エンチャントテーブル(英:Enchanting Table)は、プレイヤーの経験値を使用して道具、武器、本、防具、その他の特定アイテムをエンチャントするためのブロックである。
入手[]
破壊から[]
エンチャントテーブルの回収にはツルハシが必要。ツルハシを使わずに破壊するとなくなってしまう。なお黒曜石とは違い、木のツルハシからでも回収できる。
ブロック | エンチャントテーブル | |
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硬さ | 5 | |
回収道具 | ||
採掘時間[注釈 1] | ||
デフォルト | 25 | |
木 | 3.75 | |
石 | 1.9 | |
鉄 | 1.25 | |
ダイヤモンド | 0.95 | |
ネザライト | 0.85 | |
金 | 0.65 |
クラフトから[]
材料 | クラフトのレシピ |
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本 + ダイヤモンド + 黒曜石 |
用途[]
アイテムは、エンチャントテーブルを使い、アイテムを入力スロットに、ラピスラズリ1~3個を献身スロットに入れることでエンチャントできる。アイテムの設置時には、(疑似的に)乱数化された選択肢が3つGUIの右側に現れる。ここでの文字はエンチャントには影響しないが、表示されたエンチャントにカーソルを合わせると適用されるエンチャントが1つ表示される(モバイルでは、プレイヤーはラピスラズリを入れる前にエンチャントをタップでき、放す前にエンチャントを保持できる)。プレイヤーの現在のレベル以下のレベルと、エンチャントテーブルに置いたラピスラズリの数以下のラピスラズリが必要な選択肢しかない。それぞれの選択肢は必要な経験値の数に応じてランダムにアイテムにエンチャントを付与する(例えばレベル10のエンチャントはツルハシに「効率強化Ⅱ」のエンチャントを与える);実際のレベルコストや必要なラピスラズリの数に影響はない。
プレイヤーはエンチャントを得るのに必要な以上の経験値を持っていなければならないが、プレイヤーから減る経験値の数はラピスラズリの必要数と同じである。例えば、3番目のエンチャントが30~50の経験値のエンチャントだとしても、プレイヤーは経験値が30以上必要だが経験値3レベルとラピスラズリ3つしか消費しない。
必要な経験値は、アイテムに付与されるエンチャントの量、種類、レベルに影響し、経験値が高いと一般的により多くのより高レベルのエンチャントとなる。とはいえ、かなりのランダム要素があり、最大であるレベル30のエンチャントであっても複数のエンチャントが保証されているわけではなく、またエンチャントが「最大の力」を発揮するわけでもない(例えば、レベル30のエンチャントでも幸運Ⅱや効率強化Ⅲが単独で得られることもある。
エンチャントレベルを増やすには、本棚をエンチャントテーブルの横に置き、かつその間に1ブロックぶんの空間(空気)を挟んでおく必要がある。松明のような透過ブロックであっても、エンチャントテーブルと本棚の間にブロックを置くとエンチャントテーブルが本棚と繋がらなくなるので注意。
前述のレベル30のエンチャントを付与するためには、合計15個の本棚をエンチャントテーブルの周りに置く必要がある。これに関する詳しい情報はエンチャントの仕組みの記事を参照。
さらに道具だけでなく本もエンチャントできる。これにより、金床による合成の材料になるエンチャントの本が作り出せる。
エンチャントに[]
エンチャントテーブルの主な用途は、アイテムをエンチャントすることである。ハサミ[Bedrock Edition限定]、火打石と打ち金、ニンジン付きの棒、歪んだキノコ付きの棒、盾、カボチャ、Mobの頭、リード、馬鎧を除くすべての道具及び防具をエンチャントすることが可能;これらすべて(リードと馬鎧を含む)は代わりに金床や適切なエンチャントの本を使ってエンチャントできる。
本棚がエンチャントテーブルの隣に置かれると(間に空気を1ブロック挟んで)最大エンチャントレベルが増える。最大エンチャントレベルの30を得るにはエンチャントテーブルの周りに本棚を15個置く必要がある。より詳しい情報はエンチャントの仕組みの記事を参照。
光源として[]
エンチャントテーブルは明るさレベル7の光を発する。
標準銀河系アルファベット[]
本棚からエンチャントテーブルへと浮かんでいる難解な暗号や、エンチャントテーブルのインターフェースの不可解なルーン文字は標準銀河系アルファベットで書かれており、これはコンピューターゲームシリーズCommander Keenで使われている単純なアルファベットの置換符号である。
難解な暗号は、ビデオ設定の「パーティクル」が「最小」に設定されていると見ることができない。
インターフェースに見られる不可解なルーン文字は以下の単語の一覧の中からランダムに構成される:
- air(空気)
- animal(動物)
- baguette(フランスパン)
- ball(球)
- beast(獣)
- berata
- bless(祝福)
- cold(冷たい)
- creature(生物)
- cthulhu(クトゥルフ)
- cube(立方体)
- curse(呪い)
- darkness(闇)
- demon(悪魔)
- destroy(破壊する)
- dry(乾いた)
- earth(地球)
- elder(年配の)
- elemental(初等の)
- embiggen(大きくする)
- enchant(エンチャント)
- fhtagn〔ルルイエ語〕
- fiddle(擦弦楽器)
- fire(炎)
- free(自由な)
- fresh(新鮮な)
- galvanize(電気刺激する)
- grow(育つ)
- hot(熱い)
- humanoid(人間もどき)
- ignite(発火)
- imbue(洗脳する)
- inside(中に)
- klaatu(クラトゥ)
- light(光)
- limited(有限の)
- mental(精神の)
- mglwnafh〔ルルイエ語〕
- niktu
- of(の)
- other(他の)
- phnglui〔ルルイエ語〕
- physical(身体の)
- range(範囲)
- rlyeh〔ルルイエ語〕
- scrolls(巻物)
- self(自身)
- shorten(短くする)
- shrink(縮む)
- snuff(嗅ぎタバコ)
- sphere(球)
- spirit(魂)
- stale(古い)
- stretch(伸ばす)
- the(その)
- towards(の方へ)
- twist(捻る)
- undead(不死の)
- water(水)
- wet(濡れた)
- wgahnagl〔ルルイエ語〕
- xyzzy〔テキストエディタ〕
3から5語が一覧から選ばれてたがいに追加され、標準銀河系アルファベットに表示される。時々選ばれた単語がたまたまブレイズやエルダーガーディアンなどのMobを指すこともあるが、選ばれた単語はランダムで純粋に装飾である;アイテムに適用されるエンチャントとは何の関係もなくエンチャントされたアイテムにも保存されず(呪文の正体については何の情報も与えないということ)、エンチャントテーブル上にのみ表示される。費用とエンチャントの1つのみが知れる。
カスタム名に[]
既定ではエンチャントテーブルのGUIは「エンチャント」となっているが、この名前は、置く前に金床でエンチャントテーブルを改名するか、/data
コマンドを用いてCustomName
タグを変更することでカスタマイズできる[Java Edition限定]。
データ値[]
エンチャントテーブルは minecraft:enchanting_table
のID名、及び116のデータ値を有している。
ブロックエンティティ[]
- ブロックエンティティデータ
- すべてのブロックエンティティに共通するタグ
- CustomName: 任意で可能。コンテナの名前。デフォルトの名前に代わり、GUIに表示される。
実績[]
アイコン | 実績 | ゲーム内での説明 | 実際の条件(異なる場合) | 得られるゲーマースコア | トロフィーの種類(PS) | |
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エンチャンター | エンチャントテーブルを作ろう。 | 作業台からエンチャントテーブルを取り出す | 20G | ブロンズ |
進捗[]
アイコン | 進捗 | ゲーム内での説明 | 前提条件 | 実際の条件(異なる場合) | 名前空間ID |
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エンチャントの使い手 | エンチャントテーブルでアイテムをエンチャントする | ダイヤモンド! | — | story/enchant_item
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トリビア[]
- エンチャントテーブルは高さが3⁄4ブロックである。
- エンチャントテーブルを氷の上に置いてその上を歩くと、氷同様に滑る。[Java Edition限定][要検証]
- 大部分が黒曜石からできているにもかかわらず、エンダードラゴンによる破壊への耐性はない。これはMojang Studiosが意図的に確認している。[1]
- エンチャントテーブルは実は本棚から放出される暗号を生成している。これらの暗号はエンチャントテーブルの中で生成され、そのほとんどがすぐ本棚に移動される。しかし、簡単に描画するため移動はかなり遅い。本棚に入ったり出たりする暗号はいつも同じ"文字"であるが、本棚に移動する暗号は黒色である。
- 材料に4個の黒曜石が含まれているためか爆発耐性が6000もあり、TNT で破壊することはできない。
- エンチャントテーブルの高さは半ブロックとブロックの中間であるため、半ブロックやトラップドアの代わりとしてTNTキャノンの範囲拡張に使える可能性がある。
- 光源ブロック(グロウストーンや明かりがついたレッドストーンランプなど)を置き、その上にエンチャントテーブルを置くと光は透過される。
- プレイヤーが透明状態であってもエンチャントテーブルはプレイヤーを察知し、その本を開く。
- "klaatu berata niktu" というフレーズは1951年公開の映画「The Day The Earth Stood Still(地球が静止する日)」から引用されている。
ギャラリー[]
Pocket Edition での UI。
脚注[]