wooden Plank.png | 05 | 05 | 木材 |
| ファイル:WebBlock.png | 30 | 1E | クモの巣(Cobweb) |
| 35 | 23 | 黒色の羊毛(Wool, Black) D B | |
| 44 | 2C | ハーフブロック(Slabs) D B | |
| 47 | 2F | 本棚(Bookshelf) | |
| 50 | 32 | 松明(Torch) D | |
| 53 | 35 | 木材の階段(Wooden Stairs) D | |
| 54 | 36 | チェスト(Chest) D T | |
| 58 | 3A | 作業台(Crafting Table) | |
| ファイル:Crops.png | 59 | 3B | 種(Seeds) D |
| 60 | 3C | 耕地(Farmland) D | |
| 61 | 3D | かまど(Furnace) D T |
| アイコン | 10進数 | 16進数 | ブロック |
|---|---|---|---|
| 64 | 40 | 木のドア(Wooden Door) D I | |
| ファイル:Ladders.png | 65 | 41 | はしご(Ladder) D |
| ファイル:Rails.png | 66 | 42 | レール(Rail) D |
| 67 | 43 | 石の階段(Stone Stairs) | |
| 71 | 47 | 鉄のドア(Iron Door) D I | |
| ファイル:Wooden Pressure Plate.png | 72 | 48 | 木の感圧式スイッチ(Pressure Plate, Wooden) D |
| 77 | 4D | ボタン(Button) D | |
| 85 | 55 | フェンス(Fence) | |
| ファイル:Stone.PNG | 97 | 61 | シルバーフィッシュ入りの石レンガ(Monster Egg) D |
| ファイル:Stone Brick.png | 98 | 62 | 石レンガ(Stone Brick) D B (2) |
| 101 | 65 | 鉄格子(Iron Bars) | |
| 102 | 66 | 板ガラス(Glass Pane) | |
| ファイル:Moss Stone.png | 48 | 30 | 苔石 |
| 120 | 78 | エンドポータル (ブロック) (End Portal (block)) |
雪で縁取られたチャンク境界
チャンク
チャンクはマップを管理できるピースに分割するためNotchが用いた仕組みである。幅16、奥行き16、高さ256ブロックの大きさがあり、65,536個のブロックを含む。描画距離(render distance)を調整することでメモリーに読み込まれるチャンク数が変更でき、25から1089までの幅になる。読み込まれているチャンクでのみスポーン(Spawning)、デスポーン(despawning)、成長、液体の移動、プレイヤーとのやり取りが発生する。あるチャンクから一定の距離離れるとそのチャンクはメモリーから開放されるが、データが削除されるわけではない。従って、その領域に再度近づくと、以前に変更のあった箇所は変更されたままになっている。
バイオーム(Biome)
オーバーワールドは(チャンクの他に)もう一つ、複数のバイオームによって区分けされている。バイオームごとに地表の物理的様相や全体的な見た目が変わる。また出現するMobの種類や、天候の振る舞いにも影響する。 各バイオームは様々な大きさで、それぞれ固有の特徴を持っている。例えば、森林(Forest)バイオームには多くの木々があり、雪の降るバイオームには雪や氷がある。 "無限"とされるワールドにも終わりは存在する。30,000,000ブロックから先の領域は、実体のない偽チャンクとなり、ブロックの物理は作用しなくなる。そこに入ろうとすると、幻の地形を通り抜けることが可能なクリエイティブモードでない限り、奈落へと落下するだろう。ここが Minecraft ワールドの事実上の「果て」である。
クリエイティブモードでそこを越えて飛ぶことも実際可能だ。それでも32,000,000ブロックを越えると、"Illegal position" (位置不正) エラーによりゲームが終了する。
Beta 1.8より前は、ワールドの端 (現在よりもかなり狭い) に、地形のゆがみが生成されていた。プレイヤーが世界の果てまで行くと、過剰に大きなラグと深刻に歪んだワールドが体験された。この地域、ファーランドはBeta 1.8での地形生成のコードの変更の際に削除された。
歴史
以下のものに加え、新たな要素が追加されるとオーバーワールドの生成にも変化が加わっている。
| Java Edition Infdev | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| Infdev当初 | ワールドが無限になった。これ以前は有限だった。 | ||||
| Java Edition Alpha | |||||
| 1.2.0 | バイオームが追加された。ワールドの生成が大幅に変更された。 | ||||
| 1.2.3 | F3キーでデバッグ画面の表示をトグル切り替えできるようになった。これによりプレイヤーのいる場所の正確な座標が表示されるようになった。 | ||||
| 1.5 | 雨が追加された。 | ||||
| Java Edition Beta | |||||
| 1.3 | ワールドのシード値を指定するオプションが追加された。 | ||||
| 1.7 | デバッグ画面に'f'値が追加された。プレイヤーの向いている (だいたいの) 方角を示す。 | ||||
| 1.8 | 現在のワールドのシード値がF3画面に追加された。 | ||||
| バイオームに追加・変更・削除が行われた。 | |||||
| 動物はワールド生成時に一緒に生成され、その後の出現数が減らされた。 | |||||
| 1.9pre4 | コンパスと時計の針がネザーやエンドでくるくる回るようになった。 | ||||
| Java Edition | |||||
| 1.2.1 | 12w07a | Anvilファイルフォーマットにより高さ方向に256に拡張された。 | |||
トリビア
- ワールドのシードは、http://seedscope.net のように色々な手段でlevel.datから取り出すことができる。プレイ中の画面でF3を押すことで、ゲーム中でも確認することができる。
- 削除されたワールドのファイルが、時にハードディスク内の削除されていないワールドに異常を来たすようなバグがある。もし新規ワールドを同じ名前で作るのなら、プログラムが古いファイル、すなわち古いマップの一部を新たに生成する代わりに再使用する。
- Minecraftワールドは32000000から-32000000まで広がるので、総計104京8,576兆 (1,048,576×1012) ブロックになる。